宮澤防衛大臣政務官のスリランカ・モルディブ訪問(概要)

平成28年12月
防衛省

 12月19日から23日の間、スリランカ及びモルディブを訪問した宮澤防衛大臣政務官は、それぞれの国で国防関係者等と会談・表敬を行ったところ、概要以下のとおり。

1.ウィジャヤワルダナ・スリランカ国防担当国務大臣

 双方は、地域情勢や二国間の防衛交流等につき意見交換を実施し、海洋安全保障分野をはじめとする防衛協力を一層促進することで認識を共有した。また、宮澤政務官からは、我が国の海賊対処部隊等が寄港した際のスリランカ側による様々な支援に感謝の意を表明し、先方からは、日本の防衛省政務レベルによる初めての訪問が二国間関係の更なる強化をもたらすものとして謝意が表明された。双方は、今般の宮澤政務官の訪問を契機として今後両国防衛当局間で実務レベルの対話を開始し、双方の幅広い分野・レベルで防衛交流・協力を促進すべく議論を進めていく方針で一致した。

2.シリセーナ・スリランカ大統領

 宮澤政務官はシリセーナ・スリランカ大統領を表敬し、我が国がシーレーンの要衝に位置するスリランカとの関係を重視している旨を伝えた。シリセーナ大統領からは、これまで日本がスリランカで行ってきた、幅広い分野の支援に対し謝意が表明されるとともに、今次訪問により両国関係が更に強化された旨の認識が示された。双方は、航行の自由と安全の確保の重要性について再確認すると同時に、今後とも海洋安全保障の分野で緊密に協力していくことで一致した。また、シリセーナ大統領からは、防衛当局間の緊密な連携について支持する旨の発言があった。

3.シャリーフ・モルディブ国防大臣

 双方は、地域情勢や二国間の防衛交流等につき意見交換を行った。宮澤政務官は、我が国自衛隊部隊が様々な任務の際にモルディブに寄港し支援を受けていることについて感謝の意を表明するとともに、2017年に日モルディブ外交関係樹立50周年を迎えることを踏まえて、防衛当局間でも二国間関係を更に深化させたいとの意向を伝え、シャリーフ国防大臣からも、両国間でコミュニケーションを深めていくことが重要であるとの発言があった。

4.シヤム・モルディブ国軍司令官

 双方は、地域情勢や両国が直面する安全保障上の課題、二国間の防衛交流の可能性等につき意見交換を実施するとともに、両国間の人的交流を推進すること及び海洋安全保障分野における協力と交流を一層促進させることで一致した。シャム国軍司令官からは、今回が初めてとなる防衛省政務レベルの訪問に対し歓迎の意が表明され、宮澤政務官から国連平和維持活動や海賊対処活動に従事する航空機及び艦艇によるモルディブへの寄港や、これに合わせた親善訓練の実施を通じた部隊間交流が継続していることへの謝意を伝えつつ、引き続きの支援を要請した。また、双方は、国際会議等の機会を捉えて2国間の対話の機会を増やしていくことで一致した。

5.アーシム・モルディブ外務大臣

 アーシム外務大臣から日・モルディブ2国間関係の進展と日本からの様々な支援について感謝の意が表されるとともに、宮澤政務官から今回の訪問が防衛省政務レベルとしては初の訪問であり今後の防衛交流・協力の進展の契機としたいとの希望を伝えた。また、宮澤政務官から、政務レベルだけでなく実務・部隊レベルでの交流も進めていきたい旨伝え、アーシム外務大臣からは、艦艇・航空機の寄航の際の部隊間交流や実務レベルでの専門的な知見の共有なども含め、両国間の防衛交流・協力の進展を期待する旨の発言があった。

(了)