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災害派遣活動を終えて

第5普通科連隊最先任上級曹長 准陸尉 須郷 智求

第5普通科連隊最先任上級曹長 准陸尉 須郷 智求
(撮影のためマスクを外しています。)

 令和4年12月15日に発生した青森県三沢市における鳥インフルエンザに伴う災害派遣活動を12月22日までの延べ8日間実施して参りました。
 処分数は国内最大数の139万羽で、その内の約半数69万羽を自衛隊側が担当することとなり、我が5連隊を基幹として、9師団隷下部隊及び八戸駐屯地所在の方面直轄部隊が一丸となって任務を遂行しました。
 活動間は24時間態勢で6時間毎の4コローテを組み、吹雪の中でもタイベックススーツ及び手袋の中は汗まみれになり、厳冬の八甲田山で訓練している我々にとっても大変厳しい状況ではありましたが、隊員達の士気は高く、69万羽という気の遠くなるような数字を提示されても弱音を吐くことなく、驚異的な速度で任務を必成することが出来ました。
 災害派遣を無事終了し、5連隊の最先任として、斉整と行動する隊員達のひたむきな姿に強い感銘を受けるとともに、いかなる任務においても即応し、任務必成する強い部隊でありたいと強く心に思いました。
 最後に災害派遣の任務遂行にあたり、ご協力頂いた各部隊の皆様に感謝申し上げるとともに、5連隊准曹士一同、地域から信頼される「白い精鋭5連隊」であるよう引き続き努力していく所存であります。

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