公募予備自衛官としての決意
予備１等陸尉 澤田 淳
私は普段看護師として勤務しています。志望動機としては私の資格を生かし、国家国民のために何らかの貢献が出来ないかと考えていたところ、公募予備自衛官制度があることを知り、志願した次第です。幸運にも採用され、予備自衛官補時代を含め本年で早１１年が経過しました。
家族、職場の理解も良好であり、毎年、多賀城駐屯地において実施される公募予備自衛官を対象とした５日間訓練に快く送りだしていただいておりますが、自身の勉強不足もあり、なかなか身につかず大変だと感じることがありました。しかし、常備自衛官の皆様のお力添えをいただき、１１年経過した現在、多少はスムーズに訓練内容を理解できるようになってきました。年々学ぶにつれ、我が国の安全保障の厳しさを改めて知るようになりました。そのような中で我々国民が安全な環境で過ごせているのは、常備自衛官の方々の血のにじむような努力、訓練を重ねられている賜物なのだと改めて強く感じるようになりました。
また、普段の病院勤務だけでは接点を持つことはない、東北各地の様々な職種の方々とお会いすることも自身の学びとなっています。
今後も訓練招集時には専心訓練に励み、万が一の招集の際は、平時に実践している看護技術と、これまで訓練で御指導いただいたことを実践し、国家国民のために寄与したいです。