日米韓防衛相共同プレス声明(2023年12月19日)(仮訳)

令和5年12月19日
防衛省
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本日、日本国、アメリカ合衆国及び大韓民国は、北朝鮮ミサイル警戒データのリアルタイム共有メカニズムを始動したこと、また、複数年にわたる3か国の訓練計画を共同で策定したことを発表する。木原稔日本国防衛大臣、ロイド・オースティン米国国防長官、申源湜(シン・ウォンシク)韓国国防部長官は、11月の日米韓防衛相会談において、2つの取組を年内に完成させることで合意した。2023年の歴史的なキャンプ・デービッド首脳会合及び2022年のプノンペン首脳会合に続き、本日のマイルストーンは岸田首相、バイデン大統領及びユン大統領のリーダーシップの下で3か国の安全保障協力の新たな時代をさらに前進させることになる。

北朝鮮ミサイル警戒データのリアルタイム共有メカニズムの完全な運用能力を検証する最近の試験を経て、このメカニズムは現在、運用開始に至った。3か国は、北朝鮮により発射されたミサイルを3か国がリアルタイムで探知し評価することで、3か国の国民の安全を確保する能力を向上させるため、このメカニズムを確立した。

さらに、3か国は、2024年初めから開始される複数年にわたる3か国の訓練計画を策定した。3か国は過去1年に質的にも量的にも訓練を向上させる点で顕著な進展を遂げてきており、この計画は、今後、3か国の訓練を定例化し、より体系的かつ効率的にこれを実施することを可能とするものである。

こうした成果及びそれ以外の現在継続中の取組は、日米韓の3か国の安全保障協力の前例のない深度、規模及び範囲を示すものである。3か国は地域の挑戦に対処し、朝鮮半島、インド太平洋及びそれを超えた地域における平和と安定を確保するための協力の発展を継続していく。