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令和3年度「第11施設群及び第312ダンプ車両中隊訓練検閲

第11施設群長による状況報告

第11施設群長による状況報告

 第2施設団(団長(統裁官)・圓林陸将補)は10月15日から23日までの間、岩手山演習場・王城寺原演習場及び白河布引山演習場において令和3年度「第11施設群及び第312ダンプ車両中隊訓練検閲」を実施しました。
 団は、15日、第11施設群は福島駐屯地において、第312ダンプ車両中隊は船岡駐屯地において実施した隊容検査では、戦闘機能点検(任務の理解、部隊装備火器の取り扱い、対特殊武器防護、車両点検等)を実施し、物心両面の準備状況を確認しました。
 訓練検閲開始に先立ち圓林統裁官は、第11施設群(群長・坂本1佐)に対し「万事作戦として捉え指揮の要訣を実践」、「高い施設技術の発揮」、「新型コロナ感染及び訓練事故の絶無」を、第312ダンプ車両中隊(中隊長・鈴鹿1尉)には一つ目は同じくして二つ目、三つ目を、「高度な車両操縦技術を含めた施設技術の発揮」の3点をそれぞれに強く要望し、各受閲部隊は意気揚々に訓練検閲に臨みました。

意気揚々の第312ダンプ車両中隊

意気揚々の第312ダンプ車両中隊

 本訓練検閲における第11施設群の任務は、「陣地防御を行う師団の直接支援に任ずる施設群の行動」として、築城、交通、障害処理の各種の施設作業を実施し、FSCC用簡易掩蓋掩壕の構築、81式自走架柱橋の架設、主要幹線道の維持補修及び機動路の整備ほか、70式地雷原爆破装置を実投射しました。
70式地雷原爆破装置の発射

70式地雷原爆破装置の発射

 第312ダンプ車両中隊は、「方面隊の全般支援に任ずる車両部隊の行動」として白河布引山演習場から王城寺原演習場への骨材輸送の他、砕石の運搬等を夜間の長距離運行で実施しました。
トレーラによる81式自走架柱橋通過試験

トレーラによる81式自走架柱橋通過試験

 各受閲部隊は、分班訓練、小隊・中隊訓練検閲で積み上げた練成成果を十分に発揮し、群長・中隊長を核心とした団結力をもって数々の隘路と困難な状況を克服するとともに、与えられた任務及び統裁官の要望事項を確実に達成し、本年度の訓練成果を修めました。

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