陸上自衛隊高等工科学校

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5年3月18日

第66期卒業行事

 陸上自衛隊高等工科学校(学校長:富崎隆志陸将補)は、令和5年3月18日、浜田靖一防衛大臣ご臨席を賜るなか、鈴木敦夫防衛事務次官、吉田圭秀陸上幕僚長の立ち会いの下、第66期生(328名)の卒業式を挙行しました。
  新型コロナウイルス感染症の影響もあって、今年は3年ぶりに保護者の参列が叶い、晴れの日を心待ちにしていた卒業生家族約600名がその様子を会場で見守ることができました。
 学校長は式辞で、「新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたこの3年間を乗り越えて、君たちは大きく成長した。これから厳しい社会に出ていくことをしっかり認識して、自分ができることを精一杯努力する。他人任せにすることなく、他人に責任を押し付けることなく、正々堂々と全力でその困難な事態に臨んでもらいたい。そういった前向きな姿勢や直向きな努力が必ず君たちを『幸せ』に導いてくれると確信している。自信をもって社会に羽ばたいて欲しい。」との言葉を餞として贈りました。
 また防衛大臣からは、「陸上自衛官として新たな一歩を踏み出すに当たり、その崇高な使命をしっかりと理解しつつ、更なる経験を積み、宇宙・サイバー・電磁波といった領域横断作戦の最先端を担う人材となっていくことを期待する。」との訓示を頂きました。
 その後、在校生代表半井寛太生徒による送辞、卒業生代表中川翔馬生徒による答辞、仰げば尊し・校歌斉唱と続いた。答辞では、卒業生・在校生ともに涙をうかべ、本校で過ごした3年間が充実したものであったことを印象づけました。
卒業生は、4月1日付で陸士長に任官し、生徒陸曹候補生課程(各陸曹教育隊)に進み、陸上自衛官としての第1歩を踏み出すことになります。なお、一部の生徒は防衛大学校、海上自衛隊・航空自衛隊の航空学生に進みます。