岸防衛大臣とオースティン米国防長官の電話会談について

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令和3年1月24日
防衛省

 1月24日、岸防衛大臣とオースティン米国防長官の電話会談が行われたところ、概要次の通り。

 冒頭、オースティン国防長官から着任挨拶があり、岸大臣から就任に対する祝意を述べるとともに、インド太平洋地域の平和と安定、また日米同盟の発展のためにともに働くのを楽しみにしている旨を述べた。両閣僚は、米国における政権交代や新型コロナウイルスへの対応のさなかにおいても、強固な日米同盟の絆は揺るぎなく、地域におけるいかなる事態にも対処する準備ができていることを確認した。両閣僚は、地域及び国際社会における安全保障上の課題に引き続き対処していくため、日米同盟のさらなる強化に共に取り組んでいくことを確認した。

 両閣僚は、東シナ海・南シナ海問題に関し、力を背景とした一方的な現状変更の試みに反対するとともに、航行及び上空飛行の自由を含め法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持・強化に向けた協力の重要性を確認した。また両閣僚は、日米安全保障条約第5条が尖閣諸島に適用されること、及び両国は同諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対することを改めて確認するとともに、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に取り組むことで一致した。両閣僚は、北朝鮮の核・ミサイル問題について、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイル計画の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄に向けて連携していくことを確認し、北朝鮮による「瀬取り」対策に関し、引き続き日米が有志国と連携して取り組むことで一致した。また両閣僚は、自由で開かれたインド太平洋を維持・強化するため、両国が基軸となって、地域内外の多様なパートナーとの協力を強化していくことで一致した。

 両閣僚は、日本を取り巻く安全保障環境がますます厳しさを増す中にあって、在日米軍の即応性が重要であることを確認するとともに、そのためにも在日米軍の活動に対する地元の理解と協力を得ることが不可欠であるとの認識で一致した。両閣僚は、米軍再編計画の着実な進展のため、日米で引き続き緊密に協力していくことで一致した。また両閣僚は、普天間飛行場の辺野古への移設が、普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策であることを再確認し、岸大臣から、沖縄をはじめとする地元の負担軽減に向けた協力を要請した。

 両閣僚は、新型コロナウイルスの状況を踏まえつつ、可能な限り早期に対面での会談を行うことで一致し、オースティン長官から、早期に訪日したい旨の言及があった。

(了)