防衛大臣のパキスタン訪問

ムシャラフ大統領との会談及び、アジーズ首相との会談及び、イクバール国防大臣との会談を実施しました。

ムシャラフ大統領と会談を行う防衛大臣(平成19年8月22日(水))

ムシャラフ大統領と会談を行う防衛大臣(平成19年8月22日(水))


ムシャラフ大統領との会談(結果概要)

平成19年8月24日

 小池防衛大臣(総理特使)は、8月22日(水)昼(現地時間)、パキスタン陸軍参謀長公邸において、ムシャラフ大統領と約30分間の会談を行ったところ、概要以下の通り。なお、安倍総理からムシャラフ大統領あて親書を手交した。

1.テロとの闘い

 小池大臣より、我が国としては、テロとの闘いにおける国際的な連帯を重視しており、パキスタンがテロとの闘いに全力で取り組んでいるということについて評価をし、インド洋においてパキスタン海軍とわが国海上自衛隊の艦艇が緊密に協力しながら海上阻止活動に取り組んできたことは喜ばしい、この活動の根拠となる法律は11月に期限を迎えるが、わが国として「テロとの闘い」に積極的かつ主体的に寄与していきたいと考えている旨発言。
 ムシャラフ大統領より、我が国のインド洋における活動がパキスタンとして不可欠なものとして高く評価しており、日本とも共通の利益があり、是非とも今後とも活動を継続していただきたい旨発言。
 さらに、同大統領より、テロとの闘いはパキスタンのみならず地域と世界の平和のために重要であり、パキスタンはコミットし続ける旨発言するとともに、アフガニスタンの問題は、軍事のみならず政治経済面による解決が必要であり、解決には時間を要する旨、先日参加したアフガン・パキスタン大会議(ジルガ)は共同宣言が出される等良い会合であった旨発言。

2.パキスタンへの支援

 ムシャラフ大統領より、日本からの投資や経済協力などの支援には強く感謝しているとともに、日本からのさらなる支援をお願いする旨発言。  小池大臣より、日本として、パキスタンの安定的発展を支援すべく、本年度の支援を大幅に増額することを検討中とした上で、日本として何が出来るか検討したい旨発言。さらに、パキスタンの民主化定着の重要性に鑑みUNDPに対して投票箱等の調達のため約350万ドル拠出した旨紹介、ムシャラフ大統領より、支援に感謝するとともに選挙は公正かつ透明性をもって実施される旨発言。

3.二国間関係

 小池大臣より、2005年のカシミールにおける地震の際には陸空自衛隊を派遣した旨紹介、ムシャラフ大統領より、感謝の意を表するとともに、その際に面会した自衛隊員に強い印象を受けた旨発言。


アジーズ首相と会談を行う防衛大臣(平成19年8月22日(水))

アジーズ首相と会談を行う防衛大臣(平成19年8月22日(水))


アジーズ首相との会談(結果概要)

平成19年8月24日

 小池防衛大臣(総理特使)は、8月22日(水)午後(現地時間)、パキスタン首相府において、アジーズ首相と約50分間の会談を行ったところ、概要以下の通り。

1.テロとの闘い

 小池大臣より、我が国としては、テロとの闘いにおける国際的な連帯を重視しており、パキスタンがテロとの闘いに全力で取り組んでいるということについて評価をし、インド洋においてパキスタン海軍とわが国海上自衛隊の艦艇が緊密に協力しながら海上阻止活動に取り組んできたことは喜ばしい、この活動の根拠となる法律は11月に期限を迎えるが、わが国として「テロとの闘い」に積極的かつ主体的に寄与していきたいと考えている旨発言。
 アジーズ首相より、日本が洋上補給活動を中止するということは、国際社会全体のテロとの闘いに向けた努力にネガティブなメッセージを送る可能性があることが懸念される、日本のような主要国がテロとの闘いにコミットしていくことが重要である旨発言。また、テロとの闘いにおいては、パキスタンもテロとの闘いに大きな代償を払っているが、パキスタンとしてはこれからもテロとの闘いにはコミットしていく、そのため、日本もしっかりコミットして欲しい旨述べた。

2.パキスタンの国防政策

 アジーズ首相より、最小抑止戦略、核政策等につき紹介。


イクバール国防大臣と会談を行う防衛大臣(平成19年8月22日(水))

イクバール国防大臣と会談を行う防衛大臣(平成19年8月22日(水))


日・パキスタン防衛相会談(結果概要)

平成19年8月24日

 小池防衛大臣は、8月22日(水)午前(現地時間)、パキスタン国防省において、イクバール国防大臣と約30分間の会談を行ったところ、概要以下の通り。なお、防衛大臣が、パキスタンを訪問するのは今回が初めて。

1.テロとの闘い

 小池大臣より、インド洋においてパキスタン海軍とわが国海上自衛隊の艦艇が緊密に協力しながら海上阻止活動に取り組んできたことは喜ばしい、この活動の根拠となる法律は11月に期限を迎えるが、わが国として「テロとの闘い」に積極的かつ主体的に寄与していきたいと考えている旨発言。
 イクバール国防大臣より、パキスタンは、テロとの闘いに参加しており、パキスタンにとって日本のテロ特措法の延長は極めて重要であり、日本のテロ特措法の延長による支援なしにはパキスタンが継続することは困難である旨発言。

2.両国関係

 イクバール国防大臣も両国の間では事務レベルの対話が行われてきており、更に制服のハイレベルの交流が実施されていることに言及。信頼醸成は地域の安全保障に貢献するものであるとして、これに同意。
 これに対し、小池大臣より、実務レベルでの交流の進展、パキスタン国防大学への留学生派遣について言及しつつ、今回の訪問を機会に日・パキスタンの交流を積極的に進めていきたい旨発言。さらに、小池大臣より、このような人的交流や政府間の交流、更にはインド洋における活動を通じた協力を積み重ねることで日・パキスタン防衛交流を将来に向けて更に実質的なものにしたい旨発言。