訓練等名 令和5年度渡河器材隊訓練検閲
期 間 R5.6.24〜R5.6.26
場 所 白河布引山演習場





「小隊訓練検閲に参加して」

第6施設大隊 本部管理中隊  陸士長 大竹 紘生

 令和5年6月24日から同年6月26日の間、令和5年度第6施設大隊渡河器材小隊訓練検閲に架設班連結の組員として参加しました。  本小隊訓練検閲での小隊の任務は、07式機動支援橋の架設です。昨年度より自隊施工による改修工事を実施した白河布引山演習場架橋訓練場にて行われた初めての架設であり、その工事の集大成とも言える訓練検閲でした。その中で私は、主として3つのことに着意しました。   1点目は先行班としての行動、2点目は架設準備間の測量手、3点目は架設作業における連結作業及び近岸設備の構築作業等です。特に、2点目の架設準備間の測量手については、架設準備における地隙幅の測定、遠近岸の高低測量、創意工夫資材を活用した架設車及び支持装置設置の為の経始作業等を実施し、測量手として読み間違えのないレベルによる高低測量、巻尺の距離誤差を最小限にした経始、橋軸線の表示等、正確・迅速な測量を心掛けました。本訓練検閲は、初めて架設する場所の任務であり、架設作業では色々な隘路はあったものの、小隊長や架設班長の明確な指揮等もあり小隊一丸となって07式機動支援橋架設という小隊の任務を達成する事が出来ました。その中で私が一番貢献できたことは、白河布引山演習場架設訓練場改修整備にて培ってきた測量の「経験」を遺憾なく発揮し、架設作業において小隊の力になれたことです。  改修工事は、期間も長く挫けそうになった時も多々ありましたが、その苦労して得た経験と知識が実を結んだことがとても大きな財産になりました。  今回の小隊訓練検閲で得た自信は今後の訓練でも発揮しつつ、更なる練度向上に努め今後の07式機動支援橋の架設に貢献していきたいです。