第2次師団訓練検閲
第9師団の作戦・戦闘に寄与
第9師団(師団長・田尻陸将)は9月1日から6日までの間、岩手山演習場において、第2次師団訓練検閲を実施しました。
本訓練検閲は、「車両行進から集結地占領」、「攻撃に任ずる師団における各部隊の行動」を検閲課目とし、第39普通科連隊及び第9施設大隊が受閲しました。統裁官である田尻師団長は訓練開始式において、両部隊に共通的要望として「指揮の要訣を実践せよ」等の3点を要望し、更に、第39普通科連隊及び第9施設大隊には、それぞれの職種に応じた任務を具現化した事項を要望し、訓練検閲は開始されました。
各部隊は、訓練開始式終了後に出陣式を実施し、部隊長訓示により隊員の士気を高揚させた後、作戦地域へ前進し、戦闘準備を完了しました。
第39普通科連隊は、激しい敵の抵抗にあいながらも、その警戒部隊を駆逐するとともに攻撃部隊の超越を支援しました。
第9施設大隊は、師団主力の前進経路、後方連絡線等の交通路整備、攻撃等における障害処理、機動路整備等様々な任務を遂行し、戦闘支援部隊として師団の作戦に寄与しました。
各部隊は日頃の練成の成果を遺憾なく発揮し、それぞれに与えられた任務を完遂して、4夜5日にわたる本訓練検閲は多大なる成果・教訓を得て終了しました。