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東北方面管制気象隊 佐々木達也 陸士長です。よろしくお願いします。職務は気象係です。
▷出身地は?
宮城県仙台市です。高校も部隊もずっと仙台市です(笑)。
▷仙台の部隊を希望していた?
そういうわけではありませんが、宮城県内がいいとは思っていましたので、結果としては良かったです。
▷入隊のきっかけは?
友達と遊びに行った帰りに、地本の広報官の方に声をかけられて、話を聞くうちに、自衛官を目指してみようと思うようになりました。この出会いがなかったら、今の自分はなかったかもしれませんね。
▷気象係とは?
気象に関する資料を作成しています。その資料は、隊長やパイロットが航空機の運用に関して認識統一するための会議で使われています。また、実際に管制塔で自ら気象観測をすることもあります。
▷特殊な知識が必要なのでは?
はい。私は陸上自衛官ですが、航空自衛隊の教育に参加して、雲の見方、視程の取り方、器材の操作要領等を学びました。
▷勤務するうえで気を付けていることは?
気象は刻々と変化していくものなので、その変化を見逃さないように注意しています。具体的には、設置した観測器材はこまめに自分の目で確認し、常に最新の状況を掌握するようにしています。
▷勤務するうえで大変だと思うことは?
気象の変化は、航空機の飛行に重大な影響を及ぼします。悪天候の際は気象条件が変化しやすく、パイロットとの連携を密にして、常に最新の気象情報を提供する必要があるので、責任重大な職務であると感じています。
▷入隊する前、今の職務が陸上自衛隊にあることを知っていた?
全く知りませんでした。しかし今では、この職務の重要さを理解しましたし、面白いと感じるようになりました。
▷部隊、駐屯地の雰囲気はどうですか?
わからないことがあっても、優しく教えてくれるような、そんな柔らかい感じの部隊です。
▷駐屯地のおススメスポットは?
お風呂がキレイなので気に入っています。あとは、食堂ですね。どのメニューもおいしいです。
▷その中でもおススメのメニューは?
一つは選びきれませんが、麺類には全体的に力を入れていると感じますね。ラーメンとか蕎麦とか。
▷仙台といえば、味噌ラーメン?
味噌に限らず、塩だったり、醤油、担々麺、麻婆が乗っているものもあったりして、バリエーション豊富です。なので、味噌だけに特化しているわけではありません。
▷居住環境は
駐屯地内の隊舎で、先輩との二人部屋です。同部屋の先輩は大らかな方ですが、締めるところはキチっと締めてくれます。
▷休日の過ごし方は?
高校まで陸上競技をしていたので、仙台市内をランニングをしていることが多いです。距離とかコースは、特に決まったものはなく、その日の気分で選んでいます。川沿いとか、河川敷があるところを走ることが多いですね。それ以外の趣味としては、BMXという小型の自転車を使ったアクロバット走行に挑戦しています。
▷自衛隊を受験するか迷っている人に対して一言
私は入隊する前、自衛隊に対して「厳しい」「辛い」「怖い」というイメージを持っていました。実際、そういう部分も少しはあります。でもそれ以上に、優しく教えてくれる人や、頑張ろうって思えることがたくさんあるので、悩むより思い切って挑戦してみてほしいです。
【取材後記】
広報官との出会いが人生を変える大きなきっかけになったようですね。「空のお仕事」というと航空自衛隊のイメージですが、陸上自衛隊にも同様の職務に携わっている人がいます。これからも空の交通安全に寄与してほしいですね。併せて、BMXに挑戦する時も、安全には十分に気を付けてほしいです。
聞き手:東北方面総監部広報室 海野洋介