佐世保市

アルカスSASEBO

ハウステンボス

敷地内にある巨大な3本のコンクリート製の電波塔、針尾無線塔は大正時代より建つ自立式電波塔としては高さ・古さともに日本一である。
「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設」の名称で国の重要文化財に指定されている。電波塔の高さは、1号及び2号塔が135m3号塔が137mで、基部の直径は約12m
厚さは76cm3本の配置は約300m間隔の正三角形となっている。
その姿は遠方(例えば烏帽子岳・隠居岳、冷水岳)などからも確認できるほど壮大である。対岸にある西海橋からの眺望が知られていたが、2006新西海橋が開通し、これは従来の国道202号よりも送信所側を通るため、よりその大きさがわかる。

長崎県北部の中心都市で、長崎県では長崎市についで2番目、九州・沖縄地方では10番目に多い人口を擁する。
県庁所在地ではない「非県都」としては比較的大きな規模を持つ都市であり、国から特例市及び保健所政令市の指定を受けている。旧海軍の軍港が置かれた港町であり、
現在もそれを受け継いだ造船および国防の町として知られる。また、日本最大級のテーマパークであるハウステンボスに代表される観光都市でもある。

「ハウステンボス」は、オランダ語で「森の家」。オランダ女王のベアトリクスが住むハウステンボス宮殿を再現した事から名付けられた。総開発面積は152ヘクタール(461干坪)。現在の東京ディズニーリゾートディズニーランドディズニーシー)とほぼ同規模。単独テーマパークとして、連続した敷地面積では、群を抜いて日本最大である。現在のハウステンボス敷地の大部分は、江戸時代に干拓された水田地跡である。太平洋戦争時に軍に接収されたのち、ごく短期間、広島県江田島の海軍兵学校分校が置かれた。大戦終結後には、厚生省佐世保引揚援護局が置かれ、針尾島西部の浦頭港に帰着した船舶から上陸した引揚者は、ここまでを徒歩で移動し、休息救護を受けた歴史がある。引揚援護局閉鎖後は、陸上自衛隊針尾駐屯地を経て、その後長崎県に払い下げられた。計画はオランダ400年の国づくりに学びながら、現在の時代を先取りする環境都市となっていく生活ストーリーを作り、「人と自然が共存する新しい街」「自然の息づかいを肌で感じることのできる新しい空間」を目指してつくられた。ユトレヒト地区を最古の市街部に見立て、ビネンスタッド、ニュースタッドと入園口方向へと新しく都市が広がっていく形の構造となっている。 各地区毎にオランダの文化と豊かな自然が息づかせ、ハウステンボスで生活する人々や訪れる人々につかの間の余暇と、本格的な充実したリゾートライフを提供することを目指している。どの地区でも、施設や街の紋章までもがオランダ政府の協力や助言のもとにオランダに実在する建物を忠実に再現する方法で造られており、建物に付属の石像もオランダの文化財修復家が製作に当たっている。車道はピンコロの石畳とし、歩道や横断歩道にまで様々な色彩のレンガが使われた。このようなレンガ基調の街並に、ウッドデッキなど木材を配して落ち着ける空間を提供し、さらに、そこに植物を植え込んで充足感を抱けるように工夫されている。特に最奥部に建てられたパレスハウステンボスは、オランダ王室の宮殿を写したもので、王室の許しを得て忠実な再現が行われている。宮殿最上部に置かれた王冠は、オランダの企業グループより贈呈を受けたもので、日蘭両国の友好の象徴である。このパレスハウステンボス宮殿は、庭園の設定にも、これからの友好関係の発展を願う、希望を込めたストーリーが隠されている。町名としては、1991(平成3年)616日に「佐世保市ハウステンボス町」に変更された。施設の側を通る県道にも長崎県道141号ハウステンボス線の名称が付されている。

YOSAKOIさせぼ祭り

針尾送信所

しーちゃんみんちゃん

YOSAKOIさせぼ祭りは、町おこしのために毎年10月下旬頃に長崎県佐世保市で開催される祭りである。祭りのテーマは「来舞! -LIVE-」(2003年より)。
九州では最も大きなよさこい祭りの一つで、例年10月下旬の金曜日に前夜祭、土曜日・日曜日に本祭りという日程で行われている。期間中は市内13ヶ所(2008年)の会場で100を超えるチームが演舞する。市中心部の会場では例年当祭りの約半月後に開催される長崎県立大学鵬祭の実行委員会委員が多数ボランティアとして参加している。