第6師団(師団長・蛭川陸将)は、9月14日から21日までの間、王城寺原演習場において「令和元年度第2次師団訓練検閲」を実施して、第6通信大隊(大隊長・豊田2佐)、第6飛行隊(隊長・峰松2佐)、第6師団司令部付隊(隊長・中嶋3佐)及び第6音楽隊(隊長・松田1尉)の「攻撃における部隊の行動」について、練度を評価・判定し進歩向上を促した。
蛭川統裁官は訓練開始式において「これまでの練成成果を存分に発揮し得るよう、全力を尽くしてもらいたい」と訓示、部隊は状況開始後、速やかに車両機動へと移行して400qを超える長距離機動を計画に基づき整斉と実施し、一件の事故もなく集結地に集結し、体勢を整えて攻撃行動へと移った。
指揮の命脈を担う第6通信大隊は、作戦の全期間にわたりシステム化された高度な通信組織を構成・維持・運営した。また、第6飛行隊は、戦闘支援として遊撃部隊の空輸、患者後送、航空偵察等を昼夜問わず遂行した。さらに、第6師団司令部付隊及び第6音楽隊は師団指揮所を開設し、司令部の指揮・幕僚活動を支えるとともに、敵の脅威から指揮所地域を防護した。
検閲の作戦間、各級指揮官は変動する戦況を的確に把握し、適時適切な命令を与えるとともに、部隊は一致団結し、仲間を信頼し、信頼されながら任務を完遂した。
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