大学生向け自衛隊インターンシップ

　宮城地本（本部長：諏訪１等陸佐）は８月２３日から３０日までの６日間（土日を除く）、大学生を対象としたインターンシップを実施しました。
　新型コロナウイルス感染拡大への懸念から開催が危ぶまれましたが、研修受け入れ各部隊の協力により、感染拡大防止対策を万全に行い、宮城県内の大学生１０名が参加しました。
　初日は、概要説明に始まり、翌日から３日間かけて航空自衛隊入間基地、陸上自衛隊朝霞駐屯地、海上自衛隊横須賀基地の各基地・駐屯地を研修しました。

　航空自衛隊の練習機及び輸送機、自衛隊体育学校の施設、海上自衛隊の掃海艇など装備や施設を見学するとともに、隊員食堂での食事を体験するなど盛りだくさんの内容で、学生の皆さんは自衛隊の装備の迫力と充実した施設に興味津々でした。中でも、掃海艇「えのしま」の研修では、艦の素材がFRP（繊維強化プラスティック）であることに全員が驚き、多くの質問が出ていました。

　最終日を含めた２日間は、付与された課題（防衛省・自衛隊の広報活動の企画・立案）について３個グループに分かれ討議検討が行われ、それぞれのグループが大学生らしい若者の視点から、分析に基づいて立案した広報企画が発表されました。

　今回のインターンシップでは、複数の参加者から予備自衛官補への志願が出るなど、全般を通して充分に自衛隊の職業としての魅力や活動の概要及び意義を理解してもらうことができました。

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