弾道ミサイル防衛(BMD)について

 わが国は、弾道ミサイル攻撃などへの対応に万全を期すため、平成16年度から弾道ミサイル防衛(BMD:Ballistic Missile Defense)システムの整備を開始しました。

 現在までに、イージス艦への弾道ミサイル対処能力の付与やペトリオット(PAC-3:Patriot Advanced Capability-3)の配備など、弾道ミサイル攻撃に対するわが国独自の多層防衛体制の整備を着実に進めています。

 また、我が国を常時・持続的に防護できる能力を抜本的に向上させるため、平成29年12月19日、国家安全保障会議及び閣議により、陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)2基の導入等を決定しました。

BMD整備構想・運用構想(イメージ図)

BMD整備構想・運用構想(イメージ図):弾道ミサイル発射、ブースト段階 発射後、ロケットエンジンの燃焼が終了し、加速している段階で、探知・識別・追尾し、ミッドコース段階 ロケットエンジンの燃焼が終了し、慣性運動によって宇宙空間(大気圏外)を飛行している段階になり、航空自衛隊 警戒管制レーダー(FPS-5、FPS-3改)が、海上自衛隊 イージス艦・BMD統合任務部隊指揮官 航空総隊司令官・自動警戒管制システム (JADGE)に連動し、ターミナル段階 大気圏に再突入して着弾するまでの段階には、航空自衛隊 ペトリオット PAC-3で迎撃する。

※ わが国の弾道ミサイル防衛の詳細については、『令和元年版防衛白書(第Ⅲ部第1章第2節島嶼(とうしょ)部を含むわが国に対する攻撃への対応 2ミサイル攻撃などへの対応』を御覧ください。

イージス護衛艦「あたご」からのSM-3ブロックⅠB発射試験の結果について(平成30年9月12日)

標的(模擬弾道ミサイル)
(於:米海軍ミサイル発射試験施設)
SM-3ブロックⅠB
(於:イージス護衛艦「あたご」)

 弾道ミサイル対処能力を付加するための改修を実施したイージス護衛艦「あたご」は、9月12日(現地時間11日)にハワイ・カウアイ島沖においてSM-3ブロックⅠBの発射試験を実施しました。

 本発射試験は、弾道ミサイル対処能力を付加するための改修を実施したイージス護衛艦「あたご」が、技術的・人的な観点からその任務を適切に果たし得るかを判定するための装備認定試験の一環として実施したものです。

弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルの発射試験について(平成29年6月22日)

 防衛装備庁と米国ミサイル防衛庁は、日米共同開発中の弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイル(SM-3ブロックⅡA)の発射試験を、6月22日(日本時間)、米国ハワイ州の太平洋ミサイル射場において実施しました。

 本試験(海上発射試験)は、イージス艦から発射したSM-3ブロックⅡAにより弾道ミサイルを模した標的を迎撃するものです。

 今後、取得した試験データの詳細な解析を進めていく予定です。

弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルの発射試験について(平成29年2月4日)

弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイル発射試験
(平成29年2月4日(日本時間) 於:米国ハワイ沖)

 防衛装備庁と米国ミサイル防衛庁は、日米共同開発中の弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイル(SM-3ブロックⅡA)の発射試験を、2月4日(日本時間)、米国ハワイ沖の太平洋ミサイル射場において実施しました。

 本試験(海上発射試験)は、イージス艦から発射したSM-3ブロックⅡAにより弾道ミサイルを模した標的を迎撃するものであり、標的の迎撃に至るまでの一連の動作及び迎撃が正常に行われたことを確認しました。