第６師団は、５月１１日から１９日までの間、白河布引山演習場及び王城寺原演習場において令和４年度春季演習場統一整備を実施した。
　第６師団は、白河布引山演習場の整備を担任するとともに、王城寺原演習場の整備を担任する第２施設団に部隊を差し出して、道路の路面整形、排水機能維持のため側溝及び溜枡の清掃、防火帯の整備、機動路伐開、崩壊箇所補修等多岐にわたる整備を実施した。
　今回の最大の特性は、火力戦闘の視射界や陣地地積の確保、機動・展開の行動地帯確保のため、支障のある木々を伐開する作業を実施した。
　また、整備隊本部に施設技術指導組を編成し、各部隊の実施する任務に応じた指導及び統制を行うとともに、樹木伐採に係る技術の向上を図った。
　宿営においては、部隊を分散して異なる部隊間の接触を回避し、新型コロナウイルス感染防止に努めることが出来た。
　引き続き師団は、演習場整備の中期計画に基づいて未活用地域の間伐を推進し、更なる訓練基盤の整備を実施していく予定