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防災準備を一歩進めるきっかけに

岩手地方協力本部が中学校で防災教育を支援

所長による講話

所長による講話

 岩手地方協力本部盛岡募集案内所(所長・鎌田3等陸佐)は、3月11日、矢巾町立矢巾中学校が開催した「令和5年度東日本大震災追悼集会」において防災講話を実施しました。
 本集会は、矢巾中学校が、「東日本大震災を振り返ることで、自らの生き方を考え、災害発生時に自らの命を守る行動をとることができるように」を目的として、毎年3月11日に開催しているもので、同校の要請により「日本で起こる災害」、「災害発生時の自衛隊の行動」及び「中学生ができる災害への備え」をテーマに、盛岡所長が全校生徒328名に対して講話を実施しました。

全校生徒328名が聴講

全校生徒328名が聴講

 開会式の後、テーマに基づき、日本の地理的特性、自衛隊の災害派遣の概要、東日本大震災災害派遣での経験談、自分及び家族で出来る防災対策等について講話を行いました。特に、矢巾町防災マップを提示し、同校が避難所に指定されていることや、学区内には浸水の危険性がある地域があることなど、災害に対する警戒の重要性を説明しました。
 講話終了後、生徒会長による感想発表があり、「災害はいつ来ても不思議ではなく、特に地震は突然発生するので、日頃から準備が必要だと感じた。また、学校が避難所になったとき、中学生でもできることがあると知ったので、今後、家族と一緒に家の中の安全確保と、避難するときに持っていくものの準備など確認して防災に備え、実際に災害が起きたら、自分たちで出来ることを一生懸命できるように準備したい。」との言葉が寄せられました。
生徒会長の感想発表

生徒会長の感想発表

 岩手地本は、引き続き、あらゆる機会を通じ、地域と密接な連携を図りつつ、自衛隊の認知度の向上に向けてまい進していきます。

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