「ゴラン高原派遣輸送隊第28次要員出迎え行事」

  3月12日、第11旅団(旅団長 松川将補)は「ゴラン高原派遣輸送隊第28次要員の出迎え行事」を実施した。
  平成21年8月17日に真夏の陽ざしの中駐屯地を出発し、ゴラン高原の地で国際平和協力部隊ゴラン高原派遣輸送隊第28次要員として活動していた43名は、任務を達成し、朝霞駐屯地において中央即応集団宮島司令官に帰国の報告を行い約6ヶ月の派遣任務を終了した。
  3月12日早朝、朝霞駐屯地を出発、新千歳空港に到着した派遣要員は、大型バスにより残雪なお多き真駒内駐屯地に勇躍帰隊した。
  半年前の出発時よりも更に逞しさが増した派遣要員達は、緊張しつつも任務達成感と自信に満ちた足どりで、第11音楽隊先導のもと、正門から司令部まで約300mを、出迎えのため整列した駐屯地所在部隊及び旅団隷下部隊の隊員達に大きな歓声で迎えられながら徒歩行進し、旅団司令部庁舎前において隊長の小山3等陸佐が旅団長に帰国報告を行った。
  松川旅団長は、派遣要員に対し「諸君よく帰ってきた。ご苦労さん。ゴランの地において日本隊が作り上げた歴史を継承すべく緊張しながら活動してきた事を誇りに思う。」と要員に対し、慰労の言葉をかけるとともに留守を支えていた家族及び部隊にねぎらいの言葉を述べた。
  報告終了後、帰国を待ちわびた家族等及び酒井北部方面総監、道議会議員等の来賓ご臨席の中、慰労会を実施し約半年にわたる長期の派遣任務の労をねぎらった。
  慰労会では、ようやく緊張ほぐれた様子の要員と家族や来賓、上官、同僚等と派遣間の思い出などについて多いに話が盛り上がり記憶に残る帰国歓迎行事となった。
小山派遣隊長を先頭に空港に到着 新千歳空港で家族との再会
駐屯地の隊員らに出迎えられ、
勇躍帰隊する第28次隊要員
出迎え行事
松川旅団長から慰労の辞を受ける派遣要員 小山派遣隊長
任務を完遂した派遣要員 握手を交わす松川旅団長と小山派遣隊長
酒井北部方面総監からの慰労の辞 ゴラン高原派遣輸送隊第28次要員慰労会