みちのくWeb - 陸上自衛隊東北方面隊

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相談員としての各種対処能力の向上を図る

令和4年度第1回部隊相談員養成集合訓練

各課目の教育をする心理幹部

各課目の教育をする心理幹部

 第9師団(師団長・亀山陸将)は4月5日から8日までの間、青森駐屯地において、メンタルヘルス及び相談を受ける際に必要な基礎知識及び技能を付与して、中隊等の気付き役となり得る隊員を育成することを目的として「令和4年度第1回部隊相談員養成集合訓練」を実施しました。
 本訓練には、師団隷下部隊から教官及び助教8名と被教育者42名、方面直轄部隊から被教育者18名が参加しました。
 訓練では、心理幹部及び心理陸曹によりハラスメント対処、傾聴技法、悩みへの対応要領及び任務解除ミーティング等の教育をしたのち、被教育者をグループに分けて、そのグループ内で聴き手、話し手を設定してコミュニケーションスキルを向上させる実習を実施しました。
 本訓練に参加した第9後方支援連隊最先任上級曹長は「本訓練で学んだ部隊相談員としての基礎知識及び技能を最先任という職務を通じて更に磨きをかけ、連隊の服務態勢強化のために活かしていきます。」と語りました。

傾聴技法実習中の第9後方支援連隊 最先任上級曹長

傾聴技法実習中の第9後方支援連隊 最先任上級曹長

 また、教官として参加した第9師団心理幹部は「部隊相談員は、隊員の不調等に気付くという、じ後の対応の出発点を担う重要な役割があり、又、隊員は同じ仲間だからこそ相談できることもある。今回学んだことを部隊で活かしていただきたい。」と話しました。

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