放射線技術課は、高度な医療機器と技術で良質で安全な検査を提供します。
主に放射線(X線)を利用した検査により、診断や治療に必要な画像を提供しています。診療放射線技師が中心となり、CT・MRI・核医学検査などの画像診断検査技術の向上に励み、精度と質の高い検査を行っています。
また、検査依頼から画像保存の全てがデジタル化されており安全かつ適正に画像を管理するととともに、放射線による被ばくを低減させるための取り組みにより検査を受ける皆様に安全で安心な検査を提供しています。

単純X線撮影装置は、皆さまに最も身近なX線撮影機器です。
身体を透過するX線により身体内部を画像化して骨や各臓器の状態などを素早く診断することができます。痛みがなく、比較的短い検査時間です。
(RadneX50/富士フィルム(株)/2021年3月、Ysio/シーメンス・ジャパン/2015年1月、RHD speed PRO/島津製作所/2015年1月)

CT装置は、身体に360度の方向からX線をあてて任意の断面や立体(3D)画像などを作成することができます。
撮影時間は比較的速く頭から足先までどの部位でも撮影が可能です。骨折や出血、炎症などを診断することを得意とします。また造影剤というお薬を使うことで腫瘤の形や性状、血管の走行などがわかります。
(Optima CT660/GEヘルスケア・ジャパン/2011年7月)

MRI検査は、体内の水素原子を強力な磁力と電波により画像を作成します。
放射線を使う検査とは異なり、被ばくすることはありません。検査時間は15分~1時間程度とやや長くなります。検査中は細長い筒状の機械に入って検査しますので狭いところが苦手な方はお知らせください。また、大きな音がしますのでヘッドホンをつけて音楽等を流しながら検査をします。
筋肉やじん帯など軟らかい部分に強い検査ですが、単純X線やCTでは見つけづらい骨折を見つけることもできます。
(MAGNETOM Sola/シーメンス・ジャパン/2024年12月)

血管撮影装置は、造影剤というX線に良く写るお薬を使用して血管の形や流れを動画で観察するための装置です。
手首や太ももの付け根から血管の中にカテーテルという3mm程の細いチューブを血管の中に挿入して目的の血管を撮影します。
診断だけではなく、細くなった血管を元の太さまで広げたり、血管に詰まった血栓を取り除いたり溶かしたりする治療も行えます。また回転しながら撮影したデータで3D画像を作成することで血管の走行を立体的に把握することができ、診断や治療の精度や正確性が向上します。
(INFX 8000C/キャノンメディカルシステムズ/2015年1月)

核医学検査はガンマ線(X線とほぼ同じ)を放出する放射性同位元素というものを混ぜたお薬を体内に投与して、身体から放出されるガンマ線をSPECT装置で撮影します。
お薬は注射するものが多く、飲み薬で検査するものもあります。
検査はお薬を投与してすぐ始めるものから、注射して数時間~数日後に撮影するものなど様々です。
(INFINIA H3000WT/GEヘルスケア・ジャパン/2012年9月)

X線TV装置は、身体の中を「動画」のようにリアルタイムで映し出す装置です。
バリウムを用いた胃の検査や骨折の整復などに使われます。また、内視鏡を用いた検査において医師が内視鏡の動きやカテーテルの位置などを直接確認するためなどに使われます。
(SONIALVISION G4/島津製作所/2016年2月)

マンモグラフィ装置は乳腺専用のレントゲン装置です。
丸みのある乳房を薄く広げて固定した状態で撮影することでX線による被ばくを抑え、乳腺の重なりを広げ鮮明でブレのない画像を撮ることが出来ます。
乳がんの初期症状の一つであるごく小さな石灰化や、しこりの特徴を診断します。
(AMULET SOPHYNITY/富士フィルムメディカル/2025年12月)

ポータブルⅩ線撮影装置は、車輪が着いた移動可能な小型のX線撮影装置です。従来の大型装置とは異なり、コンセントやバッテリーで稼働し、病室などの患者さんの所まで移動して撮影が可能です。
移動型X線透視装置(Cアーム)は、アルファベットの「C」の形をした動画撮影可能な移動式のX線撮影装置です。主に手術室で使われ、あらゆる角度から体の中をリアルタイムの動画(透視)で映すことができ、医師が内部を確認しながら正確な処置を行うための「目」の役割を担います。
(ポータブルⅩ線撮影装置 /MobileDaRt Evolution MX8Version/島津製作所/2021年3月)
(移動型X線透視装置/CALNEO CROSS/富士フイルム(株)/2025年12月)

歯科治療で使われる歯や顎の状態をみる装置です。
デンタル撮影装置は、特定の歯や支える土台の骨の状態を詳しく調べます。
パノラマ撮影装置は、顔の周りを装置が回り、口の中全体を1枚のパノラマ写真のように写します。虫歯や歯並びの全体像把握に不可欠です。
(IX V080/モリタ/2015年1月 GM-T107798 エラビューエボックス X550/モリタ/2015年1月)

腎臓や尿管にある結石に身体の表面から衝撃波を当てて結石を砕く治療を行う装置です。
X線で結石の位置を確認しながら結石にピンポイントに衝撃波をあてるため効率的に結石を砕くことができ、外科手術よりも身体への負担が非常に少ない治療法です。
小さく砕けた結石は尿と一緒に排出されます。
(Dornier Delta Ⅱ/ドルニエメドテックジャパン/2015年1月)