みちのくWeb - 陸上自衛隊東北方面隊

みちのくWeb

【つながり】に感謝

即応予備自衛官招集訓練完全密着30日

取材の様子

取材の様子

 私は、第38普通科連隊のご協力をいただき、令和5年度即応予備自衛官招集訓練の全30日間に及ぶ、AからFの訓練タイプを密着取材しました。
 最初の頃は、初めて会う即応予備自衛官の方ばかりで緊張しましたが、みなさんとても協力的で、日数を重ねるごとに「○○さんおはようございます!また取材来ました。」と気軽に声を掛けることができるようになりました。
 取材3日目のこと、駐屯地食堂で食事をしようとしていたら、「一緒に食べよう」と誘っていただき、「同じ釜の飯を食う」仲間になれた気がしてとても嬉しかったことは忘れられません。
 私が訓練を取材した感想、そして取材に協力してくださった部隊、即応予備自衛官の方への感謝を記事にしたいと思いましたが、普段、言っている「ありがとうございます。」では足りないほどの感謝をどのように伝えたらよいかと今年1年を振り返りながら考えていると、途中まで書いていた原稿を白紙にしてしまうほど大きな気付きがありました。
 それは【つながり】です。この1年間、前年度には実施していない新しい事業として、広報活動に重点をおいた業務が出来ました。これは、訓練取材に協力していただいたことはもちろん、即応予備自衛官の任務に対する熱い想いを共有できたことで形になった、「つながり」があったからこそ出来たことだと気づきました。
 昨年5月、即応予備自衛官の方に魅力を聞いた際、「人とつながれること。この年齢になってもまだ新しい出会いや縁ができることが魅力だ。」とお話しいただきました。私は、その時、様々な業種、年齢の方との情報交換で見聞を広げることができるという意味だと思っていました。しかし、それだけではなく、訓練を一緒に頑張っている仲間、大丈夫かと声を掛け鼓舞してくれる仲間など、人とのつながりを感じられるから頑張れる、成長できる。自分一人で出来ないことを可能にしてくれ、同じ目標に向かい切磋琢磨する、情報交換だけではない数多くの【つながり】も含まれていると1年越しに気付いたのです。
 30日間の取材で、訓練内容、即応予備自衛官の方の想いなど実際に現場へ行かなければ分からなかったことをたくさん知ることができました。
 ここでは書ききれない想いがたくさんありますので【つながり】に感謝して、これからも部隊、即応予備自衛官の方にご協力をいただきながら、即応予備自衛官について皆さんにより楽しく知っていただけるよう令和6年度も広報活動を頑張ります。

防衛事務官 神馬 朋香(左側が本人)

防衛事務官 神馬 朋香(左側が本人)

前のページに戻る