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令和4年度衛生科幹部等集合訓練(第62回東北防衛衛生学会)

学会長挨拶

学会長挨拶

 自衛隊仙台病院(病院長・菊池将補)は、11月25日に令和4年度衛生科幹部等集合訓練(第62回東北防衛衛生学会)を担任・実施して、東北地区に所在する衛生科幹部等に対し、防衛衛生学会等の場を活用して、最新の衛生に関する知識を普及するとともに、衛生情報を交換して、識能の向上を図りました。
 昨今の新型コロナウイルス感染症の影響のため、学会員等が一同に会した開催は3年振りであり、例年は部外施設で開催していたところ、感染対策に最大限留意するため初の試みである仙台駐屯地体育館を会場として実施しました。学会テーマは「ウィズコロナの時代を生きる」とし、学会長挨拶では「新型コロナウイルス感染症の重症化リスクは低減傾向にはあるが、未だ収束の兆しが見られない中でいかに感染対策と通常の社会生活とのバランスを図るかが重要である。そのため、今後の自衛隊における活動や衛生支援の在り方を考えることを目的とし、改めて統一した知見を習得・整理して任務を完遂していきたい」と力強く宣言し開会しました。

来賓の自衛隊中央病院長

来賓の自衛隊中央病院長

東北方面総監講話

東北方面総監講話

 訓練には東北方面隊管内の衛生科幹部等の他、海上・航空自衛隊、他方面隊を合わせて約300名の隊員等が参加し、梶原東北方面総監よりこれまでの方面隊におけるコロナの対応状況を総括していただき、衛生科隊員に対する期待として、「最新の知識・技術を追い続ける努力が必要である」と激励をいただきました。その後、東北大学の小坂教授より「新型コロナウイルス感染症の現状と課題」と題して、國井准教授には「コロナ禍が社会全体のメンタルヘルスに及ぼした影響とその対策」と題して講演していただき、今後の対策の糧となる貴重な知識を得ました。
特別講演 小坂教授

特別講演 小坂教授

教育講演 國井准教授

教育講演 國井准教授

 午後からは指定演題2題、一般演題8題の発表があり、海上・航空自衛隊からは大湊・三沢病院の閉院とその後の衛生支援状況を、各部隊等からは創意工夫による衛生活動等について発表されました。
 各講演や部隊からの演題発表後には活発な質疑等も見られ、大きな成果を得るとともに盛況のうちに閉会しました。
 引き続き、仙台病院は東北地区唯一の基幹病院として地域の皆様と隊員及びご家族等に対する質の高い医療を提供するため精進していきます。

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