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新たなる決意

令和5年度第3回予備自衛官招集訓練

開始式

開始式

 第104施設器材隊(隊長・手嶋2佐)は、12月1日から5日までの5日間にわたり、船岡駐屯地及び王城寺原演習場基本射場において、架橋中隊(中隊長・小林3佐)等の隊員39名で、招集された予備自衛官46名(内女性4名)に対し、令和5年度第3回予備自衛官招集訓練を担任実施しました。
 本訓練は、厳しい寒さでの訓練となる特性を踏まえ、訓練中の負傷防止、体調管理等に細心の注意を払い、「予備自衛官が着実かつ前向きに訓練に臨める環境作り」を第一に、訓練内容及び実施要領の検討、宿泊施設等の事前準備を万全に実施しました。
 訓練内容は、射撃検定、体力検定といった優先課目の他、精神教育、野外勤務(警備訓練)、職務訓練(格闘)、特殊武器防護及び野外衛生といった予備自衛官として必要な資質及び識能の維持・向上のための訓練課目を実施。さらに、訓練最終日には、「仕事と予備自衛官制度との両立」をテーマに、予備自衛官と定年退官予定者及び任期制隊員との懇談会を実施し、予備自衛官からの体験談、アドバイスを受けることにより参加隊員は、予備自衛官制度を理解し、今後の自衛官人生の目標の確立等に大いに役立てる事ができました。

精神教育

精神教育

射撃検定

射撃検定

 招集された予備自衛官は、各課目における基本的事項の練度維持や最新の技能の修得のため、積極的かつ前向きな姿勢を保持して、短い訓練期間ではありましたが、全員が訓練目標に概ね到達することができました。
職務訓練

職務訓練

懇談会

懇談会

 また、常備隊員についても、先輩である予備自衛官に教育するという緊張感の中での教授予行や訓練指導を通じ、各隊員の識能を向上させることができました。昨今の厳しく複雑な安全保障環境や全国的に常態化する自然災害等の各種事態への対応において、持続的な部隊運用を支えるため、予備自衛官が継戦能力の維持に果たす役割は重要性を増しています。いざ有事の際は、常備自衛官と予備自衛官が共に協力し、この日本の平和と独立を維持し、国民の負託にこたえるため力を合わせ、任務を遂行できるよう、日々精進し、部隊一丸となって各種訓練に邁進して行きます。
終了式

終了式

 最後に、本招集訓練に参加いただいた予備自衛官の皆様、大変お疲れ様でした。

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