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令和4年度師団狙撃集合教育

狙撃手として認められる為に

コンパスを駆使して目的地へ

コンパスを駆使して目的地へ

 第9師団(師団長・亀山陸将)は、第5普通科連隊長・降籏1佐を担任官とし、師団内各普通科連隊の狙撃手等に対して、狙撃手及び観測手として必要な知識及び技能を習得させるとともに、当該職務に必要な資質を養うことを目的とし、「令和4年度師団狙撃集合教育」を実施しました。
 当初、5月8日から16日までの間に、普通科連隊狙撃班の要員12名に対し、レンジャー体力検査・射撃・距離判定・コンパス行進・潜入の5種目の資格検査により教育履修者を選抜し、9名の狙撃手要員が基準に達しました。引き続き狙撃手要員は、5月23日から7月15日までの間に実施される本教育に参加し、狙撃手として必要な各種能力を習得します。教育内容は富士学校狙撃課程教育に準じて計画されており、狙撃一般・射撃術・戦闘及び戦技訓練・指揮運用・体育を実施、任務完遂に直結する実力の保持及び自ら考え、行動する気概の醸成を重視しています。
 教育の開始にあたり、主任教官は、「現代戦において狙撃手の役割はかつてなく重要なものになっている。偵察・監視・射撃・潜入などのあらゆる任務に対応できる能力を有する狙撃手の育成の為に『覚悟』を持って教育する。」と決意を述べました。
 本教育で狙撃手として必要な基準に達した隊員は「狙撃」特殊技能資格を取得する事ができます。被教育者は知識の涵養、技術を向上させ、狙撃手としての更なる飛躍に向け奮闘しています。

潜入(各個)訓練 命令下達の様子

潜入(各個)訓練 命令下達の様子

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