■ 遺書に書いてあった「両親の恩以上に国を思っています」という文が印象的でした。その様な心情は全く想像出来ませんが、死に行く青年たちの思いを知れてよかったです。
                                                     21歳 女性

■ 本日は初めて見学させて頂きました。七十四年前、命を懸けて国を守ってくれた方々に、改めて感謝する日となりました。当時のご遺書や日記、家族へのお手紙を拝読すると、今の自分は、日本人として恥ずかしくない生き方をしているか、両親にきちんと感謝しているか考えさせられました。今後は一日一日を大切に生きて行きたいと感じました。予科練習生の皆様、大切な事に気づかせて戴き有難うございました。
                                                     30歳 女性

■ 自分より若い子達が、国の為、家族の為に戦い、命を落とし、守ってくれた今日の日本を自分は誇りに思うし、より良く日本を次の世代に受け継いでいきたい。
                                                     36歳 男性

■ これまで数回来館したことがあり、歴史について理解している心算でおりました。改めて来館して見ると、当時の青年たちはどれだけの想いを背負っていたのか胸が苦しくなりました。今日を生きる事が出来なかったあの頃の先人の分まで精一杯頑張ります。
                                                     35歳 男性

■ 今日、主人が家族を連れて、初めて来させて頂きました。二人の息子(小五、中三)達が勉強嫌いで主人がこの場所に来て、少しでも勉強できる有難みを感じてくれれば・・・との思いでした。私自身も改めて、命の重み、大切さ、お一人の我が国を思う純粋さ、覚悟を知り胸に迫る思いでした。子供たちをしっかり育てていき、生きたくても生きられなかった方々の命を無駄にしない様生き抜いて参ります。
                                                     47歳 女性

■ 父と共に来館しました。自分とほとんど歳の違わない予科練生たちの遺書や遺品の品々を見て、「お国の為に命を捧げることが、どれほど彼らにとって名誉なことだったことか」心が痛みます。予科練生たちの一人一人の写真を見ると、今の私たちのような若者と変わらない顔でした。私は、戦争はもちろん経験したこともありません。こういった資料でしか戦争と云うものを知ることが出来ませんが、一部の資料を見るだけで悲惨さが判るので、どれ程当時の状況が恐ろしいものだったのか、私には想像できません。ましてや、攻撃の為に命を捨てろと言われても私には出来ません。日本の為に己を犠牲にした彼らに敬意をはらうばかりです。私の友人には、戦争について認識の浅い友人も多くいます。もう二度と戦争を起こさせない為には、私たちのような若者が、戦争について今一度深く学ぶ必要があると思います。
                                                     17歳 女性

■ 「お父さん、お母さんさようなら」子供が死ななくてはならない世の中を作ったのは、当時の大人たちです。現代の大人、私たちは、二度と自分の子供が、また世界の子供が、死ななくてはならない世の中を作ってはいけない。死ななくても済むような世の中を作る責任があると感じました。
                                                     50歳 女性

■ なんと若い大勢の方々が、国を思い、家族を思い、感謝して自らの命を投げ出された事でしょう。今の平和な日本を当然と捉えるのではなく大勢の方たちの死をmって出来ていることを改めて知りました。今の生活を当たり前のように考えるのではなく、心より感謝し、一日一日を大切にと心掛けたいです。
                                                     70歳 女性

■ 大勢の若い人たちが、進んで国を守るため、命を落としてまで務めたこと。その人たちのお陰で現在の平和があることを痛感しました。核の開発により、また世界が危険な状態になりつつあります。二度と戦争のない世界で有って欲しいと切に願っています。
                                                     77歳 男性

■ 特攻隊は、命を賭けて、国の為に戦ったことは、立派だった。
                                                     12歳 男性

■ 私の叔父も生きて帰って来ましたが、自分も死にたかったと云っていました。たくさんの同期の皆さんがあの世に行ってしまって自分が残ったことをいつも悔やんでいました。でもとても優しい叔父でした。早く、五十代で亡くなりました。
                                                     77歳 女性

■ 今の世の中は、当たり前に、平和が有るかのように思っている世代の方々に予科練を知り、伝えなくてはと感じます。この施設を知ったのは、私も最近の事でした。広く、若い方々に知って欲しいと思いました。

                                                     氏名年齢不詳


公益財団法人 海原会 機関紙「豫科練」
令和2年3・4月号:雄翔館見学者所感より抜粋

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