成長を日々共有できる喜び
育児休業制度を活用して
私は、長男の誕生を機に、10月下旬から11月中旬までの約2週間、自衛隊の育児休業制度を活用し、育児休業を取得しました。
育児休業の取得にあたっては、一定期間仕事から離れることへの不安や同僚に負担をかけてしまうのではないかという気持ちもありましたが、上司や同僚に相談し、積極的に制度を活用する事としました。
この育児休業の期間、妻と共に日々のケアに励みました。初めてのミルクの用意や寝かしつけ、ベビーグッズの購入や泣き声に戸惑いながらのおむつ替えなど。それは決して簡単なことではありませんでしたが、日々少しずつ成長していく息子の笑顔と毎日対面できる喜びは何物にも代えがたい幸せでした。
そして、大切な気づきもありました。それは、夫婦がお互いの役割や悩みを共有し、協力して乗り越えていく大切さです。
そのおかげで、家庭におけるより強い絆を作ることができ、育児は、ただ子どもを育てるだけでなく、自分たちにも多くの成長と学びをもたらしてくれるものだと感じることができました。
この育児休業制度の利用に当たっては、なにより職場の理解が不可欠です。岩手地本の上司・同僚は、その点とても温かく、理解と協力をいただき大変嬉しかったです。同僚たちからの励ましや祝福が、新たな父親としての自信に繋がりました。
今回とても強く感じたのは、男性が積極的に育児に参加することで、職場全体が温かく支え合う雰囲気が生まれ、仕事へのモチベーションも向上するということです。
最後に、将来私が育児に携わる隊員の上司や同僚となった際は、サポートする側となり、職場全体が、育児休業等の制度を利用しやすい職場環境を作るようにしていきたいと思います。