陸上幕僚長　記者会見Press conference

　本日は私から３点、ＵＨ－６０ＪＡ航空事故に係る捜索状況、日比・日米比ハイレベル懇談及び令和５年度富士総合火力演習についてお知らせいたします。 　

　始めに、４月６日に発生したＵＨ－６０ＪＡ航空事故に係る捜索状況についてですが、これまでに、６名の死亡を確認するとともに、機体の主要部及びフライトデータレコーダーの回収を完了しました。 　

　これまで国防のために全身全霊を捧げてきた、かけがえのない隊員の命を失うことになってしまったことは、痛恨の極みであります。故人のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様に対して、お悔やみ申し上げます。 　

　陸上自衛隊は、今後、二度とこのような事故を起こさないよう、また、大変なご心配をおかけした国民の皆様に安心していただけますよう、事故の原因究明と再発防止に努めてまいります。 　

　２点目ですが、私は４月２５日にブラウナー・フィリピン陸軍司令官及びギアラン・フィリピン海兵隊司令官と、それぞれ日比ハイレベル懇談を、２７日にジャーニー米太平洋海兵隊司令官及びギアラン・フィリピン海兵隊司令官と日米比ハイレベル懇談をオンラインで実施しました。 　

　懇談においては、防衛協力の方向性等について率直な意見交換を行うとともに、日比及び日米比の陸軍種トップ間の信頼関係をより強固にすることができました。 　

　最後に、陸上自衛隊は、５月２７日、富士総合火力演習を東富士演習場において実施いたします。 　

　今年度は、領域横断作戦下における島嶼侵攻対処の場面において、統合運用の要素を含めた陸上自衛隊の火力戦闘の様相を学生等に認識させる構成とし、国民の皆様にもご視聴いただけるよう、ライブ映像を配信する予定です。

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