任務を完遂せよ
〜令和元年度第1次師団訓練検閲〜 |
第6師団(師団長・蛭川陸将)は、6月10日から16日までの間、王城寺原演習場などにおいて「令和元年度第1次師団訓練検閲」を実施、第20普通科連隊(連隊長・梶1佐)及び第6偵察隊(隊長・野田2佐)の、「攻撃」における訓練の練度評価を行った。
訓練開始式で蛭川統裁官は「各級指揮官は任務を完遂せよ」「信頼せよ、信頼されよ」「安全管理を徹底せよ」の3点の要望事項を掲げ、全隊員がこれを具現化すべく取り組むことを期待し訓示した。
受閲部隊は、状況開始後速やかに徒歩行進及び車両機動を開始し、綿密に計画した行進表に基づき整斉と行動した。行進終了後は、部隊行動を遅延することなく地域の安全化を図り、集結地を占領して、じ後の作戦を準備した。
戦闘団として編成された第20普通科連隊(第20戦闘団)は、師団の攻撃構想に基づき、総合戦闘力を最大限に発揮すべく協同部隊と綿密な調整を行い、敵先遣部隊を撃破して戦闘団の目標を奪取した。また、第6偵察隊は、作戦当初から敵の侵攻情報を確実に把握しつつ、地域内における敵の配置等を解明すべく監視網を構成し、敵情を解明した。
作戦間、各級指揮官は逐次に変化する戦況を的確に把握し、明確な企図のもとに適時適切な命令を与えるとともに、部隊長を中心に一致団結して、仲間を信頼し、信頼されながら任務に邁進。旺盛な士気、厳正な規律を保持して、堅固な意思の下に妥協することなく任務を完遂した。
師団は今後も、厳しい任務を完遂するため、いかなる困難にも立ち向かうための努力・精進を続ける。
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訓示をする蛭川統裁官 |
検閲に臨む隊員たち |
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受閲前の隊容検査で万全の体勢を整える隊員たち |
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約40kmの徒歩行進をする第20戦闘団 |
約400kmの車両更新をする第6偵察隊 |
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敵情偵察のため前進する第6偵察隊のオートバイ組と斥候組 |
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集結地で攻撃前進準備をする第20戦闘団 |
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指揮所周辺の障害構築をする本部班 |
アンテナを設置する通信小隊 |
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凹地を前進し、敵陣地の裏側に向かう前衛小隊 |
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81mm迫撃砲L16の射撃準備 |
地雷原処理をする施設作業小隊 |
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藪に潜み敵を待ち構える |
敵防御陣地に突撃 |
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前線の攻撃に対し、支援射撃を行う重迫撃砲中隊の120mm迫撃砲RT |
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森の中に潜む第6偵察隊の監視レーダー |
敵情監視をする第6偵察隊の斥候 |
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負傷者の救護にあたる衛生小隊 |
給食を作る炊事班 |
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戦闘指揮を執る第20戦闘団長 |
統裁官に敵情を説明する第6偵察隊長 |
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敵陣地へ切迫する攻撃部隊 |
攻撃前進を支援する16式機動戦闘車 |
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110mm個人携帯対戦車弾で対機甲戦闘 |
攻撃目標に向け突撃 |
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対抗部隊(敵役)として防御戦闘中の第44普通科連隊 |