第4師団は令和2年2月12日(水)及び12日(木)に、福岡駐屯地において戦技競技会を行いました。本競技会は、真に戦える実効性ある部隊を育成するため、武道・炊事・災害用ドローンの競技を実施して、近接戦闘能力、体力・気力・精神力及び野外炊事能力並びに情報収集能力を向上させるとともに、部隊の団結化及び士気の高揚を図る目的で実施され、昨年度Aグループ総合優勝部隊である第16普通科連隊 川端2曹の力強い選手宣誓を皮切りに、競技会は開催されました。 武道競技会においては、師団隷下部隊及び第19普通科連隊、西部方面特科連隊、西部方面戦車隊を3個グループに区分し、銃剣道及び拳法の団体戦を実施しました。また、柔道、剣道、銃剣道及び拳法の部の個人戦を実施し、それぞれ、部隊、個人の名誉のため優勝を目指して競いました。 炊事競技会は、武道競技会の団体戦と同様部隊を3個グループに区分して各部隊1個炊事班を部隊代表とし、炊事所を開設した状態から2時間40分以内に課題メニューであるカレーライス及び付け合わせを、味付けの細部にまできこだわり調理し、手順及び食味審査等を競い合いました。 また、今年度から初めて実施した災害用ドローン競技会においては、各部隊抽選により選ばれた2名1l組による競技を実施し、飛行準備から収集資料提出までの飛行・写真撮影に要した時間及び付与された課題の達成状況を評価し競いました。 選手達は二日間にわたる競技会において日頃の練成成果を遺憾なく発揮するとともに、部隊の仲間の力強い声援の下、各部隊の威信と名誉をかけて全隊員が一丸となり熱戦をくり広げました。 武道競技会は、Aグループ総合優勝 第16普通科連隊、Bグループ総合優勝 対馬警備隊、Cグループ総合優勝 第19普通科連隊、炊事競技会は、Aグループ優勝 第41普通科連隊、Bグループ優勝対馬警備隊、Cグループ優勝 第4特殊武器防護隊、災害用ドローン競技会は、優勝 第4偵察戦闘大隊という結果で幕を閉じました。 武道競技会の部Aグループ総合優勝に貢献した第16普通科連隊 中村3曹は「今大会の銃剣道競技会は、二連覇のかかる重要な大会でした。チーム一丸となって優勝することができた上、総合優勝も勝ち取ることができました。また、新しい目標や課題も多く見つけることができました。日頃の訓練を大切にし、感謝の気持ちを忘れず、『戦う第16普通科連隊』の隊員として日々精進していきたいです。」と喜びを述べ、女性自衛官銃剣道個人の部優勝の第4通信大隊 一川士長は「去年の初戦敗退から1年間本当に辛かったです。自分自身初戦で負けるとは思っていなかったのでとても悔しく、来年は絶対優勝を勝ち取ろうと強く決意し今年度の競技会に臨みました。日々の練習は辛く、、面を投げ捨てたい時もありましたが、仲間と共に乗り越えることができました。優勝は、教官・仲間、そそて自分を信じて努力して来た結果だと思います。今後は新たな目標に向け、練成に励みたいと思います。」と今までの練成の成果と優勝した喜びの言葉を述べてくれました。


銃剣道 団体の部

拳法 団体の部

剣道 個人の部

柔道 個人の部

炊事競技会

災害用ドローン競技会