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最先任上級曹長として

東北方面システム通信群 最先任上級曹長 准陸尉 曽根 満

東北方面システム通信群 最先任上級曹長
准陸尉 曽根 満

 第2陸曹教育隊で行われた第4期最先任上級曹長課程に入校しました。入校中実施された、当時の総監訓話の内容を簡単に紹介します。「あなた達は、川を泳いでいる。左岸は幹部がたどり着いた。右岸には曹士がたどり着いた。あなたはどちらの岸に渡る? 迷わず曹士側の右岸に渡ってほしい。そして曹士の状況とその声を聞け。その声を左岸の幹部に伝えてくれ。下意上達を一番大事に思い業務に邁進してくれ。」と、お話されました。
 私の想像ですが、怪我をしている隊員もいるでしょう。ずっと座ったまま動かない隊員もいるでしょう。戦闘服も濡れて、ブルブル震えている隊員もいるでしょう。伝えないといけません。この訓話内容は解りやすく感銘し、今後、最先任上級曹長としての目標となりました。
 令和5年3月13日最先任上級曹長交代式において、仲間の前でこの「岸」の話と、この話を基に決めた上番間の心構えを「足を運び、耳を傾け、目で確認」と伝え、システム通信群最先任上級曹長がスタートしました。
 あれから約1年、楽しい日々もあります。大変な日々そして、自問自答の日々もあります。私がどこまでできているか分かりませんが、群隷下部隊最先任上級曹長等のご協力と仲間の熱いご厚意に日々感謝しております。一方で、群長の補佐者として群長要望事項「明るく、元気に、楽しく」を実現するがごとく、これからも仲間の先頭を邁進してまいります。

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