陸上自衛隊最先任 部隊現況把握
令和5年8月31日 |
第6即応機動連隊最先任上級曹長(湯浅准尉)は、8月31日(木)、美幌駐屯地において、陸自最先任上級曹長(村脇准尉)による部隊現況把握を受けました。
当初、駐屯地の沿革、駐屯地施設、特に旧海軍時代から現存している隊舎、長さ250mの雪中廊下、24時間射撃可能な美幌射場について説明するとともに、連隊最先任上級曹長を長とするプロジェクトチーム(以下PJ)が取り組んでいる4つの事項において、陸曹が主体となり陸曹以下を鍛える趣旨及び意義について説明しました。その後、各中隊の先任上級曹長、若年隊員及び女性自衛官の3つのグループ毎に懇談を実施し、陸自最先任上級曹長は、隊員のいろいろな声に耳を傾けるとともに、隊員個々の気持ちにフォーカスした質問を多く投げかけ、終始和やかに一部本音で話し合えた良い機会となりました。
午後には、PJによる射撃訓練において、連隊としてレベル毎の到達目標と射撃要領を定めていることを説明したあと、PJ指導部による実弾射撃を展示して、練成成果を発揮して高い射撃技術を披露することができました。 最後に、駐屯地内の視察において、施設の不具合状況、修理要望を上げても中々改善できていないトレーニングルーム等を確認してもらうとともに、居住隊舎で男性及び女性隊員から直接話を聞いてもらい終了しました。
|

|
 |
連隊最先任との懇談 |
先任上級曹長グループとの懇談 |

|
 |
射撃の視察 |
居住隊舎の実状の確認 |
|
安全運転管理者講習
令和5年8月20日、21日 |
美幌駐屯地業務隊(隊長 圓山2佐)は、8月20日(日)及び21日(月)、運行管理者に指定されている11名に対して、安全運転管理者講習普及教育を実施しました。 本教育は、駐屯地各部隊の安全運転管理者等に「部隊における官用車両運行管理に必要な事項及び安全運転管理者講習の内容を普及して、じ後の業務に資すること」を目的として、官用車両運行管理、官用車両の自己分析、安全運転施策及び安全運転管理者講習内容の4項目について教育を実施しました。
参加者は、運行管理者としての操縦手の細部の管理要領や関連書類の記入要領、操縦前の運行指導要領、さらに近年における官用車両事故の傾向等について理解しました。また、業務だけに限らず、自転車のヘルメット着用の努力義務や電動キックボードに関する事項など、最近の道路交通法改正で特に注意喚起の必要なことについても認識することができました。 |
 |
スライドを活用して実施 |
|
転入者を即戦力に仕上げる
令和5年8月22日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、8月21日(月)から28日(月)までの間、最先任上級曹長(湯浅准尉)を長とする4つのプロジェクトチーム(以下PJ)主導の第2回PJ集合訓練を実施しました。 本訓練は、令和5年度前期転入者に対し「陸曹以下の教育は最先任上級曹長以下で実施」をコンセプトに、IR照明弾下での分隊戦闘射撃に必要な技能を身に付けさせるとともに、96式装輪装甲車及び冬季戦技の概要を理解させ、現中隊の隊員と同等レベルへの早期戦力化の推進を図り、連隊の任務遂行能力の向上に資することを目的としています。 指導部の訓練準備では、初めて指導部として参加する者もいましたが、綿密な指導ポイントの認識統一、安全管理を重視した訓練予行を行い、全員が真剣に取り組み射撃準備から射撃訓練まで円滑に実施しました。 訓練では、まず、連隊で実施しているPJの方向性や取り組み状況等の概要及び到達目標をジョークも交えつつ場の雰囲気を和ませながら説明し、次に、ガンハンドリング、小隊・分隊の戦術行動の原理原則に基づく小部隊の基礎的な各種地形の通過要領及び拠点占領要領、対敵動作の概要等を教育しました。 参加者からは、「初めてのことばかりで覚えなければならない事がたくさんあるが、早くこの部隊に慣れるため頑張って練成したい。」などの意欲的な声が聞かれ、訓練目的を達成するとともに、隊員相互の融和団結を図れました。
|

|
 |
全般説明 |
96式装輪装甲車の連隊統制事項の説明 |

|
 |
ガンハンドリング練成 |
レベル6射撃 |
|
火力支援中隊が初優勝
令和5年8月27日 |
第6即応機動連隊火力支援中隊(中隊長 田中3佐)及び第1中隊(中隊長 板津1尉)は、8月27日(日)、大空町「ひがしもこと緑とチーズの里ふれあいパーク」において、4年ぶりに開催された「第41回ノンキーランドふるさとまつり」のメインイベント「第34回ロール転がしどってん酷」参加しました。 本年3月に前第101特科大隊の隊区であった大空町を引き継いだ新編火力支援中隊からは、男子の部に「ファイヤーサポート」及び「ファイヤーサポート中堅」の2チーム、女子の部に「ファイヤーサポートレディース」の合計3チームが参加し、第1中隊からは、男子の部に中隊長を含む「たけし軍団Old」、「たけし軍団Jr」及び「たけし軍団」の3チームが参加しました。 競技は、4人1チームとなり重さ400Kg(女子は300Kg)の乾燥牧草ロールを転がし、高さ91cmの障害物を含む長さ80m(片道40m)のコースでタイムを競うもので予選、決勝戦が行われました。 開会式において、実行委員長(大空町長 松川一正氏)は「男子27チーム、女子6チーム、こんなにも集まって下さり有難うございます。最後に高さ91cmの障害物を乗り越えてもらいますけど、この91cmの数字の意味は、「悔いが残らないように」の言葉になぞらえて設定しています。各チームは悔いが残らないように頑張ってください。」と選手を鼓舞しました。 男子の部では、予選で「ファイヤーサポート」、「たけし軍団Old」が敗退し、残り3チームは準決勝に進み「たけし軍団」が5位入賞しましたが、「たけし軍団Jr」は惜しくも敗退しました。決勝に進んだ「ファイヤーサポート中堅」は、敗れたチームの選手達からの一丸となった声援を受け、熱いレースを展開し、見事に3位入賞を果たしました。 女子の部では、予選は行わず決勝のタイムのみでの争いとなり、「ファイヤーサポートレディース」はレース前から気合十分で集中力は他のチームと比べ物にならないほど際立っていました。選手達は、団結して声を合わせ、力を出し切ってゴールし、2位のチームと僅か0.53秒差でありましたが、見事優勝の栄誉を勝ち取りました。 閉会式では、実行委員長から賞状及びトロフィーを手渡され、会場は大いに盛り上がりました。その後、テレビや新聞の取材が殺到し、インタビューに答えたチームリーダーの阿部士長は「来年も優勝できるように乾燥牧草ロールを買って練成します。」と話し、観客の笑いを誘っていました。
|

|
 |
「たけし軍団」5位入賞 |
「ファイヤーサポート中堅」3位入賞 |

|
 |
声を合わせ障害物を乗り越える 女子の部優勝「ファイヤーサポートレディース」 |
実行委員長(大空町長 松川一正氏)から表彰 |
 |
女子の部優勝 「ファイヤーサポートレディース」記念撮影 |
|
清里町総合防災訓練
令和5年8月27日 |
第6即応機動連隊第3中隊(中隊長 菅原3佐)は、8月27日(日)、清里町が主催する令和5年度清里町総合防災訓練に中隊長以下8名が参加し、豚汁の炊き出し及び96式装輪装甲車の展示を実施しました。 当日は、曇り空ではあったものの湿度が高い状況であったため、食中毒予防に細心の注意を払いつつ豚汁の調理及び配布を行い、試食した訓練参加者からは「自衛隊の豚汁を初めて食べたが、とても美味しい!!」と大変好評であり、汗ばむ天候であるにもかかわらず、2杯、3杯と食べる方もおり、調理した300名分の豚汁はあっという間に無くなりました。 また、96式装輪装甲車の展示では、暑い中、子供だけでなく市役所職員、警察、消防等の参加者までが、磨き上げられた車両に乗車したいと殺到するとともに、様々な質問を受け丁寧に対応し、盛況のうちに訓練は終了しました。 本訓練を通じて、第3中隊は災害時における野外炊事能力の向上、地域住民との交流及び自衛隊の活動への安心感の醸成を図ることができました。 |

|
 |
調理におけるこだわりの味付け |
車両展示に殺到した子供たち |
|
艦艇広報
令和5年8月2日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、8月24日(木)、海上自衛隊大湊地方隊函館基地隊第45掃海隊に所属する沿岸掃海艇「いずしま」の特別公開を網走港第2埠頭第2岸壁において実施しました。なお、掃海艇「いずしま」は、全長54m、幅9.4m、深さ4.2mの大きさで艇名は「出島」に由来しているものです。 海上自衛隊大湊地方隊と連隊との関係は、7月2日(日)美幌町町制100周年記念行事において、大湊音楽隊、北部方面音楽隊及び第5音楽隊の「夢の競演」をきっかけに始まっており、現在の自衛官募集環境が厳しい中、陸・海・空の垣根を越えて募集環境を打開しないといけないという思いから、タッグを組んだ募集活動に取り組んでいるものです。今回の艦艇広報においては、16式機動戦闘車、96式装輪装甲車の展示を行い、自衛隊のPRを実施しました。 また、今回の装備品展示は連隊改編後2回目で、事前申し込みをされた募集対象者及びその家族62名を含め網走市及び周辺地域から約200名の市民が来場され、16式機動戦闘車の人気が高かったほか、艦艇をバックに記念撮影をしたり、自衛隊の服装体験等をしたりと多くの家族等で賑わいを見せました。
|

|
 |
御家族と一緒に記念撮影 |
96式装輪装甲車の説明を受ける来場者 |
 |
体験航海を見送る御家族 |
|
網走分屯基地一般開放
令和5年8月16日~19日
|
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、8月26日(土)、航空自衛隊第28警戒隊長兼ねて網走分屯基地司令(高江2空佐)からの依頼により、網走分屯基地の一般開放行事において、16式機動戦闘車、96式装輪装甲車及び偵察用オートバイの展示を実施しました。 第28警戒隊は、レーダーにより北海道北東部およびオホーツク海正面の航空警戒監視、防空情報の収集及び伝達を24時間365日行っている部隊です。 展示車両には、一般開放開始時から多くの方々が訪れ、16式機動戦闘車のみならず、特に、偵察用オートバイは子供から大人まで幅広い世代に人気があり、オートバイに跨り記念撮影をする人の列が絶えませんでした。
|

|
 |
子供も大喜びオートバイで記念撮影 |
大人にも大人気 |

|
 |
自衛官になりきって記念撮影 |
96式装輪装甲車から顔を出して「ピース」 |
|
あらゆる事態に即時対応するため
緊急時の支援基盤の確認
令和5年8月22日 |
美幌駐屯地業務隊(隊長 圓山2佐)は、8月22日(火)、美幌駐屯地厚生センター内において、同厚生科員10名による緊急登庁支援訓練を実施しました。
本訓練は、災害派遣等の武力攻撃事態を除く突発的事態で出動する際に子供の預け先がないか、または、子供の預かり先に引き渡すまで時間を要する等、子供を連れて登庁せざるを得ない隊員が実在する事に対して、その隊員が安心して任務に従事できるよう支援するため、厚生科員は事前に美幌保育園での実習を終え子供への関わり方、遊び方など子供1人ひとりが同じではないことを本質的に理解し緊急登庁支援訓練に臨みました。
訓練開始後、速やかに駐屯地(厚生センター内)に子供の面倒を見る施設を開設し、受け入れ態勢を確立して、緊急登庁支援施策に事前登録している子供2人を実際にお預かりし、訓練を実施しました。
今回初めて子供を預ける隊員の子供は、慣れない環境で少し緊張している様子でしたが、事前の美幌保育園での実習の成果もあり、厚生科員(佐藤事務官)が子供たちに優しく触れ合うことにより、笑顔で、リラックスした様子の子供たちを見て、保護者の隊員も安心して預けられる環境を確認して満足した様子でした。
そして、訓練終了後に初めて参加した保護者の隊員は、「預けてから子供が泣いていないか、心配で見に行ったが厚生科員と笑顔で遊ぶ子供の姿を見て安心しました」と話していました。
業務隊厚生科は今後も同様の訓練を実施して、緊急登庁時における支援基盤の確立と支援能力の向上を図っていきます。 |

|
 |
緊急登庁家族の受付 |
厚生科員による、子供のお世話 |
 |
子供の笑顔をみて親も安心 |
|
「地域と共に」北見市で初 装備品展示で
防災意識を高める
令和5年8月19日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、8月19日(土)に、「地域と共に」の活動として、北見イトーヨーカドーにおいて北見市では初となる自衛隊災害活動啓発イベントに参加支援しました。
本イベント支援は、自衛隊の装備である車両展示や人命救助セット等の装備品展示、災害時のパネル展示など、広報活動を通じて災害意識や自衛隊の理解を深化させることを目的に実施しました。
イベント当日、来場者には多くの子供連れの親子が訪れ、子供たちは様々な車両や人命救助セットを見学する中、特に96式装輪装甲車や人命救助セットに興味津々であり、子供たちからは人命救助セットを見て「お父さんあれ何に使うの?」、車両展示では「このバイク乗りたい!」と多くの声があり、また今回の主催である北見イトーヨーカドー担当者からは「ずっとやりたかったが、6月に帯広イトーヨーカドーの開催を聞いて、北見店もさせていただきました」「次回もよろしくお願いします!」とのお声をいただきました。
第6即応機動連隊は、本イベント支援を通じて自衛隊に対する理解の深化を図ることが出来ました。 |

|
 |
このバイクかっこい! |
パパこれなに~? |

|
 |
なにするやつ~? |
ハイタッチ! |
|
場所と環境が変われば全てが変わる 第20普通科連隊狙撃手集合訓練へ初参加
令和5年8月16日~19日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、8月16日(水)~19日(土)までの間、王城寺原演習場及び神町駐屯地において実施された第20普通科連隊狙撃手集合訓練に本部管理中隊狙撃班を主体として、国内で唯一屋内からの実弾射撃可能な王城寺原演習場の市街地訓練場における訓練に参加しました。
参加隊員は、連日30度を超える気温と北海道とは違う高湿度の中、現地における射撃予習、零点規制を経て、屋内(3階)からの実弾射撃を初めて実施しました。狙撃班は事前に美幌において屋内における射撃練成を実施していましたが、実際の建物を使用した実弾射撃は事前練成と比して気候や射場の形状の違いにより数多くの現場における状況判断を伴う訓練となりました。そのため、今射撃においては多くの成果を得ることが出来ました。 また、第20普通科連隊狙撃班との技術・部隊交流も図れ、今後の第6即応機動連隊狙撃班の練成の課題等も確認することができ大変有意義な訓練となりました。 今回訓練部隊の長として参加した宰川2曹(本部管理中隊)は「屋内からの実弾射撃、第20普通科連隊狙撃班との技術交流は第6即応機動連隊狙撃班としては初めての事であり、貴重な経験でした。今後の狙撃訓練に反映させるため、訓練成果を共有し自分たちに不足していた部分を今後の訓練に具現化し任務完遂のため新しい挑戦をしていきたいです」と、今後の練成の抱負を述べました。 |

|
 |
前日射撃予習 |
点検射 |

|
 |
市街地射撃準備 |
市街地射撃脚使用 |
 |
市街地射撃ロッカー使用 |
|
「いっぱい取ったよ、持ちきれない」 美幌町役場と農家とのタッグ企画に満足
令和5年8月5日、19日 |
美幌駐屯地曹友会(会長 坂田谷曹長)は、家族のコミュニケーションの充実を図るとともに、美幌町の特産物への理解と地域社会との交流を深めることを目的として昨年に引き続き2回目のにんじんの収穫体験や新たな企画のたまねぎ収穫体験を実施しました。
本企画では、美幌町内におけるみらい農業センター、にんじん選別工場及び町内所在農園において、駐屯地の所属隊員及びそのご家族に対し、昨年に引き続き2回目となる収穫体験を実施しました。 この企画は、美幌町役場経済部みらい農業課の方から、「去年にんじん収穫体験で大盛況であったことから、去年に引き続き今年もやりましょう。今年はもっと回数を増やしましょう」とのお話があり実現したものです。 8月5日(土)に行われたにんじんの収穫体験は、前日まで激しい雨で天候が心配されたが当日には雨が上がり、隊員とその家族がにんじん選別工場に集合したのち、収穫体験を開始しました。参加者は初めてにんじんを収穫する人もいましたが、簡単に収穫出来るため、小さな子供でも楽しく引き抜く事ができ、「たくさんとれた!」「もう持ちきれないよ」と親子で楽しく体験する事ができました。 そして、体験の最後には、泥だらけになりながらにんじんを両手に持ち記念写真を撮影し、収穫体験が終了しました。 その後、希望者によるJA美幌にんじん選別工場見学を実施しました。職員からにんじんの選別要領や保存要領等に対する懇切丁寧な説明を受けて、子供達を中心に興味津々な様子で農業機械を見学し、「廃棄されるにんじんはどうなるのか?」など、たくさんの質問が飛び交いました。 続いて、8月19日(土)には美和地区にある小島農園の協力でたまねぎ収穫体験が実施されました。 たまねぎ収穫体験は初めての試みでしが、小島様が子供たちに喜んでもらうために、たまねぎに関するクイズを実施し、正解した子供に大会やアイス券を配布するなど、子供の興味を引く催しから始まり、なごやかな雰囲気の中で開始されました。 本収穫祭により、15kg以上入る箱に詰め放題だったので、蓋が閉められないほど収穫する家族が続出したため、急遽、農園から軽トラックを借用して運搬するなど盛況のまま収穫体験を終えました。
同曹友会は各種収穫体験を通じて隊員とご家族が大切な思い出を作る機会を提供でき、かつ美幌町の特産物を知ってもらうことが出来ました。 また、今年度については、あと2回、収穫体験が予定されています。 |

|
 |
にんじんとれたよ! |
泥だらけで集合! |

|
 |
冷蔵庫寒いよ~ |
アイス券が当たった! |

|
 |
蓋が閉まらない! |
たくさん採って大満足 |
|
「地域と共に」美幌町制施行100周年イベント
第37回美幌100Kmデュアスロン大会のスタートにラッパ隊が貢献
令和5年8月2日 |
第37回北海道ビホロ100㎞デュアスロン大会が8月20日(日)、美幌町の町制施行100周年記念のイベントに併せて開催され、第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)の隊員24名及び車両6両をもって大会本部支援、関門支援及び競技運営支援を実施し、円滑な大会運営に寄与しました。
加えて、大会初となる連隊ラッパ隊(指揮者 田野島曹長)以下6名がスタート前に大会を盛り上げるため、ファンファーレを演奏し、集まった観客は大いに盛り上がり、選手の気持ちを奮い立たせ、大会のスタートを飾りました。
同大会は5つの競技部門があり、第1部=10㎞のランニング、80㎞の自転車、最後に10㎞のランニングの合計100㎞、第2部=最初のランニングを除いた合計90㎞、チャレンジ第3部=自転車52㎞、ランニング10㎞、合計62㎞、ジュニアの部は最初に1㎞のランニング、次いで5㎞の自転車、最後に1㎞のランニングの合計7㎞、チームの部は2名1組で1人自転車80km、1人ランニング10kmを分担して行う競技です。それぞれの部門で、北海道内外及び美幌駐屯地の隊員11名も参加し、総勢283名の多数の選手が最高気温28度、時折強い雨が降る中、過酷なレースを競い合いました。
連隊の支援隊は円滑な大会運営に寄与するため、美幌町柏ヶ丘陸上競技場に通信所を開設し、大会役員を通じた各所への指示や支援隊の行動全般を統制、中継支援は通信本部及び各関門における中継支援、関門支援は参加者が各関門を通過する際の順位報告を実施しました。また競技運営支援として協議審判を実施するための輸送支援、リタイア者の収容要請を実施する後走車支援等を整斉と行い、大会の安全かつスムーズな進行に寄与し、約6時間にわたる支援活動を完遂しました。
第6即応機動連隊は本大会支援を通じて、美幌町町政施行100周年のイベントに華を添えるとともに、美幌町をはじめ道内外の方々の自衛隊に対する信頼感の醸成を図ることが出来ました。
また、本大会に参加した第6即応機動連隊の隊員は11名であり、全員がそれぞれの部門で完走しました。特に、第6即応機動連隊火力支援中隊の松本准尉の親子の活躍は群を抜いており、父は第1部男子40歳以上60歳未満の部完走、次男凌汰君(14歳)がチャレンジ部門で第6位入賞、3男学士君(11歳)がジュニア男子小学5~6年で第1位との輝かしい成績で表彰されました。松本准尉は「息子達に負けないように今後もトレーニングを続け、全員で表彰台に上がれるようにしたい。」 と語りました。
引き続き美幌駐屯地は、「地域と共に」を目指して、隊区2市8町の行事等に積極的に参加していきます。 |
 |
大会初!!ファンファーレ奏でる! |

|
 |
演奏終了後スペシャルゲストの
髙木菜那さんと記念撮影 |
大会スタート! |
 |
松本准尉ファミリー |
|
定年退職直前教育
令和5年8月17日 |
自衛隊帯広地方協力本部道東地域援護センター美幌分室(分室長 宮野3尉)は8月17日(木)、美幌駐屯地において、令和5年度第1回定年退職者直前教育を実施しました。
本教育は、令和6年度から7年度に退職を予定する隊員9名に対し、定年後の再就職等に関する集中した最後の教育として再就職の心構え、最新の雇用情勢及びライフプラン等を教育して円滑な退職準備の推進を図る目的で実施しました。 当初分室長による全般説明の後、共済組合より共済年金制度についての教育、次にハローワーク美幌分室主任による最新の雇用情勢の紹介の他、ライフプランとして部外講師を招き、加入保険の見直しや資産運用等について説明を受け、隊友会による普及説明教育等を実施しました。 午後からは道東地域援護センター長による再就職の心構え、予備自主任による予備自衛官制度の説明を実施しました。その後、北海道農政事務所から農業に関する全般説明、引き続き、オホーツク総合振興局から地域農業概要の紹介があり、北海道畜産公社から畜産業について説明が行われ教育は終了しました。 参加隊員からは「定年退職が間近に迫り退職までに何をすべきか改めて再認識ができ、理解を深めた」「農業雇用の実態及び具体的な雇用条件などが聞けて興味を持ちました」等の声が寄せられました。 道東地域援護センター美幌分室は、今後も退職予定者のニーズや能力に応じて職業紹介を実施するとともに、継続的にサポートする態勢を整え就職の援助を実施していきます。 |

|
 |
分室長による全般説明 |
部外講師によるライフプランの講義 |
|
中隊運用訓練幹部でも育児休暇は取得可能
令和5年6月22日 |
第6即応機動連隊本部管理中隊 高橋2尉は、中隊の運用訓練幹部兼高射小隊長という役職でしたが、今年の6月に2人目の子供が産まれた際、育児に関する特別休暇を活用し、計20日の育児休暇を取得し、育児に取り組みました。以下、高橋2尉が育児休暇を取得した際の状況や教訓事項等について記述します。
育児休暇を取得するにあたり、本部管理中隊長及び男性の育児休暇を取得したことのある隊員の方々に相談して、育児に関する休暇には「配偶者の出産特別休暇」、「育児参加のための特別休暇」及び「子の看護のための特別休暇」の3つあることを知り、部隊及び家族と相談して「育児参加のための特別休暇」を活用しました。私が取得したこの休暇は、土日、年次休暇及び代休と組み合わせて複数回分割して取得でき、かつ、育児と勤務をバランスよく調整できるため、家庭にも職場にもメリットのある休暇であると感じました。また、当時中隊には入校者を除いて中隊長と私のみしか幹部がおらず、本部管理中隊の特性上、先任小隊長であるため高射職種でしたが運用訓練幹部も兼務していました。そんな厳しい状況の中においても、中隊長や他の小隊長から背中を押され、特に中隊長から「高橋2尉の不在間はみんなでカバーするから、しっかり奥様と育児をしなさい。幹部が育児休暇等をとらないと若い陸曹・陸士が積極的に取れないから」と言葉をいただき、育児のために休暇をとる決心ができました。
育児休暇を取得して良かった点は、妻と協力しながら育児ができたことです。出産初日から約1週間は妻と生まれたばかりの我が子は入院していたため、1歳の長男の育児を私が実施することができ、一緒に過ごすことで今まで気づかなかった長男の成長を見ることができました。そして、1週間後に退院した妻が帰宅した時は産後で体が衰弱していたため、我が子のお風呂や食事を食べさせる等、体を使うところは私が積極的に実施し、出来るだけ妻には体を使わせないようにして協力しながら2人の育児をすることができました。 育児休暇取得中、妻に私が育児休暇を取得したことについて聞いてみたところ、「産前産後のこの時期に私の傍にいてくれてすごく助かった」と感謝され、私は改めてとても良い制度だと思い、中隊の隊員にも勧めることができると実感しました。 今回残念だった点は、育児休業を取得できなかったことです。育児休業は、育児休暇より多くの時間を子供の育児に充てることができ、その間の職務上の不利益を被ることが無いのが最大の利点です。しかし、取得日の1か月前から申請を出す必要があり、突発的に取得ができないものになっています。私は子供の出産予定日が急遽早まったため申請ができませんでしたが、取得するなら育児休業の方が良いのではと感じました。 おわりに、これから育児休暇及び休業を取得する予定の方は、「防衛省職員のための両立支援ハンドブック~育児・介護中の方だけではなく、WLBを目指すすべての方に~」のハンドブックを読んで、家族と育児プランについてよく話し合い、子供の育児に向き合ってみてはいかがでしょうか。 |
 |
|
令和5年度女満別湖畔水難救助訓練 大空消防署との協同訓練
令和5年7月27日 |
第6即応機動連隊火力支援中隊(中隊長 田中3佐)は、7月27日(木)に網走湖女満別湖畔において令和5年度女満別湖畔水難救助訓練を実施しました。 この訓練は、大空町を災害派遣担当隊区とする火力支援中隊が大空消防署と協同し、湖畔での水害に対する救助態勢及び相互連携を深化させる訓練として行われており、火力支援中隊から隊員32名、大空消防署員9名が参加しました。 訓練は、開始式を行った後、装備の説明や安全教育が行われ、「救命ボート操艇要領」、「ロープ結索」、「スバリによる行方不明者捜索」の3項目についてローテーションによる訓練を実施しました。 救命ボート操艇訓練では、漕艇要領及び櫂(かい)の取扱い、ロープ結索訓練では、消防署員による応急担架の作成要領、人命救助の際に使用する結び方を学び、行方不明者捜索訓練では、大空消防署が保有する救助用小型艇を使い、消防署員の指導のもと湖面での捜索要領(スバリ曳行)を演練しました。 各班毎逐次交代し、波のある湖面で流されながらもボート操作の練度向上に努め、各種技能を身に付け、大空消防署員との協同訓練を無事に終了しました。
火力支援中隊は、この訓練を通じて、湖畔での水害事故等に対する即応態勢を再確認し、大空消防署と災害対応能力の連携を強化しました。 |

|
 |
開会式 |
救命ボート操艇要領 |

|
 |
スバリの取扱説明 |
スバリによる行方不明者捜索要領 |

|
 |
ロープ結索要領 |
記念写真 |
|
旧第101特科大隊の意志を受け継ぎ 大空町との信頼関係構築のために 水難救助の練度向上を図る
令和5年7月24日 |
第6即応機動連隊火力支援中隊(中隊長 田中3佐)は、7月24日(月)、美幌町にある美幌温水溜池において令和5年度救命ボート操作訓練を実施しました。 令和5年3月に第6即応機動連隊改編に併せて新編された火力支援中隊の隊区は大空町であり、大空町とは旧第101特科大隊が過去網走湖における水難救助、藻琴山における冬季に捜索等、災害に係る訓練を通じて信頼関係を長年にわたり構築してきました。同じ特科職種である火力支援中隊は、その意志を引継ぎ、今年度から大空町を隊区として担当することとなり、網走市災害ハザードマップ等で示された網走川及び網走湖で水害が発生した場合に備えて、行方不明者捜索活動及び人命救助能力の向上を図ることを目的に、災害対処訓練の一環として救命ボート操作訓練を実施しました。 訓練は、当初現地における安全教育が行われた後、入水地点に移動、各小隊等の練成要員は救命胴衣を装着し、指導陸曹の指揮のもと、正確なパドル操作要領を着眼に行方不明者捜索時の救命ボートの漕艇を実施しました。 始めは慣れないパドル操作に戸惑い蛇行していたボートも時間が経つにつれ除々に安定し、各隊員は漕艇技術の練度を高め、水難事故等が発生した際の対処能力の向上を図り、今後予定されている大空町水難救助訓練への資としました。 |

|
 |
安全教育 |
訓練準備 |

|
 |
安全教育 |
2名でのパドル操作 |
|
水上の熱戦 北海道ドラゴンボート競技会に参加
令和5年7月29日~30日 |
第48回めまんべつ観光夏まつりが4年ぶりに7月29日、30日の両日に、また、30日には網走湖・女満別湖畔において第26回北海道ドラゴンボート競技会がそれぞれ開催されました。今年度新編された第6即応機動連隊火力支援中隊は、前第101特科大隊の隊区である大空町を引継ぎ、町が主催するイベントに「ファイヤーサポート」、「小泉海賊団」の2チームが出場し、会場を沸かせました。
競技は、1チーム10名(女性2名を含む)で行われ、直線100mを往復し、予選は2艇でレーンを変えて2回戦行い、合計タイムが早いチームが本戦への出場権を勝ち取ります。 本戦には、「小泉海賊団」チームが出場しましたが、本戦1回戦でコースアウトし敗退しました。また、「ファイヤーサポート」チームは予選1回戦で第2位のタイムを出しましたが、予選2回戦でコースアウトし予選敗退となりました。 当日は、時折小雨が降る中、女満別湖畔に14チームが集まり熱いレース展開を繰り広げ、沢山の観客を大いに喜ばせドラゴンボート競技会は終了しました。>
参加隊員は、今回の雪辱を果たすべく、来年も参加することを決意していました。 火力支援中隊は、今回のイベント参加を契機として、今後も隊区である大空町の行事や災害対処訓練へ積極的に参加し、地域との更なる信頼関係の強化に努めていきます。
|

|
 |
開会式 |
2艘でデットヒート |

|
 |
競技終了して帰岸 |
集合写真 |
|
レンジャー徽章授与式 「感謝で締めくくる」同期、教官、助教、 そして家族にありがとう全ての任務を完遂
令和5年7月27日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、7月27日(木)、美幌駐屯地において、連隊が担任している令和5年度第5旅団レンジャー養成集合教育において、レンジャー徽章授与式を実施し、旅団で新たに4名のレンジャー隊員が誕生しました。 旅団隷下部隊隊員がのぼりを掲げ、爆竹を鳴らすなど盛大な出迎えの中、行動訓練の全任務を完遂した旅団レンジャー学生が無事、美幌駐屯地へ帰還しました。 学生長が第5旅団長(鳥海陸将補)に対し帰還報告を実施後、旅団長と各部隊長から学生に対して、光り輝くレンジャー徽章が授与されました。 鳥海旅団長から一人ずつ学生の名前を呼び「よくやった」と労った後、「旅団は皆から力をもらった。君たちは誇りである」と讃え、家族・部隊・教官助教の支援に感謝しました。 最後に「これから任務の最前線に立つ君たちの半長靴の一つ一つが国境線になりうることを認識し、レンジャー隊員としてこれからも研鑽を続けてほしい」との訓示で締めくくりました。 徽章授与式終了後、学生はご家族、上司や同僚との久しぶりの再会に喜びの表情を見せる他、中には嬉しさのあまり涙する学生もいましたが、一緒に卒業した同期、これまでお世話になった教官・助教にお礼を伝えるとともに、帰還式に来てくれた家族に感謝を伝えました。 レンジャー徽章授与式を終えて、第6即応機動連隊の学生は、「ここまでくるのに一日一日を乗り越えるのが必死、何度も何度も心が折れそうな日々でした。しかし共に本教育を過ごしてきた大切な同期達、また、部隊の方々、親からの応援があったからこそ、全ての任務を完遂し輝くレンジャー徽章を勝ち取ることが出来ました」と語り、「今後は得られた識能を向上させ、第19期旅団レンジャー徠梟(ききょう)戦闘隊の一員として、機敏、勇敢で困難な状況でも立ち向かうために日々鍛え、レンジャー隊員として活躍していきます」と感謝と今後の抱負を述べ、改めてレンジャー隊員として決意を新たにしました。 最後に旅団長、教官・助教、学生及び学生のご家族との記念会食では、約3か月間の訓練の様子をまとめた動画を上映し、動画の最後に想定の合間にご家族に対する感謝のメッセージを事前に撮影していた映像を流しました。学生からは「こんな丈夫な身体に産んでくれてありがとう」や「帰宅したら大好きなお母さんのオムライスが食べたい」など、家族へ日頃なかなか言えない感謝のメッセージを伝える事が出来て、記念会食を終えました。 |
 |
レンジャー学生入場 |

|
 |
レンジャー徽章授与式 |

|
 |
ご家族との久しぶりの再会 |
 |
ビデオ上映会の時の学生から家族へのメッセージ |
|
網走市よこやま果実園味覚狩り お宝探し気分でご家族と一緒に イチゴやさくらんぼの食べ放題に満面の笑み
令和5年7月1日 |
美幌駐屯地曹友会(会長 坂田谷曹長)は、7月1日(土)、網走市よこやま果樹園において、駐屯地隊員及びご家族に対し、「味覚狩り」を実施しました。
この企画は有意義な休日の提供及び駐屯地の隊員並びに隊員家族間の交流と親睦を深めることを目的としており、今年で7回目の実施となりました。
網走市よこやま果樹園には、さくらんぼや苺など多くの品種が食べ放題であり、その季節にしか食べられない旬の味覚を楽しめる人気の果樹園です。 同果樹園において、隊員及びご家族は広大なイチゴ畑や長い大きなビニールハウス内で栽培されているさくらんぼを見て、「どこにあるかな?」、「ここに大きいイチゴあるよ!」、「あの高いとこにあるさくらんぼをパパ取って」と会話を楽しみながら交流を深め、今が旬の果物を頬張り、参加者の満面の笑みで楽しい休日を過ごしました。 参加した隊員からは「毎年味覚狩りに参加し、今年も家族と一緒にきました。来年もまた行きたいです!」、「今回初めて参加しましたが、子供と一緒にイチゴやサクランボを探すのが宝探し気分で楽しく、特にさくらんぼの品種の多さに驚き、同じサクランボでもいろんな品種を比較しながら食べて、とても満足した1日になりました」などの声をいただき、この企画を通じて隊員及びご家族の交流が非常に深まりました。 |

|
 |
|
|

|
 |
ご家族と一緒に初夏の味覚狩りを楽しむ |
 |
記念写真 |
|
隊区内を徒歩行進訓練 徒歩行進能力の向上及び地域との交流
令和5年7月20日~21日 |
第6即応機動連隊第1中隊(中隊長 板津1尉)は7月20日(木)~21日(金)の間、中隊の警備隊区地域である訓子府町と置戸町内において、約40Kmの徒歩行進訓練を実施しました。 本訓練は、普通科隊員としての精神力を涵養するとともに、警備隊区である訓子府町及び置戸町において、ハザードマップに基づく集中豪雨による河川の氾濫等を想定し、救助活動等に使用可能な経路を行進することにより、災害出動時に必要な知識の向上を図るとともに地域に対する帰属意識の向上を目的として実施され、中隊長以下約82名が訓練に参加しました。 中隊は、出発地点の訓子府レクリエーション公園駐車場に到着後、訓練に先立ち、訓子府町役場職員及び自衛隊家族会訓子府地区会の会員など約10名の方々から激励を受け、行進訓練を開始しました。 また、置戸町においても、置戸町長(深川正美氏)から心温まる激励を受け、引き続き行進を継続しました。 当日は、気温も高く蒸し暑さが続く状況での訓練開始となりましたが、中隊は行進隊形を保持しつつ、一歩一歩力強く前進し約40㎞の行進訓練を終了しました。 訓練後、警備隊区の自治体関係者及び自衛隊家族会と中隊隊員との懇親会が催され、隊員は、家族会の方々との交流を深める等、自衛隊に対する理解促進と地域住民との更なる信頼関係の向上を図りました。 |

|
 |
前進開始 |
家族会激励 |

|
 |
隊形保持し前進 |
第4休止点 |
 |
置戸町長(深川正美氏)激励 |
|
斜里岳 山地機動訓練
令和5年7月20日 |
第6即応機動連隊第3中隊(中隊長 内山3佐)は7月20日(木)、百名山の1つ斜里岳において「地域と共に」の1つ、クリーンアップ作戦と併せて山地機動訓練を実施しました。 本訓練は、連隊が「地域とともに」の1つの活動として、各中隊の隊区内での公共の地域等において、ゴミ拾いを行うクリーンアップ作戦を繰り広げていることから、第3中隊の隊区である百名山の1つの斜里岳のクリーンアップ作戦を実施しました。併せて、遭難救助等の災害派遣に必要な山地機動能力を向上させ、担当隊区内にある斜里の現状を確認して、災害派遣時における初動対処の基礎を確立する目的で実施し、中隊長以下多くの隊員が参加しました。 中隊は、出発点の清岳荘で所要の準備を整え、新緑で色づいた景色を横目に訓練を開始しました。 この日の天候は晴天で、高低差約880m、機動距離約8kmのコースを行進しました。隊形を維持しつつ、各小隊が準備したゴミ袋にごみを拾いつつ一歩一歩力強く前進しました。 行進途中には、沢渡りや岩場、倒木などの難所があったものの、全隊員が斜里岳の頂上に到着し、山頂では地形の大観を認識するとともに、頂上到達の充実感を多いに味わいました。 各隊員は、本訓練を通じて「地域と共に」の1つの活動であるゴミ拾いを実施し、隊区を愛する気持ちを深め、更に山地機動能力向上を図ることができました。 |

|
 |
沢沿い登り |
中腹で頂上を確認 |

|
 |
ラストパート |
記念撮影 |
|
美幌駐屯地創立72周年記念行事
令和5年7月15日~17日
|
美幌駐屯地(司令 河村1佐)は、美幌駐屯地創立72周年記念行事として、7月15日、美幌町内において市中パレードを実施し、7月17日には、第6即応機動連隊に改編後初かつ4年ぶりの駐屯地一般開放により行事を挙行しました。 15日、美幌町内のメイン道路において、市中パレードに先立ち、第5音楽隊(隊長 吉田1尉)がミニコンサートを開催し、プロの演奏による音色で美幌町の方々に笑顔と幸せを届けました。 市中パレードは、町道1号(通称・桜通り)において開始し、美幌駐屯各部隊の車両がご来賓及び数多くの沿道における観客を前に、堂々の行進を披露しました。特に即応機動連隊ならではの96式装輪装甲車(WAPC)や16式機動戦闘車5両含む約50両の車両行進は圧巻の迫力となり、来場者を魅了させました。 17日には、美幌駐屯地において、駐屯地創立72周年記念行事を挙行し、冒頭、第5音楽隊の川村3曹による国歌独唱を行われました。国歌の独唱が始まると、駐屯地は一気に静寂に包まれ、来場者とともに国旗と国歌を歌う川村3曹にスポットライトがあたり、幻想的な空間となりました。 続いての記念式典では、美幌地方自衛隊協力会会長(平野美幌町長)、3名の国会議員、3名の道議会議員をはじめ、隊区内の2市8町の市長及び町長並びに歴代駐屯地司令など多数の来賓のご臨席のもと挙行しました。 河村司令は式辞において「美幌駐屯部隊の第6即応機動連隊は、今年3月に第6普通科連隊から改編するとともに新たな歴史を刻みました。改編できたのも美幌町をはじめ2市7町の皆様、ご来賓・ご来場の方々のおかげであります。我々は各種事態が生起したならばどの部隊よりも真っ先に現地に赴き対処し、服務の宣誓にある「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め」を改めて誓い、全身全霊をささげ、覚悟をもって任務にまい進して参ります」と誓いました。 次に来賓祝辞として、美幌地方自衛隊協力会・平野会長、参議院議員・佐藤正久氏、衆議院議員・武部新氏、参議院議員・鈴木宗男氏から美幌駐屯地及び隊員に対する熱く・力強い応援のメッセージが述べられました。 式典終了後の車両行進では、最新の装備、機動性、ネットワーク性を向上した第6即応機動連隊の車両やあらゆる事態に対応することをイメージして、隊員は災害派遣時、通常の戦闘時及び冬季の服装・装備で車両行進を披露しました。
引き続き、第5音楽隊による音楽演奏では、改編に伴い第6即応機動連隊先任上級曹長一同が作詞、第5音楽隊・高橋1曹が作曲した「第6即応機動連隊歌」を初演奏しました。 次に公開訓練(第6即応機動連隊第2中隊基幹部隊)では、88式地対艦誘導弾(上富良野)、小型無人航空機のスカイレンジャー、近距離地対空誘導弾、中距離多目的誘導弾など新装備での活躍を公開しました。特に90式戦車(鹿追)及び16式機動戦闘車による機甲部隊による射撃は、砲口から炎を噴射するとともに轟音を響かせ、大迫力の公開訓練となりました。 公開訓練終了後は、駐屯地体育館において、祝賀会食を実施するとともに多数の来賓ご臨席のもと駐屯地司令感謝状贈呈式も併せて実施し、美幌駐屯地の充実・発展にご協力頂いた功績として、個人4名及び6団体(当日4団体欠席)に対し、駐屯地司令感謝状を駐屯地司令から贈呈しました。 体験搭乗では、事前抽選及び当日の現地抽選により当選した方々が公開訓練で大活躍した90式戦車(100名限定)や16式機動戦闘車(30名限定)に搭乗しました。また、現地抽選には、7歳以下のお子様を対象とした同戦闘車綱引きイベントを実施し、参加したお子様にはその場で抽選結果を発表して、親子で搭乗権利を獲得するという抽選一つをとっても、楽しんで頂けるような場を提供しました。普段目に見ることも試乗することも出来ない乗り物に子供から大人まで人気が集中しました。 本記念行事は、終日大賑わいし、来場者からは「最新装備が見れたことが嬉しかった」、「今年の記念日は改編後ならではの見せ方があり、充実した1日になった。来年もまた来たい」とのお声を頂く等、美幌駐屯地の地域住民に対する信頼感の醸成及び防衛基盤の拡張を図ることができました。
|

|
 |
市中パレード 新装備とともに行進 |

|
 |
家族の日 |

|
 |
観閲式典 |

|
 |
観閲行進 |

|
 |
第5音楽隊の川村3曹が国歌独唱 |
第5音楽隊演奏 |

|
 |
公開訓練 |
ちびっこコーナー |

|
 |
広報コーナー |
子供綱引き |

|
 |
祝賀会食 |
感謝状贈呈式 |

|
 |
装備品展示 |
体験搭乗 |
|
第3即応機動連隊との16式機動戦闘車合同訓練
令和5年7月20日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、上富良野演習場において、同連隊の機動戦闘車中隊(中隊長 宮本3佐)と第3即応機動連隊の機動戦闘車中隊との16式機動戦闘車合同射撃訓練を実施しました。 本訓練は、蛇行射撃及び斜行射撃により行進間における各乗員の協同連携要領を向上させるとともに、行進射撃及び砲手検定を実施し、その練度を評価・判定するとともに戦力化を図ることを目的に実施しました。 合同射撃では、目標発見からの迅速な射撃号令、行進間における射弾の観測、リード量の算出、速度を一定にした操縦、行進間における迅速な装填動作を演練しました。 また、合同射撃終了後は、車長、砲手、装填手・操縦手Gpに分かれて両連隊で実施している事項について真剣に情報交換を行い、数少ない機動戦闘車中隊としての能力向上を相互に図っていきました。 同中隊は、今回の射撃成果を分析し、更なる射撃練度向上に繋げていきます。
|
 |
 |
第3即応機動連隊との合同訓練 |
|
第1次基礎となる部隊の訓練検閲
令和5年6月30日~7月6日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、6月30日(金)から7月2日(日)までを然別演習場で、7月3日から6日までを美幌駐屯地において、第1次基礎となる部隊の訓練検閲を実施しました。 本検閲は、検閲課目を「重要防護施設の防護に任ずる普通科中隊及び対戦車小隊の行動」とし、美幌駐屯地を重要防護施設に置き換え、第3中隊(中隊長 内山3佐)及び本部管理中隊対戦車小隊(小隊長代行 中島曹長)の「各級指揮官の指揮」及び部隊の基本的行動並びに隊員の基礎動作を評価・判定し、じ後の進歩向上を促すことを目的に実施しました。 更に連隊は今年度から分隊長クラスの分権指揮能力の向上を目標に隊務を行っていることから、任務を明確にし、分隊以下の行動が主体となる分権指揮により作戦を遂行することが重視される検閲となりました。 6月30日、状況を開始、美幌駐屯地から然別演習場に機動展開し、7月2日までを作戦準備として、精神教育及び法務教育を実施するとともに、射撃の練成、分隊毎の訓練を重視しました。更に中隊、小隊及び分隊の戦闘指導や予行を通じて企図の徹底及び不測事態を予測事態に変化させることと、一人ひとりの任務への理解度を向上させました。 7月2日には重要防護施設(美幌駐屯地)に運用訓練幹部以下先行班を主力より早く前進させ、事前に上番している警護部隊から確実に任務を引継ぐため、現在の状況、注意すべき事項、申し送り物品等の必要な情報を申し受けました。7月3日に中隊主力が到着し、申し受けを完了するとともに長期的な任務でも耐えうるローテーション態勢を確立し、重要防護施設の警護防護任務に上番しました。重要防護施設の防護では第3中隊が検問、巡察及び直接防護任務につき、対戦車小隊が中距離多目的弾の機能上の特性を最大限に発揮した監視任務を実施しました。 状況付与では現代戦の特性を踏まえたパソコンへのウイルス対処や国民保護における住民避難の場面などに対し、分隊長が現場において積極的かつ主体的な意思決定から法令に基づく状況判断、分隊内や隊員個々があらゆる作戦を綿密に詰めていき、命令を下達し任務を遂行しました。 また、本検閲間は、任務遂行する上で各人の能力に必要な救急法・格闘・射撃の練度判定を実施しました。 救急法は①隊員個人における処置、②隊員相互の処置、③急性ストレス障害(ASD)への対応を夜間実施するとともに、格闘は受閲部隊の陸曹が不審者の拘束・連行を、射撃は陸士がガンハンドリング要素を取り入れた各個戦闘射撃を実施しました。6日、状況が終了し、全ての任務を完遂しました。第3中隊及び対戦車小隊は、本検閲で得た訓練成果・教訓を今後の資として、更なる部隊の躍進に繋げていきます。
|

|
 |
精神教育 |
戦闘予行 |

|
 |
重要防護施設の警護 |

|
 |
国民保護における住民避難措置 |

|
 |
救急法夜間衛生練度判定 |
格闘練度判定 |

|
 |
射撃練度判定 |
優秀隊員 |
 |
記念撮影 |
|
人間ばん馬大会に第1中隊が参加
令和5年7月2日 |
第6即応機動連隊第1中隊(中隊長 板津1尉)は、7月2日(日)、置戸町内において、4年ぶりに開催された丸太を乗せて最大総重量500㎏の鉄そりを引いて走る「第46回おけと人間ばん馬大会」に出場しました。 置戸町及び訓子府町を警備隊区とする第1中隊は、1個チーム5人曳きの部に出場し、予選第4レースで8個チーム中、第3位に入賞(5人曳き出場全16チーム)しました。続いて最終8チームで競う決勝戦に進出し、結果は第7位の健闘を果たしました。 参加隊員は「思い切ったレースができた。来年は優勝を目指したい」と笑顔で答え、今後に向けた意気込みを新たにしました。 第1中隊は、今回のイベント参加を契機として、今後も積極的に町の行事に参加して、地域との更なる信頼関係の強化に努めていきます。
|

|
 |
人間ばん馬大会に出場した第1中隊の隊員 |
|
交通事故被害家族講話
令和5年6月2日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、6月28日(水)、美幌駐屯地体育館において、交通事故被害者家族の会から高石洋子様を講師に迎え、交通事故被害家族講話を実施しました。 連隊は「不幸な隊員・家族を絶対に出さない」という強い思いから4月に美幌警察署から講師を招き、交通事故防止講話を実施し、飲酒運転の危険性を認識するとともに飲酒運転防止強化を図りました。そして今回は実際の飲酒運転の交通事故によりご子息を亡くされてしまった高石様から飲酒運転の交通事故による被害者家族の悲惨さと命の大切さを学ぶために今回の講話が実現しました。 講話では飲酒運転によって発生したご子息の交通事故の状況、加害者の飲酒から逮捕までの時間がたっていたことから飲酒運転は立件出来ず、罪が軽くなった当時の法律の甘さ、そして何よりも命の重さ・大切さについて隊員に伝えました。 高石様からは「事故当時の私は、息子を失ったことの寂しさや悲しみよりも恐怖に支配されており、毎日恐怖に押しつぶされそうになり、叫び、自分を傷つけ、震えが止まらない日々を過ごしていた」と話されました。講演中何度も隊員に「加害者に絶対にならないでほしい。そして被害者にも絶対にならないでほしい。今周りにいる大切な友人やご家族は当たり前のようにいても、その命は一瞬で奪われてしまうこともある。事故は他人事ではないことを真剣に受け止めてほしい。将来を笑顔で楽しみにしている子供の命は交通事故に合わなければ、いつかご子息が生まれて更なる命が誕生しているかもしれない。それは一人の命が一つではないということ。このことを絶対に忘れないで楽しい人生を送ってほしい」と語り、講話を終了しました。 講話に参加した隊員からは「交通事故があってはならないとは思っていても、実際に経験された話を聞くのは初めてで、どこかで他人事のように思っていた自分がいたかもしれないとすごく反省した」、「これから免許を取得しに行く予定ですが、免許を取得するということは車両運転の技術を持つのではなく、責任をもつということだと思えた」、「命の重さを深く考えることが出来た」など様々な所見が述べられました。 本講話は、交通事故の悲惨さを十分に理解するとともに、命の大切さを学び、今後の服務教育に反映できる貴重な時間となりました。
|

|
 |
交通事故の悲惨さと命の大切さを学ぶ |
|
サロマ湖100kmウルトラマラソン大会支援
令和5年6月25日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は6月25日(日)、湧別町・佐呂間町及び北見市常呂町のオホーツクが舞台である4年ぶりの第38回サロマ湖100kmウルトラマラソン大会を支援し、円滑な大会運営に寄与しました。 同大会は、湧別町から北見市常呂町のゴールを目指す100kmの部及び佐呂間町から同ゴールを目指す50kmの部があり、国内・国外から3442人が大会に出場し、猛暑の中、過酷なコースを2342人が完走しました。 連隊の支援隊は円滑な大会運営に寄与するため、常呂町多目的研修センターに通信所及び佐呂間町幌岩山に中継所を開設し、大会役員を通じた各所への指示や支援隊の行動全般を統制しました。競技運営支援では、車両による選手の先導、リタイア者収容要請を実施する後走車支援、大会役員と共に協議違反がないかの観察任務を整斉と行い、大会の安全かつスムーズな進行に寄与し、約13時間にわたる支援活動を完遂しました。 第6即応機動連隊は本大会支援を通じて、美幌町をはじめ道内外の方々の自衛隊に対する信頼感の醸成を図ることが出来ました。 また、本大会には部隊からも選手が参加し、その中でも特に第6即応機動連隊火力支援中隊の岡部2曹が、100kmの部を見事完走し、「来年もぜひ出場して完走していくため、体力練成にこれからも励んでいく」と意気込みを語りました。 |

|
 |
大会を支援 |
 |
岡部2曹が100kmの部を完走する |
|
第7代連隊最先任上級曹長が定年退官
令和5年6月22日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、6月22日(木)、美幌駐屯地において、第7代最先任上級曹長を務めた藤田健治准尉の定年退官行事を実施するとともに、駐屯地全隊員で見送り、盛大に祝いました。また、同駐屯地で実施している第5旅団レンジャー養成集合教育(連隊が担任)に参加中の第2中隊所属である藤田航成3曹が父親の最後の晴れ姿を目に焼き付けるために教育隊の計らいで駆けつけ、思い出に残る退官行事となりました。 退官行事では退官者紹介、辞令書交付を実施し、特に統一見送り前、藤田准尉は父親の晴れ姿を見て涙が止まらない航成3曹に対し「今日は本当に来てくれてありがとう」と感動の場面がありました。 その後の駐屯地統一見送りでは、駐屯地全隊員で盛大に祝い、最後の万歳三唱を藤田准尉が最先任上番時に曹士業務陸曹を務めた沼岡亘2曹が涙を流しながら努め、拍手で見送り、感動の退官行事となりました。 藤田准尉からは「自分の定年退官で涙を流してくれる隊員を見て、とても嬉しい気持ちになり、最高の自衛隊人生になった」と語り、共に過ごした仲間たちに別れを告げて、自衛隊人生最後の任務を完遂し、次の人生に向け、新たな一歩を踏み出しました。 |

|
 |
第8代最先任との熱い握手
|
父親と息子との記念写真 |

|
 |
駐屯地全隊員で見送る |
父親の定年退官に涙が止まらない |
|
美幌高等学校「一日防災学校」授業支援
令和5年6月22日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、美幌町内において、美幌高等学校が授業で実施する「一日防災学校」を支援しました。 本支援は、高校生に対し防災意識を高揚させるとともに、災害発生時における対処要領について、体験させ、信頼感の醸成を図ることを目的に実施しました。 支援は当初、衛生教育及び施設教育の2グループに区分して実施しました。衛生教育では、患者発見時対処として、患者の状態確認や対処の着意を展示し、災害現場において器材等のない場合の搬送(応急担架)を実施しました。 施設教育では、水害時の対処として、ゴミ袋で代用した土のう構築要領及びロープ結索(もやい結び)を実施しました。 両教育終了後、野外炊事教育を実施して、自衛隊における携行食用の加熱材使用要領や野外炊具の展示説明及び実際に野外炊具で調理した白米を生徒に配食しました。生徒からは出来立ての美味しそうな白米に配食時から笑顔が零れていて、実食すると想像を上回る美味しさに喜んでいました。 生徒からは「美幌町は自然や人為的に発生する災害は少ないと思っていましたが、少ないから安心するのではなく、災害というのはいつ、どこで、なにが起きてもおかしくないという事を理解して、本日学んだことを災害が発生した際に有効に活用していこうと思う」と語りました。 |

|
 |
衛生教育 (患者発見時の対処) |
衛生教育 (応急担架) |

|
 |
施設教育 (土のう構築) |
施設教育 (ロープ結索) |

|
 |
炊事教育 (野外炊事の説明) |
炊事教育 (出来立ての白米に笑顔零れる) |
|
自衛隊退職者雇用協議会北見支部が駐屯地見学
令和5年6月20日 |
美幌駐屯地(司令 河村1佐)は、6月20日(火)、駐屯地内において、自衛隊退職予定者を日々サポートしている自衛隊退職者雇用協議会北見支部に対し、退職者雇用企業の自衛隊及び駐屯地に対する自衛隊への理解と認識の深化に寄与することを目的に駐屯地見学を実施しました。 見学当日、同北見支部の総会を駐屯地で実施し、その後の会食では訓練する上で日々活力となり、隊員から高い評価を得ている美幌駐屯地業務隊糧食班提供の駐屯地自慢の美味しい昼食を喫食していただき、北見支部の方々からも「このボリュームでこの美味しさで物価高騰が続いている中で、あの値段で食事を提供している努力が凄い」等のコメントもあり大変好評でした。 引き続きの装備品展示では、16式機動戦闘車、93式近距離地対空誘導弾、中距離多目的誘導弾の他に軽装甲機動車及び96式装輪装甲車を展示しました。特に新装備の16式機動戦闘車には見た目の大迫力から非常に興味が高まっていました。併せて実施した96式装輪装甲車の体験搭乗では、初めて搭乗する装甲車の乗り心地などに更なる関心が高まっていました。 最後に駐屯地資料館の「北辰館」見学では、駐屯地の歴史に触れ、特に自衛隊コーナーでの災害派遣活動を見て、北見支部の方々は「災害派遣での活動をテレビで見るが、改めて資料館での災害派遣写真を見ると国民のために人命救助などをすることに本当に尊敬する」と自衛隊への理解を得ることができ、駐屯地見学を終了しました。 |

|
 |
会食 |
装備品展示 |

|
 |
体験搭乗 |
北辰館説明 |
 |
記念撮影 |
|
育児休業等取得隊員との懇談会
令和5年6月16日 |
第6即応機動連隊・最先任上級曹長(湯浅准尉)は、6月16日(金)、美幌駐屯地において、育児休業等取得者との懇談を実施しました。 現在、連隊ではワークライフバランスの1つとして隊員のモチベーション向上を目的に男性自衛官の育児休業等を積極的に取得する取組みを実施し、仕事と家庭(育児)を両立できるよう後押ししています。今回はその中で湯浅最先任が「育児休業等を既に取得した隊員の生の声を対面で聞きたい」とのことから昼食をとりながら懇談を実施しました。 実際に育児休業等を取得した隊員からは「最初は仕事から離れることに抵抗があり、不安がとてもありました。しかし、中隊長、先任、訓練准尉等から「俺も若いときにこういった制度があったらやってみたかったなあ。今この一瞬の時間を大切にするため積極的に取得しなよ。みんなで不在する分はサポートするから」と背中を押してくれる言葉を何度もかけてくれたのがきっかけで取得をしました。 他の隊員は、「実際に育児休業を取得し、何よりも子供の成長を夫婦で一緒に見ることが出来て本当に幸せな時間を過ごせました。また、育児の大変さを身をもって経験し、今まで両親は同じように自分のことを育ててくれていたのを思うと感謝の気持ちしかない」と感想を述べ、「今後、育児休業の取得を悩んでいる隊員がいたなら、積極的に取得して、子供や奥さんとの時間を大切にしてほしい」と湯浅最先任に育児休業の素晴らしさを伝えました。 第6即応機動連隊は引き続き、男性自衛官の育児休業取得を全力で勧めていきます。 |

|
 |
 |
育児休業を取得した隊員との懇談 夫婦で子供の成長を見ることが出来たのが幸せだったと語る |
|
第5旅団レンジャー養成集合教育
山地潜入総合訓練
令和5年6月16日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、6月14日及び15日、名寄市見晴山で、現在担任している令和5年度第5旅団レンジャー養成集合教育において、基礎訓練の中でも極めて危険度の高い山地潜入総合訓練を実施しました。 本訓練は行動訓練に向けて、生地における各登はんや懸垂下降などの山地潜入技術を修得させることを目的に実施しました。 訓練は、①断崖絶壁の岩場を登るための「バランス登降」、②ロープを使用し、高所から下降する「懸垂下降」、③困難な地形を登降するため2名1組で互いに協力し、安全を確保し合って登降する「組登はん」、④斜面にロープを下げて数ヵ所係留し、その地域の登はんを容易にする「固定ロープ」、 ⑤急斜面や岩場で事故が発生した場合の「救出法」と、ロープに命を託すレンジャー養成集合教育ならではの様々な訓練を2日間に渡り実施しました。 レンジャー学生からは「今回、約30mの断崖絶壁の岩場で訓練し、ルートを見極め、どう手や足をかけていくかなどレンジャー塔と生地で訓練するのでは異なり、非常に勉強になった」と感想を述べるとともに、本訓練を通じて、山地潜入技術を修得することができました。 |

|
 |
バランス登降 |
懸垂下降 |

|
 |
組登はん |
固定ロープ |

|
 |
救出法 |
|
第5旅団レンジャー養成集合教育
体力調整3-3 10マイル走
令和5年6月12日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、6月12日、美幌駐屯地で、現在担任している令和5年度第5旅団レンジャー養成集合教育において、基礎訓練で最も過酷な体力調整3ー3を実施した。 本訓練は、体力向上運動及び10マイル走の体力評価を行い、レンジャー隊員として、行動訓練のための肉体的及び精神的基盤を確立させることを目的に実施した。 訓練当日、天候は晴天の猛暑の中、レンジャー学生は懸垂、胴回し、腕立て伏せ等の体力向上運動を各部隊から多くの応援者の前で実施した。 その後の10マイル走では実施前に、レンジャー学生が「みんなで必ず乗り切るぞ!!不撓不屈の精神で諦めないぞ!」とお互いに気合を入れ、士気を高め合い、10マイル走に臨み、小銃を携行したまま高く掲げたレンジャー旗を先頭に、腹の底から声を全力で出し続けながら走り続けていった。 実施間、体力の限界を感じてしまうレンジャー学生がいたが、レンジャー学生を応援するため井川賢一第5旅団副旅団長をはじめ、部隊長、最先任上級曹長等が遠方から駆けつけ全力で激励した結果、激励に答えるかのように不撓不屈の精神で限界を乗り越えようと力を振り絞り学生全員が一人も遅れることなく無事10マイル走の任務を完遂した。 引き続き、10マイル走の視察で美幌駐屯地に来隊した井川副旅団長からレンジャー学生に対し「この教育参加にあたり、初志貫徹という言葉を忘れないでほしい。10マイル走が終了したからといって終わりではない。これからは行動訓練に移行し、更なる困難や壁にぶつかると思うがレンジャー隊員になる!という覚悟をきめた以上最後まで諦めず、全ての任務を完遂し、レンジャー隊員になってくれ」と激励を述べました。 その後、各部隊との懇談の時間において、久しぶりの上司や同期との再会で「よく頑張った。強くなったな」との言葉とともに激励品を受け取ると、あまりの嬉しさに涙を流してしまうレンジャー学生もいた。 各部隊からの応援で士気を高めたレンジャー学生は、この先も引き続き、様々な訓練に挑戦していく。 |

|
 |
体力向上運動 |

|
 |
不撓不屈の精神で限界を乗り越えていく |

|
 |
各部隊の激励を受けながら走り続ける |

|
 |
副旅団長激励 |

|
 |
上司や同期との再会に涙を流す隊員も |
|
連隊小火器射撃競技会
令和5年6月1日~2日、8日~9日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、6月1日から2日、8日から9日までの間、美幌射場及び然別演習場において、連隊小火器射撃競技会を実施しました。 本競技会は、個人の射撃練度を向上させるとともに、中隊の団結強化及び士気の高揚を図ることを目的に競技種目を①「中隊長対抗拳銃射撃の部」、②「普通科職種以外対抗基本小銃射撃の部」、③「普通科職種対抗各個戦闘射撃の部」に区分して実施しました。 今回の射撃競技会は、最先任上級曹長(湯浅准陸尉)を長とするプロジェクトチーム(以下、PJ)が主体に計画の立案・企画を実施しました。PJ要員は、日々連隊全隊員がガンハンドリングや射撃練度を向上し続けていることから、今回の競技会では射撃検定を準拠しつつ、WSOP(小銃操作)のガンハンドリング要素である緊急弾倉交換を取り入れつつ、的の部位により点数配分を変更する射撃を実施することで、より実戦に近い射撃環境を追求するレベルの高い射撃競技会となりました。 6月1日、美幌射場において、各中隊長を選手とする「中隊長対抗拳銃射撃の部」を開始し、翌日の2日は同射場で、本部管理中隊、機動戦闘車中隊及び火力支援中隊が「普通科職種以外対抗基本小銃射撃の部(300m及び至近距離射撃)」を実施しました。 6月8日から9日は、然別演習場において、第1中隊、第2中隊、第3中隊及び本部管理中隊が「各個戦闘射撃(夜間含む)」を実施しました。 それぞれの競技に参加した各中隊の選手は、1mm程度の僅かな弾着のずれが点数に大きく影響するという緊張感に包まれながらも、ライフルマンの名誉をかけて射撃の腕を競い合い、練成射撃成果を十分に発揮し、競技会を終了しました。 6月14日、表彰式を実施し、部隊表彰では「小火器基本射撃優秀中隊(小銃基本射撃及び拳銃射撃の平均点が最も高い部隊)」が新編部隊である機動戦闘車中隊となり、「優勝」の栄光を勝ち取った。「小火器戦闘射撃優秀中隊(小銃各個戦闘射撃及び拳銃射撃の平均点が最も高い部隊)」が第3中隊となり、5月に実施した連隊迫撃砲射撃競技会から2連覇の偉業を成し遂げました。 個人表彰では「拳銃射撃の部」で第2中隊の木村1尉(第2中隊長)が、「基本射撃の部」では火力支援中隊の金澤3曹が、陸士の部では機動戦闘車中隊の佐々木士長が、「各個戦闘射撃の部」では本部管理中隊の大河原3曹が、陸士の部では第2中隊の南士長がそれぞれ第1位に輝きました。 第6即応機動連隊は、本競技会の射撃結果を分析するとともに、陸自ナンバーワンライフルマンを目指し、更なる射撃練度向上を図ります。 |

|
 |
入念に射撃予習し、拳銃射撃で各中隊長が射撃の腕を競い合う |

|
 |
基本射撃では女性自衛官も参加し、射撃を実施した |

|
 |
各個戦闘射撃では20式小銃も取り入れた競技会となった |

|
 |
各個戦闘射撃夜間 |
20式小銃はライトを装着した射撃を実施 |

|
 |
陸士の部で表彰 |
拳銃射撃の部で第2中隊長が表彰 |

|
 |
各個戦闘射撃は第3中隊が優勝 |
基本射撃は機動戦闘車中隊が優勝 |
|
第5旅団レンジャー養成集合教育 水路潜入
令和5年5月30日・6月7日
|
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、現在担任している令和5年度第5旅団レンジャー養成集合教育において5月30日(帯広駐屯地)及び6月7日(網走湖)に、水路潜入訓練を実施しました。 本訓練は、自己安全法(着装泳含む)、応急浮体の作成から曳こう、偵察用ボートの組み立て、漕舟法及び漕舟指揮を演練し、その知識及び技術を修得させることを目的に実施しました。 5月30日は、自己安全法として戦闘服上衣のボタンを全てかけて戦闘服上衣の下から空気を入れ胸から肩周辺へ空気を移動させて浮き輪に、戦闘服下衣の裾を結び上から大きく振りかぶり一気に空気を入れて浮き輪に、水筒を顎にあて浮き輪にする訓練を実施しました。 次に応急浮体の作成(第1法~第3法)及び曳こう訓練を実施し、引き続き、着装泳訓練では、軽装時及び鉄帽に小銃を携行した武装状態で一定の距離を泳ぐ練成を実施しました。 6月7日は、救命胴衣を着用し、5人用偵察ボートを組み立てて実際に網走湖にボートを運搬し、漕舟訓練として動作を合わせた漕舟や方向変換、隊形変換等を実施しました。最後に戦闘行動として、状況下におけるへん水から漕舟、上陸までの一連の行動を昼間及び夜間に演練し、本訓練を終了しました。 |

|
 |
自己安全法 |
応急浮体の作成から曳こう |

|
 |
着装泳 |
偵察用ボードの組み立て |

|
 |
状況下におけるへん水から漕舟から上陸までの一連の戦闘行動 |
|
連隊81mm迫撃砲射撃競技会
令和5年5月22日~27日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、5月22日(月)から27日(土)の間、美幌駐屯地及び然別演習場において、改編後初となる「連隊81mm迫撃砲射撃競技会」を実施しました。
本競技会は、迫撃砲小隊の射撃練度を向上させるとともに、中隊の団結の強化及び士気の高揚を図ることを目的に、第1中隊・第2中隊及び第3中隊が学科試験、砲手試験、算定手試験、観測者試験及び戦闘射撃の種目において、中隊の名誉をかけて競い合いました。
22日、美幌駐屯地において、迫撃砲小隊としての必要な基礎知識を問う学科試験を小隊長含む全員が受験し、分隊員による砲操作を評価する砲手試験及び射撃諸元を算定させる算定手試験では精度及び速度を各中隊の総当たり方式で競い合いました。各中隊競技実施間には、選手交代時に「練成成果を出してこい!勝つぞ!」などとこれから競技に臨む選手に対し、背中を押すとともに士気を高揚させ、団結力をより一層増していく場面が見られました。
24日及び25日は然別演習場に場所を移し、今年度3回目となる練成射撃により各中隊は万全な態勢を整え、26日には、陣地占領及び戦闘射撃について精度及び速度を競い合いました。 陣地占領では各小隊が認識の共有を図り、迅速な陣地占領を見せ、実弾射撃では射撃指揮班・前進観測班及び分隊の3者が緊密に連携し、的確な操作・正確な射撃を実施しました。各中隊は「優勝」を勝ち取るために奮闘し、今までの練成成果を遺憾なく発揮して、全ての競技を終了しました。
27日は美幌駐屯地において表彰式が行われ、第3中隊が「優勝」の栄冠を勝ち取りました。 第6即応機動連隊は本競技会及びその結果の分析により、迫撃砲小隊の更なる練度向上を図っていきます。 |

|
 |
連隊最先任としての取組みを説明 |
美幌訓練場での運用構想を説明 |

|
 |
学科試験 |
砲手試験 |

|
 |
戦闘射撃 |

|
 |
射撃指揮班 |
前進観測班 |

|
 |

|
優勝の栄冠を勝ち取ったのは第3中隊 |
|
第5旅団所属救急救命士に対する 再教育研修に係る協定書調印式
令和5年5月18日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、5月18日(木)、北見赤十字病院(北見市)において、同病院主催の第5旅団初となる「救急救命士に対する再教育にかかる協定書調印式」に参加し、荒川穣二院長と協定書を交わしました。 自衛隊の救急救命士とは、災害時において災害医療基幹要員となる准看護士の資格を有する選抜された隊員のみが救急救命士養成所に入所して、救命士の資格を獲得した隊員です。
同病院は、「開かれた災害拠点病院」として、「国内外やオホーツク地域の災害・救護医療を担う」ことを基本方針の一つとして、かねてよりオホーツク圏における消防署所属の救急救命士の研修に力を入れており、1年前から河村連隊長及び前衛生小隊長の藤原2尉が北見赤十字病院と協議を重ね、令和5年度から連隊の隊員のみならず、第5旅団所属の救急救命士の研修を受け入れて頂きました。 式に先立ち、荒川院長は「今回の協定により、自衛隊と病院で顔の見える関係を構築して、連携を強化することで北海道に住まわれる方々の安心安全の生活に寄与できることを確信し、未来への第一歩になることを願う」と述べられ、河村連隊長は「救急救命士の技術は非常に高いものであるが、部隊では臨床が出来ないことが現状である。今回、臨床を病院の現場で学ぶことで救急救命士としての技能の維持向上及びモチベーションの維持に繋げてほしい」と述べました。 調印式では、北見赤十字病院からは荒川院長、第5旅団からは河村連隊長が協定書に署名し、これにより第5旅団の救急救命士の7名が受け入れられ、6月から研修を開始します。
研修内容として、救急外来での患者受け入れ実習、各病棟での実習、ドクターカー出動時の同行及び病院からの講義を受けていきます。 今回参加する第6即応機動連隊の救急救命士は「病院との連携や各病棟での実習を経験し、救急救命士としてのスキルアップに繋げていきます」と意気込みを語りました。 |

|
 |
協定書に署名及び取り交わし |

|
 |
今回研修を受ける第6即応機動連隊の救急救命士 |

|
記念撮影 |
|
置戸神社清掃及び訓子府神社清掃等ボランティア活動 「地域と共に」一体となり環境を美化
令和5年5月14日 |
第6即応機動連隊第1中隊(中隊長 板津1尉)は、5月14日(日)、警備隊区である置戸町の置戸神社及び訓子府町の訓子府神社において清掃ボランティア活動を実施しました。 本活動は、第1中隊が主体で「地域と共に」一体となり、環境美化活動を通じて、隊員の隊区への帰属意識の向上及び奉仕の精神を醸成することを目的として参加し、第6即応機動連隊長(河村友則1佐)、連隊最先任上級曹長(湯浅准尉)、駐屯地曹友会長(坂田谷曹長)及び連隊有志が参加しました。 第1中隊は、当初、置戸町が主催する環境美化運動の「クリーン作戦」に参加し、地域住民と共に置戸神社及び南ヶ丘スキー場(2月に同中隊がスキー滑降訓練で使用)のゴミ回収や伐採した丸太の運搬、排水設備の落ち葉の除去などを実施しました。作業間、置戸町長や住民の方々から「自衛隊さんは力持ちが多い。丸太運搬は予定した時間よりも圧倒的に早く終了でき、非常に助かりました。次回もまたお願いしたい」と感謝の言葉を頂き、「クリーン作戦」は無事終了しました。 じ後、訓子府町に移動し、訓子府神社に隣接する忠魂碑及び訓子府神社境内の枝や落ち葉回収等の清掃活動を通じて、45ℓゴミ袋約30袋分の枝等を回収し、参加した訓子府町職員の方からも感謝の言葉を頂きました。
清掃ボランティア活動等を通じて、地域の方々との更なる信頼を獲得するとともに、一体感の醸成を図ることが出来ました。 |

|
 |
丸太運搬< |

|
 |
排水設備の落ち葉除去< |

|
置戸町長(前列1列目左から2番目)と共に 置戸神社で記念写真< |

|
 |
忠魂碑周辺清掃 |

|
 |
回収した枝などでゴミ袋がたくさんに |

|
訓子府神社で記念写真 |
|
方面隊最先任が部隊現況把握及び演習場整備確認
令和5年5月10日 |
第6即応機動連隊最先任上級曹長(湯浅准尉)は、5月10日(水)、美幌駐屯地において、第8代北部方面隊最先任上級曹長(髙岡准尉)による部隊現況把握及び演習場整備現地確認を受けました。 部隊現況把握では、連隊最先任上級曹長を長とするプロジェクトチーム(以下PJ)など最先任が取り組んでいる施策について概要を説明しました。 演習場整備現地確認では、美幌訓練場運用構想において、基礎となる部隊以下の実際的・実践的な教育訓練を通じた隊員・部隊の任務遂行能力向上を図る中期整備構想に基づいて説明しました。その後、現地においての美幌訓練場の整備状況を確認し、髙岡方面最先任上級曹長は「湯浅最先任上級曹長が実施している様々な取組みや連隊の整備状況は素晴らしいものである。引き続き隊員の育成に努めてもらいたい」と述べ、部隊現況把握及び演習場整備現地確認を終了しました。 |

|
 |
連隊最先任としての取組みを説明 |
美幌訓練場での運用構想を説明 |

|
 |
現地での美幌訓練場運用構想に基づく整備状況を確認 |
|
令和5年度演習場春季定期整備 運用訓練態勢の充実に向けた基盤整備
令和5年5月8日~18日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、5月8日(月)から18日(木)までの間、「令和5年度演習場春季定期整備」に参加しました。 本演習場整備は、旅団の計画する中期整備計画に基づき矢臼別演習場整備担任区域及び美幌訓練場の定期整備を実施し、作戦運用の実効性向上及び北海道の道場化推進に寄与することを目的に行いました。 矢臼別演習場整備においては、第5旅団の整備担任区域である弾着区域の不発弾捜索・野焼き等を実施するとともに、誘導弾射場整備、道路付帯施設整備、境界整備、排水施設(溜枡・暗渠・水ぜき・側溝等修復作業)整備等を行いました。また、美幌訓練場整備においては、狭さく弾射場整備、訓練場内の道路整備・支障木伐採等を行いました。特に分隊長クラスの分権指揮能力を高める訓練に必要な小演習場の積極的な整備が急務であった為、5日間で大型ダンプ110台分の支障木の伐採を実施し、美幌訓練場の機能向上を図りました。 整備期間中は天候に恵まれ晴天が続き、各部隊の計画的かつ整斉とした作業により予定通りに無事整備が完了しました。 この整備において部隊が安心して訓練できる環境を整えました。 |

|
 |
道路整備(矢臼別) |
溜枡整備(矢臼別) |

|
 |
誘導弾射場整備(矢臼別) |
不発弾捜索(矢臼別) |

|
 |
野焼き(矢臼別) |
器材整備(矢臼別) |

|
 |
狭さく弾射場整備(美幌) |
溜枡整備(美幌) |

|
 |
支障木の伐採(美幌) |
|
改編後初第5旅団レンジャー養成集合教育を担任 強い意志と覚悟でレンジャーバッジを掴め
令和5年5月8日 |
第6即応機動連隊(連隊長 河村1佐)は、5月8日(月)、美幌駐屯地体育館において、第5旅団が実施する令和5年度第5旅団レンジャー養成集合教育を担任するにあたり、教育開始式を実施しました。 本教育訓練は、選抜された隊員に対し、主として遊撃行動において、困難な状況を克服して、任務を完遂する能力及び精神力を付与することが目的であり、陸上自衛隊で最も過酷と言われる教育であるそのレンジャー教育に挑戦するのは、懸垂や腕立て伏せ、水泳などの厳しい資格検査を合格した18名の学生で、第6即応機動連隊からは3名が参加しました。 教育開始式において、鳥海旅団長から主任教官である第6即応機動連隊の末田2尉へ、そして第27普通科連隊の学生長奥山3曹へとレンジャー旗が授与されました。 鳥海旅団長は、訓示の中で「強さと誇りを持ち、信頼しあえるレンジャー隊員になれ」、「自らの安全を自ら確保せよ」の2点を学生に要望し、教育開始式が終了しました。 開始式終了後、早速レンジャー隊員に必要な体力及び精神力を養うための体力調整が実施され、ロープ授与式においては、自分自身と仲間を守るためのロープが末田主任教官から学生一人ひとりに手渡されました。 本教育は、5月8日~8月1日までの間、美幌駐屯地及び同周辺で実施されます。 |

|
 |
レンジャー旗授与 |

|
 |
18名の学生たち |
様々な知識や技術を教えていく指導部 |

|
 |
体力調整 |
ロープ授与式 |
|