授業について
一般教育
一般教育は、生徒に「初級陸曹として必要な一般教養および専門基礎学を理解するに必要な識能について修得」させることを目的とし、一般の高校と同等の学力を生徒に身につけさせるべく、普通科高校と同様のカリキュラムのもとで教育を行っています。
教育内容も、一般の高校と同じく、「高等学校学習指導要領」に準拠した内容です。高等工科学校は、神奈川県立横浜修悠館高等学校と提携をしており、この一般教育の教育とレポート作成など通信制の教育により、生徒は高等工科学校卒業と同時に横浜修悠館高等学校卒業の資格を得ることができます。
カリキュラム
芸術課目は、音楽Ⅰ・美術Ⅰ・書道Ⅰから選択履修します。
- 国語総合
- 世界史B
- 現代社会
- 数学I
- 数学A
- 物理基礎
- 化学基礎
- 体育
- 保健
- 芸術
- コミュニケーション
英語I - 英語会話
- 家庭基礎
- 社会と情報
- 現代文B
- 古典A
- 日本史B
- 数学Ⅱ
- 数学B
- 物理
- 化学
- 体育
- 保健
- コミュニケーション
英語Ⅱ - 英語表現I
- 情報の科学
- 総合的な
学習の時間
- 現代文B
- 日本史B
- 体育
- コミュニケーション
英語Ⅲ - 総合的な
学習の時間 - どちらか選択
- 生物基礎
- 地学基礎
専修コースを1つ選択
- 国語表現
- 数学Ⅲ
- 地理歴史総合
- 数学Ⅲ
- 物理学特論
- 化学特論
- 時事英語
- 地理歴史総合
- 英語表現Ⅱ
- 数学Ⅲ
- サイバー基礎
校外学習(現地訓練等)
1学年に対し、校外学習訓練を実施して、一社会人としての躾事項を習得させるとともに、教養を育むことを目的とし、鎌倉市内において班レベルの集団活動、計画に基づいた行動、公共場所におけるマナー等の遵守及び史跡見学・調査・研究を実施します。
近畿現地訓練2学年に対し、国際社会の中で主体的に生きていく上で必要な自国の歴史・文化・文化遺産に触れる機会を付与することで、生徒に対し国家の行く末に関わろうとする心情や意思の涵養を図るとともに、併せて近傍に所在する部隊等の研修を実施し、自衛官としての意識の涵養を図ることを目的とし実施しています。
また、奈良・京都地域の史跡等の見学・調査・研究を実施して、教養を深めています。
その他訓練等の状況在日米陸軍座間基地ハイスクール生徒との交流、在日米海軍横須賀基地現地訓練 など
専門教育
陸上自衛隊では、高機能化・システム化された多くの車両、通信電子機器、火器及び航空機等を装備してあらゆる任務を遂行します。
これらの装備品の能力を発揮させるためには、専門的知識や技能が必要とされており、この能力が本校生徒に求められています。
このための教育は、本校における教育と卒業後に行われる教育に大別され、本校においては、3学年時に将来の技術的スペシャリストとしての素地を身に付けるための教育を実施しています。
電気に関する基礎的な知識と技術を総合的に学ぶための科目です。また知識を覚えるだけではなく、理解を容易にし自ら判断する力を身につけるために事象(結果)から原理(理論)を学ぶ実証型教育を行います。
現代社会における必須の電子情報技術、ネットワーク技術及び情報セキュリティー等に関する基礎的な知識と技術を総合的に学び、簡単なネットワークを構成できるようになるための科目です。
専門教育の集大成科目として自律型ロボットを制作。基礎的な技術を学ぶだけでなく、技術者に必要なセンス(論理的な思考力・創造力、発想を現実化する実現力等)を身につけます。将来の技術分野におけるエキスパートを目指すための教育です。
防衛基礎学
一般教育及び専門教育と並行して行われる陸上自衛官として必要な基礎的事項の教育です。
課目は、法令等を学ぶ「服務及び防衛教養」と野外における基礎的な行動を学ぶ「戦闘及び戦技訓練」に大別されます。
この他、各学年ごと特色ある競技会を行って体力・気力・チームワークを養い、また職種学校現地訓練等を行って陸上自衛隊に関する理解と知識を深めています。
訓練の風景
-
戦闘訓練(2・3学年)
-
ヘリ搭乗研修(1学年)
-
総合火力演習研修(2学年)