「戦闘力の総合発揮のために」
〜令和5年度第1次師団訓練検閲〜
 連隊は、令和5年7月2日から7日までの間、王城寺原演習場において、第1次師団訓練検閲を受閲した。
 即応機動連隊に改編以来、久し振りの防御検閲であり、師団長の「指揮の要訣の実践」「部隊の戦闘力の組織化及び最大限発揮」「新領域からの脅威への対応」「安全管理・健康管理の徹底」の4点の要望事項の下、「師団から独立的に行動する即応機動連隊の防御」を受閲課目として実施された。
 検閲受閲にあたり、年度当初から3回にわたる練成訓練を段階的に実施し、各部隊等の防御戦闘要領について是正・修正を行い、着実に練度を向上させ本検閲に臨んだ。
 訓練検閲間、各部隊は炎天下の中、限られた時間にもかかわらず錯雑した演習場の地形を活用して、密生した樹木を伐開し、我の防御要領をほぼ確認できない敵に対して不意急襲火力を発揮し得る陣地の編成と、敵が物理的に突入できない大規模な複合障害を道路及び森林内に構成して、敵の攻撃に対し昼夜を問わず強靭な防御戦闘を敢行し、訓練終了後、対抗部隊として参加した複数の隊員に「陣地がどこにあるか分からず、また陣前の障害を見た時に、これは攻撃できないと思った。」と言わせたほど、敵の陣内への突入を幾度も阻止した。
 また、疲労困憊の隊員の体力を回復させるための連隊合同炊事の実施や、発生した傷病者の迅速な後送・処置、化学攻撃への対応等、任務完遂のため各協同部隊を含めた連隊全力で取り組み、有形・無形の戦闘力を総合発揮して「概ね優良」の評価を得た。
 連隊は、本訓練検閲で得た教訓を資とし、引き続き練成を積み重ね、強靭な部隊及び隊員の育成のため、更に邁進していく。
   
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