マティス米国国防長官による安倍総理大臣表敬

平成30年6月29日

 本29日午前11時10分から約50分間、安倍晋三内閣総理大臣は、訪日中のジェームズ・マティス米国国防長官(The Honorable James Mattis, Secretary of Defense of the United States of America)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです(日本側から、小野寺五典防衛大臣、西村康稔内閣官房副長官他、米国側から、ジョセフ・ヤング駐日米国臨時代理大使(Mr. Joseph Young, Charge d'Affaires ad interim, US Embassy in Japan)他が同席。)。

  • 冒頭、安倍総理大臣から、昨年2月以来となるマティス長官の訪日を歓迎するとともに、この間の日米同盟強化への取組に謝意を表した上で、今後とも同盟の絆を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、マティス長官から、日米同盟は米国にとっての優先事項であり、日米共通の挑戦が同盟を堅固にしている旨述べました。
  • 双方は、北朝鮮情勢について意見交換を行い、先般の米朝首脳会談において、朝鮮半島の完全な非核化に向けた金正恩委員長の意思を改めて確認したことは、諸懸案の包括的解決に向けた一歩との認識を共有し、マティス長官から、今後のプロセスにおいて米国は日本と常に共にあると述べ、双方は、北朝鮮に、安保理決議に従い、全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄(CVID)実現に向け具体的行動をとるよう求めていくことで一致しました。また、日米同盟と米韓同盟に基づく抑止力は地域の安全保障に不可欠との認識の下、対話のモメンタムを維持しつつ、ミサイル防衛を含め日米同盟の対処力・抑止力を不断に強化していくことで一致しました。
     さらに、双方は、拉致問題の早期解決のため、朝鮮戦争の捕虜及び行方不明者に係る取組を進める米国国防省との情報共有をも通じ、協力を更に進めることで一致しました。
  • 双方は、マティス長官の訪中を踏まえ、中国との関係について意見交換を行いました。双方は、中国は北朝鮮問題を含む地域の平和と安定のために重要な役割を果たしており、中国との建設的な関係を築いていくことが重要であることで一致しました。
  • また、双方は、インド太平洋地域において、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持・強化すべく、協力を具体化していくことで一致しました。
  • 双方は、東シナ海及び南シナ海における状況について懸念を共有し、引き続き日米で緊密に連携していくことを確認しました。
  • さらに、安倍総理から、我が国の防衛並びに地域の平和及び安定のための在日米軍の取組に謝意を表しつつ、事件・事故の防止を含め、沖縄を始めとする地元の負担軽減への協力を要請したのに対し、マティス長官から、米軍の安全な運用に努める旨の発言がありました。