令和4年福島県沖地震災害派遣活動状況
第6師団(師団長・鬼頭陸将)は、3月16日に福島県沖で発生した最大震度6強の地震に伴い、宮城県及び福島県に給水支援のため災害派遣に出動しました。
地震発生後直ちに、UH―1ヘリコプターによる航空偵察並びに各部隊の地上偵察及び連絡員の派遣を行い宮城県・福島県及び山形県の被災状況を確認するとともに災害派遣の出動準備を先行的に実施しました。
被災地各地で生起した断水に伴い、17日午前8時に福島県知事からの災害派遣の要請を受け、第44普通科連隊(連隊長・湯舟1佐)は、第6後方支援連隊(連隊長・萩野1佐)、第6特殊武器防護隊(隊長・渡邊3佐)の5t水タンク車及び東北方面特科連隊第1大隊の配属を受け、福島県相馬市をはじめ南相馬市、新地町等に給水支援のため部隊を派遣しました。
また、17日午後3時には宮城県知事からの災害派遣要請を受け、第22即応機動連隊(連隊長・石井1佐)が宮城県大崎市、栗原市及び美里町に対し給水支援のため部隊を派遣しました。
逐次断水が解消され3月20日には宮城県が、3月25日には福島県が災害派遣撤収の要請を行い災害派遣活動を終了しました。3月17日から3月25日までの9日間、宮城県約60t(利用者数約2,300名)、福島県約790t(利用者数約6,660名)の給水支援を実施して民生の安定に寄与しました。