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【隊員紹介】 東北補給処 横江亮平 3等陸曹

 

横江亮平3曹です。東北補給処補給部で施設保管係をしています。よろしくお願いします。

▷出身地は?
 宮城県石巻市です。震災の時にはつらい経験をしましたが、今では復興して過ごしやすい都市になっています。

▷入隊のきっかけは?
 私は、被災した時は小学生だったんですが、災害派遣に来てくれた自衛官の姿を見て、子供ながらに「こんな大変な時に、他人のために行動できるなんてすごい」と思いました。当時の経験から、大変な時に人の命を守る職業に就きたいと思い、自衛隊に志願しました。

▷施設保管係とは?
 部隊が使用する施設器材や、渡河ボート、発電機の部品、施設重機用のタイヤ等の管理・保管・払い出しを行います。

▷今の職務を希望した理由は?
 新隊員の時に、教官から物資の面で隊員や部隊を支える補給処という機関があると聞いて興味を持ち、希望しました。

▷今の職務の印象は?
 始めは戸惑いがありました。新隊員教育では、施設科隊員として渡河ボートを漕いだり、橋を架けたり、「実際にやる側」のことを学んでいたのですが、補給処配属と同時に「支援する側」に転換したからです。しかし、周りの人たちが私のことを気にかけてくれて、付きっきりで面倒を見てくれたおかげで、すぐに慣れることができ仕事も覚えることができました。

▷日々の業務で気を付けていることは?
 施設器材は重量物が多く、一人で扱うことができない物があります。そのような物を扱う際は、職場内で事前に作業の進め方について綿密に打ち合わせをして認識を共有し、危険の回避、作業の効率化を図るようにしています。

▷職場の隊員の雰囲気は?
 お酒好きが多いので、飲み会はすごく盛り上がりますね。皆が飲みに対してポリシーを持っています。

▷駐屯地内のおススメスポットはありますか?
 私の職場では、厚生センター内の食堂が人気があります。メニューが豊富なところが気に入っています。なかなか珍しいメニューでは海鮮丼もあるんです。私は毎回、日替わり定食を注文するんですが、肉料理が好きなので、日替わりが肉だったらラッキーです。

▷職場の名物隊員について
 ベテランの隊員で、毎日ランニングとトレーニングを欠かさない、精強を絵に描いたような方がいます。いつも声をかけてくださる愉快な先輩で、その方に誘われて自転車耐久レースやフルマラソンに参加したことがあります。始めは嫌々参加したんですけど、やってみたら意外に面白くて、疲れましたけどいい思い出になりました。

▷居住環境は?
 駐屯地内の営内隊舎に住んでいます。先輩2人と私の3人部屋です。先輩方は外見は真面目そうですが、実際は2人とも気さくな方たちで、自主性を尊重してくださいます。

▷趣味は?
 学生時代から野球をやっていて、今でも休日は草野球で汗を流しています。ポジションはショートです。守備が好きなので、守備では負けたくないと思ってプレーしています。

▷自衛隊に興味はあるけど体力が不安..と思っている人に対して
 入隊を希望してくださっている皆さんと同じように、私も「自衛隊といえば匍匐前進に射撃」というイメージをもって入隊しました。実際に入隊してみてわかったことですが、部隊ごとにやることは違いますし、各人の特性にあった部隊に配置されるので、体力がなくてついていけない、ということはありません。大切な仲間を見捨てたりしないし、がんばっていれば必ず誰かが支えてくれる、自衛隊はそんなところです。

【取材後記】  横江3曹の職種は施設科。災害派遣などの際、現場で活躍する職種です。横江3曹は施設職種の隊員でありながら、部隊を後方から支えてくれているんですね。野球でショートといえば内野の要となるポジション。補給処の要となる隊員として活躍することを期待しています。

聞き手:東北方面総監部広報室 海野洋介

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