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演習場整備 ~我らの道場は自らの手で~

令和5年度秋季演習場整備

伐開作業

伐開作業

 第2施設団(団長・黒羽陸将補)は10月24日から31日までの間、宮城県に所在する王城寺原演習場において、秋季演習場整備を担任しました。
 本演習場整備は、第2施設団隷下部隊の他、第6師団隷下部隊、東北方面直轄部隊、第1空挺団等の各部隊から、総勢2,000名を超える隊員で編成し実施しました。
 各部隊は、担任官の要望事項である「より使いやすい演習場へ向けた整備の追求」、「指揮幕僚活動の実践」、「安全管理の万全」を追求し、1件の事故も無く円滑かつ安全に整備を実施しました。

グレーダによる道路整備

グレーダによる道路整備

 今回の整備の特性として、部隊が訓練をする上で真に必要な整備を実施する等、各部隊が使用者目線で、より使い勝手の良い演習場にすべく、隊員一人ひとりが考え、整備を実施しました。
民生器資材の活用(コンクリートキャンバス敷設)

民生器資材の活用(コンクリートキャンバス敷設)

 また、演習場整備の場を活用し、「ICT技術を活用した施設作業」、「民生器資材の導入による恒久的な整備」、「モンゴル国軍招聘事業に伴う研修」を受入れる等、様々な事業に取り組み、整備任務を完遂しました。
モンゴル軍招へい事業(ICTドーザ研修)

モンゴル軍招へい事業(ICTドーザ研修)

モンゴル軍招へい事業(崩落箇所補修研修)

モンゴル軍招へい事業(崩落箇所補修研修)

 特にモンゴル国軍の研修では、演習場内の排水整備に係る技術について、自衛隊員との共同作業を実施する等、整備要領の理解促進に着意し、全般を通じて大変有意義な研修となりました。
 また、演習場整備終了後には整備優秀部隊として、仙台駐屯地にある方面混成団、神町駐屯地にある第6飛行隊が表彰されました。
表彰を受ける部隊

表彰を受ける部隊

 最後に我々自衛隊員は、日々訓練により練度を積み上げています。我々の道場である演習場を自ら誠心誠意を込めて整備することにより、部隊が安心して訓練に打ち込める環境を整えることができたと思います。

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