令和2年1月~7月の国際緊急援助隊待機のため、9月からの機能別訓練、指揮所訓練に引き続き、令和元年11月28(木)~12月2日(月)の間、十文字原演習場及び別府駐屯地において、第4後方支援連隊 澤谷1佐を隊長とする国際緊急援助隊が、発災から派遣準備及び現地活動について一連の状況下で総合訓練を実施しました。本訓練は、海外における地震・津波に対する災害派遣活動において、出国準備における適切な情報活動、有機的な指揮幕僚活動、効果的かつ効率的な現地活動に資する各機能の連携を確認・練成し、その練度向上を図るとともに、派遣に必要な物品を準備する等、国際緊急援助隊待機態勢を完整することを目的として行われました。28日(木)は災害発生の想定で緊急登庁し、29日(金)に輸送装備品等の準備を完了して先発隊は現地へ出発、30日(土)に主力が出発しました。30日(土)から12月2日(月)午後までの間、現地の活動として救援活動、医療活動及び航空援助活動に関する訓練を実施するとともに、各種不測事態対処要領を演練しました。本訓練に医療隊長 奥西3佐は「医療隊は、第4後方支援連隊衛生隊のみならず、西部方面衛生隊、第4特殊武器防護隊、福岡病院等で編成れているため、認識統一が最重要事項ですが、訓練では、連携要領の確認や派遣先の国の特性に応じた対応要領及び不測事態対処等を中心に演連し、部隊・隊員はいかなる状況であっても整斉と対応できるレベルに達したものと思料します。令和2年1月から約半年間待機態勢に入りますが、派遣要員のみならず出国支援等を実施する残留要員も一丸となり、緊張感をもって臨む所存であります。」と総合訓練の成果と、任務に対する使命感を述べてくれました。


国際緊急援助隊長 澤谷1佐

医療隊長 奥西3佐

警戒する隊員

苦情対応

負傷者のヘリでの搬送

医療活動