南スーダン派遣施設隊第6次要員(隊長 野村1佐)は、平成26年8月13日、南スーダンの首都ジュバ市内にあるUNハウス地区、第3IDPサイト(国内避難民保護地域)外周道の整備を完了しました。
この外周道整備は、第5次要員から第6次要員へ指揮転移した6月16日当日の起工式から始まり、また、この日が第6次要員としての活動開始であるとともに、昨年末の情勢の変化により中断していた国連施設外活動の再開でもありました。
担当した施設器材小隊(小隊長 上野1尉)は、雨季特有のスコールや経路上の大きな岩などの障害発生の都度、作業工程を修正しつつ、装備する機械力を最大限に駆使して、ほぼ予定どおりの約2カ月で完成させました。
総距離約4Kmの活動は、面積約28、000㎡、使用した土の量はマラム(現地採取土)等約1,500㎥、大型ダンプ約500台分に相当します。
この間、国連の実施する国内避難民の移送も順調で、工事完成時、第3IDPサイトには約5,000人を超える人々が移り住んでいます。 |
起工式で隊長(手前)に敬礼する上野1尉
(6月16日) |
起工式後、活動開始
(6月16日) |
機械力を駆使して着実に進む整備
(6月27日) |
道路上の大きな岩を砕いて地盤の強化に使用
(7月31日) |
油圧ショベルによる路肩整備
(7月31日) |
油圧ショベルで岩を砕きながらの道路造成
(7月31日) |
道路上に敷いた土砂をグレーダで整地
(7月31日) |
仕上げにローラで転圧し整地
(8月8日) |
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