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【隊員紹介】 東北補給処 星野郁江 3等陸曹

東北補給処補給部保管課 武器第2保管係の星野郁江3曹です。よろしくお願いします。

▷出身地は?
 宮城県大崎市です。大崎市は平成29年に世界農業遺産に指定されました。米どころなので日本酒の醸造が盛んで、銘柄で言えば「一ノ蔵」が有名です。

▷入隊のきっかけは?
 親戚の自衛官に勧められて入隊を決めました。警察と迷ったんですが、結果的に自衛隊を選びました。

▷警務職種に興味があった?
 新隊員の時は警務職種希望でした。でも、その時の教官に「君は警務に向いていない」と言われてしまって・・・。

▷どんなところが向いていないと?
 「警務は人を疑わなければならない時がある。」と言われて、ああ、確かに私の性格からして難しいかな、と(笑)。結果として、未練なく今の職種の武器科を選ぶことができました。

▷補給処とは?
 装備品等の保管・整備・補給を行う機関です。訓練や演習はほとんどないのですが、部隊の物的基盤を支える、縁の下の力持ちのようなところです。

▷武器保管係の業務は?
 部隊に対する、車両の完成品やバッテリー等の部品の補給です。指示に基づき、小銃等を払い出すこともあります。

▷日々の業務の中で特に注意していることは?
 部品の中には細かいものや似ているものがたくさんありますので、間違いがないように何度も確認しますし、必ず複数人で点検するようにしています。

▷業務の中で大変だと思うことは?
 大きくて重い部品がたくさんあるので、それらを持ち上げたり運んだりするのが大変です。特に、戦車のバッテリーともなると、乗用車用のものとは比較にならないくらい大きいので、男性でも苦労するほどです。

▷業務を通じて喜びを感じることは?
 部隊との直接的な繋がりはあまりないんですが、払い出した車両が部隊で活躍してくれると嬉しく思います。

▷仙台駐屯地で気に入っているところは?
 桜がキレイなところですね。昨年、一昨年の駐屯地桜まつりの時は特に良かったです。

▷東北補給処の雰囲気は?
 処長と副処長が頻繁に現場進出して、自ら視察されるので、職場にいい緊張感が生まれています。

▷これまでの勤務歴は?
 勤務した経験があるのは、東北補給処がある仙台駐屯地だけですが、教育を受けたのは、朝霞駐屯地の女性自衛官教育隊と、土浦駐屯地の武器学校です。朝霞市の彩夏祭に参加したのは思い出深いですね。ピンクの法被を着て、同期と一緒にヘロヘロになるまでよさこいを踊りました。

▷居住環境は?
 夫と二人で、駐屯地の近くのアパートに住んでいます。夫も同じく東北補給処の隊員で、戦車用エンジンなどの整備を担当しています。 

▷休日の過ごし方は?
 旅行に行ったり、買い物をしたりすることが多いです。今年はまだどこにも行けていないんですが、去年は年末に夫と二人で関西旅行に行きました。神戸で「100万ドルの夜景」を見たり、大阪では道頓堀でたこ焼きを食べたりしました。びっくりしたんですけど、本当にいたるところにたこ焼き屋があるんですよ。店ごとに味が違うんで、3パックくらい食べ比べました。

▷趣味は?
 趣味と言っていいのかわかりませんが、我が家では料理は私が担当しています。得意料理は、もちろんカレー!夫は優しいので(?)、味の評価は毎日100点満点と言ってくれます!

▷自衛隊を志願するか迷っている人たちに向けて一言
 みんな!自衛隊に入ろうぜ!!

【取材後記】  自衛隊では、第一線部隊や新装備に注目が集まりがちですが、全ての部隊は補給処経由で物品を受領しています。補給処がないと、新装備も入ってこないし、そもそも何の活動もできなくなってしまいそうですね。星野3曹の話には、旦那さんが頻繁に出てきて、仲がいいことがよく伝わってきました。旦那さんは、100点満点の手料理を毎日食べられて羨ましいですね!

聞き手:東北方面総監部広報室 海野洋介

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