陸上幕僚長 記者会見Press conference

令和5年6月1日
陸上幕僚長 定例記者会見


 本日は私から3点。UH-60JA航空事故、モンゴルに対する能力構築支援及びインドネシアにおける国連三角パートナーシップ・プログラムについて、お知らせします。  

 まず、UH-60JA航空事故についてですが、未だ発見に至っていない4名の隊員について死亡と判断しました。これまで、搭乗していた隊員全員を1日でも早く発見できるよう、捜索活動を実施してきたところですが、ご家族のもとにお返しできないまま、死亡の判断に至ったことは、残念でなりません。故人のご冥福をお祈り する とともに、ご遺族の皆様に対して、お悔やみ を 申し上げます。  

 陸上自衛隊は、引き続き、機体の細部調査やフライトデータレコーダ ー の解析等により、原因の究明を急ぐとともに、合わせて再発防止策の具体化を図っていきます 。  

 次に、陸上自衛隊は、5月27日から6月1日 まで の間、防衛省が実施するモンゴル国に対する人道支援 ・ 災害救援における衛生分野の能力構築支援事業において、自衛隊中央病院の隊員5名をモンゴルに派遣しました。  

 本支援事業においては、モンゴル軍中央病院が実施する大量傷者受入に関する机上訓練について、指導・助言を行うとともに、自衛隊中央病院が有する同訓練に関する識能を付与し、同軍の災害対処能力の向上に寄与しました。  

 最後 に、陸上自衛隊は、5月27日から7月16日までの間、防衛省が実施する国連三角パートナー シップ事業において、北部方面隊第14施設群を基幹とした24名の隊員をインドネシアに派遣しています。  

 本事業においては、インドネシア及び周辺国の工兵要員21名に対し、インフラ整備等に必要なブルドーザ ー やバケットローダなどの重機操作及び整備に関する教官養成教育を行い、各国 の PKO要員の能力の向上に寄与します。



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