みちのくWeb - 陸上自衛隊東北方面隊

みちのくWeb

東水沢中学校防災教育に尽力

災害から家族を守るために

防災教育終了後の集合写真

防災教育終了後の集合写真

 岩手地方協力本部一関出張所(所長・雪田1等陸尉)は8月23日、奥州市立東水沢中学校において、2学年復興学習遠足事前学習及び職業体験学習を実施しました。
 本学習は、防災及び進路学習を目的として同校から岩手地本一関出張所に依頼があったものであり、一関出張所長はじめ所員が教官等となり、中学2年生120名、教職員等6名らに対し、体験実習及び防災講話を実施しました。
 体験実習では、災害派遣時に使用される人命救助セットの見学、海上自衛隊砕氷艦「しらせ」の活動の説明及び南極から「しらせ」が持ち帰った氷の見学、自衛隊の基本教練、応急担架の作成及びロープワークなどを行いました。

南極氷の音に耳を澄ます生徒ら

南極氷の音に耳を澄ます生徒ら

基本教練、敬礼!!

基本教練、敬礼!!

もやい結び説明を聞き入る生徒ら

もやい結び説明を聞き入る生徒ら

 防災講話では、東日本大震災の状況及び自衛隊の災害派遣活動の映像を交えながら、災害に備える事前の準備の大切さを説明し、防災への理解を深めました。
 参加した生徒からは、「防災の準備をすることで助かる命がたくさんあることを知りました。」、「自衛隊は、人命救助だけでなく、食事、入浴、音楽演奏などの支援をしていて、いろいろな活動をしていることを知りました。」また、教職員からは、「災害はいつ発生するかわかりませんが、発生時に備えて日々訓練する自衛隊に感謝しています。」と感想をいただく等、防災意識の向上及び自衛隊に対する理解度の向上が感じられました。
防災の準備の大切さを学んだ防災講話

防災の準備の大切さを学んだ防災講話

 岩手地本は引き続き、学校及び地域と密接な連携を図りつつ、あらゆる機会を活用し、地域の安定に寄与するとともに、自衛隊に対する認知度の向上及び理解促進に努めていきます。

前のページに戻る