日印防衛相会談(概要)

2019年11月30日
防衛省

 2019年11月30日(土)午後4時06分から約50分間(現地時間)、インドを訪問中の河野防衛大臣は、シン印国防大臣との間で日印防衛相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭

 シン大臣から、日本は最も親しいパートナー国の一つ、日印関係はアジアの安定にとって重要であり、今後とも日印防衛協力を更に強化していきたい旨発言があった。これに対し、河野大臣からは、「自由で開かれたインド太平洋」ビジョンに基づき、日印防衛協力を更に深化させたい旨述べた。

2.日印防衛協力・交流

  1. (1)両大臣は、ACSAの交渉が大幅に進展していることを歓迎し、総理訪印に向けて作業を加速させていくことで一致した。
  2. (2)シン大臣から、日印間では陸、海、空の三軍種すべてにおける共同訓練が実施されており、来年は初の戦闘機による日印共同訓練を調整中であることを歓迎する旨発言があった。これに対し、河野大臣からは、日本が戦闘機による共同訓練を実施するのはインドが4か国目であり、同訓練の実現は日印防衛協力の重要性を象徴するものである旨述べた。
  3. (3)河野大臣から、日印の防衛装備・技術協力は、二国間の防衛関係をより一層強化する上で重要である旨述べ、両大臣は、装備当局間の定期協議を継続するとともに、UGV/ロボティクスの分野での共同研究について、具体的な成果を出していくため、引き続き連携していくことを確認した。
  4. (4)シン大臣からは、昨年締結した海軍種間の協力の深化に係る実施取決めに基づき、海上自衛隊とインド海軍との間で、船舶情報を含めた情報交換の運用が開始されたことを歓迎する旨発言があり、河野大臣からは、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けた取組のため、引き続きインド海軍との情報共有を進めていきたい旨述べた。
  5. (5)両大臣は、若手士官等による教育交流を継続していくことや、能力構築支援を通じたインド太平洋地域の各国との協力を日印で連携して実施する可能性を検討することで一致した。
  6. (6)河野大臣から、普遍的価値及び「自由で開かれたインド太平洋」という考え方を共有する日印米豪4か国で防衛当局間での協力を実施することは、有意義であるとの認識を示した。

3.結語

 両大臣は、引き続き実施される日印外務・防衛閣僚級会合(「2+2」)に先立ち、防衛当局間で実りある議論ができた旨歓迎するとともに、防衛協力を深化させるため、引き続き緊密に連携することで一致した。

(了)