陸上自衛隊 西部方面隊[JGSDF Western Army]

MESSAGE

2022.1.1

九州・沖縄各県の皆様には、輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りました西部方面隊の活動に対するご理解とご協力に、深く感謝申し上げます。

九州・沖縄を警備隊区として担当する西部方面隊は、昨年、防衛、警備等の各種事態に備えつつ、陸上自衛隊演習、自衛隊統合演習(JX)、鎮西演習等を通じ、領域横断作戦等の実力の向上に努めてきました。また、新型コロナウィルス感染対策を確行しつつ、8月大雨に係る災害派遣、自衛隊大阪大規模接種センター支援、東京オリンピック支援及び100件以上にわたる緊急患者空輸等各種災害派遣や約300件の不発弾処理といった民生支援等の様々な任務を確実に完遂するとともに、国際緊急援助隊派遣待機態勢の維持及びフィリピンに対する能力構築支援等、国際任務も着実に任務を完遂して参りました。

これも、ひとえに各級指揮官、隊員諸官が私の統率方針である「任務完遂、使命を自覚せよ」を心に刻み愚直に職務に取り組んでくれた結果であり、隊員諸官ひとりひとりの真摯な姿勢とそれらを支えていただいた御家族のご理解や地域の皆様のご支援ご協力に対し、改めて深く感謝申し上げます。

さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、日々厳しさを増していますが、本年は、現防衛大綱、中期防衛力整備計画に示された「多次元統合防衛力」具体化の4年目であるとともに、岸田総理が表明された次期大綱、中期防への「橋渡し」かつ「変革」となる重要な年となります。

このような情勢下において国防のフロントラインに立つ西部方面隊は、朝鮮半島正面、南西諸島正面の2つの戦略正面への対処と毎年のように九州・沖縄地区に生起する自然災害への対処、この「2+1」への即応対処を念頭に、鎮西・南西の防人として、引き続き「グレーゾーン事態への適切な対処」及び「領域横断作戦の実効性向上」等の期待される役割を果たし、厳しい任務を完遂できる方面隊、すなわち「戦いに勝てる強靭かつ健全な西部方面隊」を創り上げるべく、教育訓練をはじめとする隊務運営に全身全霊をもって取り組む所存であります。これまで諸先輩方積み上げた西部方面隊の成果を基礎とし、「不易流行」を忘れず、足腰の強い強靭で健全な部隊・隊員を目指し、「万事作戦」の気概をもって練磨に励み、周囲に対する「感謝信頼」の心を忘れず、「地域連携」で郷土の皆様と密接に協力して、あらゆる事態に任務完遂でき信頼される西部方面隊を目指し進んで参ります。

本年も西部方面隊に対する一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、この一年が皆様にとって輝かしい年となられることを祈念して新年のご挨拶とさせて頂きます。

第39代陸上自衛隊西部方面総監/陸将 竹本竜司第39代陸上自衛隊西部方面総監/陸将 竹本竜司

第39代陸上自衛隊西部方面総監/陸将 竹本竜司

PROFILE

昭和39年4月3日生まれ。島根県出身。
防衛大学校 第31期生(電気工学科)

昭和62年3月
幹部候補生学校(前川原)
昭和62年10月
第8特科連隊(北熊本)
平成2年3月
筑波大学(博士課程)(霞ヶ浦)
平成7年3月
装備開発実験隊(富士)
平成9年3月
幹部学校 技術高級課程(第25期:目黒)
平成10年3月
技術研究本部GM開発官付(三宿)
平成12年3月
陸上幕僚監部人事部(市ヶ谷)
平成13年8月
第112特科大隊長(湯布院)
平成15年8月
陸上幕僚監部教育訓練部(市ヶ谷)
平成17年8月
幹部学校 統合高級課程(第45期:目黒)
平成18年8月
陸上幕僚監部 人事部(市ヶ谷)
平成19年8月
陸上幕僚監部補任課人事第1班長(市ヶ谷)
平成21年8月
第9特科連隊長兼岩手駐屯地司令(岩手)
平成22年7月
統合幕僚監部運用部運用第2課長(市ヶ谷)
平成24年7月
東部方面総監部幕僚副長(朝霞)
平成26年8月
自衛隊東京地方協力本部長(市ヶ谷)
平成27年8月
陸上自衛隊富士学校 特科部長(富士)
平成28年7月
陸上幕僚監部人事部長(市ヶ谷)
平成29年3月
陸上幕僚監部人事教育部長(市ヶ谷)
平成29年8月
第11旅団長(真駒内)
平成30年8月
第1師団長(練馬)
令和元年8月
陸上幕僚副長(市ヶ谷)
令和2年8月
第39代西部方面総監(健軍)