「平成24年度部外協同通信訓練〜部外通信機関との連携〜」
  北部方面隊(総監 岩田陸将)は、平成25年1月31日(木)丘珠駐屯地において、総監部防衛部防衛課長(貴島1佐)を担任官とし、「災害派遣における自衛隊と部外通信機関との協同連携要領を演練し災害対処能力の向上を図る」ことを目的に、北部方面隊とNTT東日本北海道支店及びNTTドコモ北海道支社との協同通信訓練を実施した。
  本訓練は、北部方面隊とNTT東日本及びNTTドコモとの協同連携に関する実施協定に基づくものであり、平成20年度から実施しており今回が3回目の訓練となる。
  協定は中越地震の教訓から相互に協同連携の必要性を認識し「災害等の不測事態における通信確保について円滑な連携を図る」ことを目的とし、平成19年6月にNTT東日本と、平成20年6月にNTTドコモと締結した。協定では災害時における迅速な対応、そのための平素における協力などについて規定している。
  訓練には、北部方面航空隊から10名・ヘリコプター2機、NTT東日本北海道支店から13名、NTTドコモ北海道支社から7名が参加し、地震等によりNTT東日本・NTTドコモの通信施設が被災し、被災地域の通信を確保するため、通信確保に必要な通信機材及び人員等を自衛隊のヘリコプターで空輸する場面を想定、ヘリコプターへの各社非常用通信機材の搭載〜空輸〜卸下、器材の設置を主体とした反復演練により協同連携要領の練度向上を図った。
  今後も共同訓練を継続するとともに、実動の防災訓練等における通信訓練や他の器材の空輸等、訓練内容の充実を図り、連携を強化してきたい。
NTT東日本北海道支店 NTTドコモ北海道支社
積載要領の確認
積載
卸下
設置開設