第78回自衛隊員倫理審査会議事録

1 日時

平成30年9月28日(金)13時55分~14時20分

2 場所

防衛省A棟1階 第4会議室

3 出席者

(委員) 大森会長、髙木委員、田中委員、友常委員
(防衛省) 室伏服務管理官

4 議事

(1)開会の辞

◯ 大森会長
 只今より「第78回自衛隊員倫理審査会」を開催させていただきます。
 各委員におかれましては、ご多忙中のところご参集いただき、誠にありがとうございます。

(2)第77回自衛隊員倫理審査会議事録について

◯ 大森会長
 それでは、早速、本日の議題に入りたいと思います。
 議題の1番目は、前回の審査会の議事録のご承認をいただくことです。
 お手元の資料2「第77回倫理審査会議事録」について、案はあらかじめお配りしてありますので、ご質問又はご意見がありましたらお願いします。

◯ 委員
 意見なし。

◯ 大森会長
 それでは、議事録につきましては、特段のご意見もないようなので、承認につきましては、他の議題についての議論を終えた後で、一括して行いたいと思います。

(3)自衛隊員の倫理に関する国会報告について

◯ 大森会長
 議題の2番目は、「自衛隊員の倫理に関する国会報告について」です。
 これは、当審査会として了承する性格のものではありませんが、内容を承知しておく必要がございます。
 国会報告は、自衛隊員倫理法第4条の規定に基づき、毎年、自衛隊員の職務に係る倫理の保持に関する状況及び自衛隊員の職務に係る倫理の保持に関して講じた施策について、内閣が国会に報告をするものです。
 それでは、服務管理官から説明をお願いします。

◯ 服務管理官
 お手元に、只今会長からご説明のありました報告書とその概要をまとめた1枚紙をお配りしております。概要の1枚紙にそってご説明いたします。
 趣旨につきましては、会長からご説明のあったとおりでありまして、今回は18回目の報告となります。
 内容といたしましては、平成29年度の各種報告書の提出件数、倫理監督官への届出等の状況、懲戒処分等の状況として、懲戒処分を行った実績が5件、訓戒等の処分が3件あったことを報告しています。最後に、倫理法等の適正な運用の確保等のための施策といたしまして、倫理週間に実施した措置や平素からの隊員に対する教育等について記述しております。なお、政令等の改廃につきましては実績ございませんでしたので、報告の必要はございませんでした。
 説明は以上でございます。

◯ 大森会長
 ありがとうございました。ご質問あるいはご意見がありましたらお願いします。

◯ 委員
 ここ何年間の推移として、懲戒処分の数はどのような傾向にありますか。

◯ 服務管理官
 懲戒処分の件数でみますと、平成29年度は5件ございましたが、平成24年度から申し上げると、平成24年度が1件、平成25年度が2件、平成26年度及び平成28年度が0件で、平成27年度が2件となっております。人数で申し上げますと、平成29年度は16名でございますが、平成24年度が2名、平成25年度が4名、平成27年度が3名でございました。

◯ 委員
 昨年度が比較的多かったのですね。

◯ 服務管理官
 はい。昨年度につきましては、地方協力本部、あと音楽隊による複数の場所で事案が発生したものですから、件数と人数が多くなっているものでございます。

◯ 大森会長
 他にご質問、ご意見等がなければ、国会報告については、以上とします。

(4)平成30年度第1四半期贈与等報告書について

◯ 大森会長
 議題の3番目は、「平成30年度第1四半期の贈与等報告書」の審査についてです。
 この審査は、倫理法第6条の規定に基づいて、5千円を超える贈与等を受けた部員級以上の隊員が提出をした「平成30年度第1四半期の贈与等報告書」について、当審査会が審査を行うものです。
 それでは、服務管理官から説明をお願いします。

◯ 服務管理官
 それでは、お手元の資料4「平成30年度第1四半期贈与等報告書総括表」を使用してご説明いたします。
 件数の合計は176件でございまして、前年同期と比較いたしますと、「供応接待等」及び「講演等に対する謝礼」が多くなっているため、全体の件数が増えているものでございます。
 基因・機関別の件数でございますが、陸上自衛隊の66件が最多となっております。
 さらに、各機関の報告件数を対象となる職員数で割った率でみますと、最も高いのが防衛研究所の30.2%、次いで防衛医科大学校の11.4%、防衛大学校の3.4%となっております。なお、防衛研究所につきましては、一人で複数件報告している者がいるため、高い率となっております。
 平成30年度第1四半期贈与等報告書の細部についてご説明したいと思います。
 まず、賞金の贈与でございます。
 1番から4番は、機関誌の刊行事務局から、フォトサロン、懸賞文の表彰の副賞として賞金を受領したものです。
 5番につきましては、医療機器の開発・改良の研究資料を収集している一般財団法人が募集した研究論文に応募し、審査の上表彰を受け、副賞として賞金を受領したものでございます。
 つづきまして、物品等の贈与でございます。
 6番から10番は、外国政府及び利害関係のない事業者から、儀礼的な趣旨でギフト等を受領したものでございます。
 11番は、利害関係のない事業者が主催する設立記念講演後祝賀会において記念品を受け取ったものでございます。当該祝賀会には、国会議員、民間企業の代表者、報道関係者等の100名が参加しており、参加者全員に同じ記念品が配付されているものでございます。
 12番から27番まででございますが、災害派遣活動や海賊対処行動等における激励品として受領したものでございます。
 派遣された隊員一人あたりの単価を見ますと、数百円程度となっておるものでございます。
 28番から供応接待でございます。
 28番から31番につきましては、輸送事業を展開している事業者の主催する儀礼的な式典に参加して飲食の提供を受けたものです。
 28番の者については、所属する部隊において、当該事業者との間に契約を締結しており、その職務上の権限を有していることから「利害関係あり」と、29番から31番につきましては業者選定等に携わっていないため、「利害関係なし」となっておるものでございます。
 この会は、立食形式で実施されており、参加者は隊員のほか、国会議員、他省庁職員、地元市長などの200名が参加、多様な構成となっております。参加費は6,000円で、出席者全員が無料で、公務として出席しているものでございます。
 続きまして、32番から34番につきましては、利害関係のない団体の創立50周年記念式典という儀礼的な式典に参加し、飲食の提供を受けたものでございます。
 この会は立食形式で実施され、地元自治体首長、県及び市議会議員、地元関係者などの700名が参加しており、多様な構成となっております。
 費用は7,000円で出席者全員が無料、公務として出席しております。
 35番から65番までにつきましては、公益財団法人が主催する外国軍人との交流会で飲食の提供を受けたものでございます。
 当該外国軍は防衛省幹部表敬、自衛隊の部隊訪問をしており、その部隊訪問後に交流会が実施されたものでございます。
 この会は立食形式であり、参加者数は約40名、訪問部隊に所属している自衛官、外国軍少将及び佐官、在京外国大使館副武官及び通訳等で同行している主催者の公益財団法人関係者が参加しておりまして、費用は出席者全員が無料で、公務として出席しておるものでございます。
 続いて、66番につきましては、隊員が、公益社団法人が主催した立食パーティーに参加し、飲食物の提供を受けたものでございます。
 このパーティーの参加者は約430名、国会議員、他省庁副大臣、関係省庁職員や各国駐日大使館関係者なども参加しており、多様な構成となっております。
 費用15,000円は出席者全員が無料であり、公務として出席しております。
 著述に対する謝礼につきましてご説明いたします。
 67番は、利害関係者である企業からの報酬となります。
 当該報告者は、防衛医科大学校で診療を担当している医官であり、防衛医科大学校において医薬品の調達に意見を述べることができる権限があることから、医薬品の製造や販売を行っている当該企業とは「利害関係あり」となります。
 本件につきましては、事前に倫理管理官の承認を得ており、金額も基準の範囲内となっています。
 68番から84番までにつきましては、部内の私的サークルが発行いたします機関誌への著述でございます。85番から93番までは、財団法人・社団法人が発行する書籍への著述、94番から104番までは、新聞社、通信社及び出版社が発行する新聞・書籍への著述、105番から108番は、研究所など団体から依頼された論文の執筆や当該団体が発行する書籍への著述です。
 著述による印税について、ご説明いたします。
 109番から114番までは、出版された書籍による印税を出版社等から受領したものとなります。
 いずれも利害関係のない者からの印税となっております。
 115番及び118番は、財団法人が発刊する書籍の監修に対する謝礼となっております。
 講演等に対する謝礼について、ご説明いたします。
 119番から131番までは、利害関係者である企業等からの講演等に対する謝礼となります。
 防衛医科大学校や自衛隊病院において薬剤や医療機器の調達に意見を述べることができる権限がある医官については、製薬会社等と「利害関係あり」となっております。
 これらについては、いずれも事前に倫理管理官等の承認を得ており、金額も基準の範囲内となっております。
 132番から145番までは、財団法人・社団法人からの依頼による講演です。
 146番から150番までは、独立行政法人からの依頼による講演です。
 151番から158番までは、大学等からの依頼による講演であり、159番は、企業からの依頼による講演です。
 160番から174番までは、NPO法人やその他の団体からの依頼による講演です。
 なお、平日に講演を行う際は年次休暇やフレックスタイム制の利用により勤務時間外で講演を行っております。
 続いて、テレビ出演等に対する謝礼についてご説明いたします。
 175番及び176番は、テレビ会社からの依頼によるテレビへの出演に対する謝礼です。
 贈与等報告の説明は以上でございます。

◯ 大森会長
 ありがとうございました。それでは、ここで贈与等報告書の審査に入らせていただきます。贈与等報告書に対するご質問、ご意見を頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。

◯ 委員
 105番ですが、贈与等又は報酬の支払の基因となった事実の欄について、「WEBへの掲載及び刊行なし」となっておりますが、では一体何があるのかというところですが。

◯ 事務局
 こちらについては、依頼元の事業者の方から当該事業者内における知識向上のために執筆を依頼されており、著作物は社内の回覧物として取り扱われ、部外へのWEB掲載等はしていないというところでございます。

◯ 委員
 そうすると、こういった原稿などについては、実際に刊行されているかどうかということもチェックされているのでしょうか。実際に刊行されていないのに書いたと言ってお金をもらうことがあるのかと思いまして。そういう点をチェックなさっているでしょうか。

◯ 服務管理官
 このケースが特殊な事例かと思いますので、現状においてそこら辺の審査なりが行われているかについては、確認させていただきます。こういった点につきまして、明らかに雑誌であるとか、刊行されていることがわかるようなもの以外のものをどのように取り扱っていくかということについてはこちらの方で検討させていただきます。

◯ 委員
 よろしくお願いいたします。

◯ 委員
 115番以下のハンドブックなのですけども、これは防衛省で買い上げなどはしておられるのでしょうか。

◯ 服務管理官
 こちらは、依頼元の事業者の方から、無料で贈呈されていると聞いております。

◯ 委員
 今回は報告の遅延は無かったでしょうか。

◯ 服務管理官
 ございませんでした。

◯ 委員
 前回は、担当へ周知を徹底するといったことであったと思いますが、周知を徹底されて、こういう結果になったのでしょうか。

◯ 服務管理官
 そのように考えております。

◯ 委員
 114番ですが、贈与等の内容又は報酬の内容の中で、電子印税と年次印税と書いてありますが、報告書の原本の方には特に電子とか年次などは記載されておりませんが、このような内容は追加で調査をされたのでしょうか。

◯ 事務局
 担当を通して本人へ聞き取りを行い、情報を収集しております。

◯ 委員
 一般論としてお伺いしますが、贈与等報告書の中で、印税の欄にチェックがされているとか必要項目を満たしている場合で、そのような追加情報の収集は全件そのようになさっているのか、それとも疑わしくはないけれども、問題がありそうだったり、補足が必要であったりなど、個別にピックアップして行っているのでしょうか。

◯ 事務局
 今回につきましては、印税については通常部数などを参考に記載していただいているところですが、今回は電子印税ということで、そういうものがないといったところで聴取したところとなります。

◯ 委員
 ありがとうございます。

◯ 大森会長
 他にございませんか。

◯ 委員
 意見なし。

◯ 大森会長
 他にご質問、ご意見等がなければ贈与等報告書の審査は、以上とします。

(5)議題の採択等について

◯ 大森会長
 それでは、本日審議されました「第77回自衛隊員倫理審査会議事録」及び「平成30年度第1四半期の贈与等報告書」につきまして、各委員に承認をいただきたいと思いますので、サイン又は押印をお願いします。

(6)閉会の辞

◯ 大森会長
 次回のスケジュールにつきましては、委員の皆様のご都合を承りつつ、事務局より個別に連絡させていただきたいと思います。
 以上で、本日予定しておりました議題につきましては全て審議が終了いたしました。本日は、ご熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。

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