トップスライドショー

第6即応機動連隊

 第6即応機動連隊長兼ねて美幌駐屯地司令の中津健士(なかつ たけし)1等陸佐です。
 北見市、網走市、美幌町、津別町、斜里町、清里町、小清水町、訓子府町、置戸町、大空町との強固な団結力を有するこの美幌駐屯地の一員として勤務できますことは、非常に光栄なことと感じております。
 陸上自衛隊の「顔」として地域住民の皆様から愛され続けること、また、隊員及び隊員のご家族や他の駐屯地の隊員からも愛され続けることを目指し、尽力したいと思います。
 第6即応機動連隊及び美幌駐屯地に対し、平素から皆様のご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げますとともに、これからも変わらぬご支援をいただけるよう、よろしく願い申し上げます。

6連長

第6即応機動連隊長 兼 美幌駐屯地司令
1等陸佐 中 津 健 士
      (なかつ たけし)


各種訓練・行事等の紹介


仲間を救うスキルを学ぶ!
救急法及び野外衛生
第6即応機動連隊

 

 第6即応機動連隊自衛官候補生教育隊(教育隊長・松本浩紀准陸尉)は、4月21日、美幌駐屯地において自衛官候補生に対し、衛生小隊(小隊長・大久保和希3等陸尉)の支援を受けて救急法及び野外衛生について教育を実施しました。
 本教育は候補生に対し、衛生に関する基礎となる処置技術について教育し、その概要を理解させることを目的に実施しました。
 当初、メディカルポーチ内の止血帯(CAT)、エマージェンシーバンデージを使用して負傷した際の止血要領について演練しました。候補生は悪戦苦闘しながらも止血帯等を用いた圧迫止血及び緊縛止血を体験しました。
 教育の後半には心肺蘇生法を演練し、心臓マッサージの大変さと仲間と連携する重要性を経験しました。

自らの止血を演練

仲間の止血

心肺蘇生を演練

仲間と連携


狙った部位を撃ち抜け‼
令和7年度連隊小火器射撃競技会
第6即応機動連隊

 

 第6即応機動連隊(連隊長・中津健士1佐)は、4月20日から24日までの間、美幌射撃場において、令和7年度小火器射撃競技会を実施しました。
 本競技会は、第6即応機動連隊の全6個中隊が参加し、小銃の戦闘射撃能力を向上させるとともに、中隊の団結を強化する目的で実施し、各中隊は競技会までに非実射・実射訓練を重ね、中隊の威信をかけて競技会に臨みました。
 18日、競技会に先立ち美幌駐屯地体育館において開会式が実施され、選手を代表して第3普通科中隊の福井颯真士長は選手宣誓で「我々選手一同は、日々の訓練成果を遺憾なく発揮するとともに、優勝という目標に勇往邁進し、第6即応機動連隊の隊員として恥じぬ成果を残すことを誓います」と力強く述べました。
 競技は、目標までの前進間、遂次に付与される目標に対し、各人で目標までの距離を判断して射撃を行い、命中部位ごとに異なる点数を獲得する要領で得点を競いました。
 競技に参加した各中隊の選手は、僅かな弾着のずれが点数に大きく影響するという緊張感に包まれながら勝利を追求して最後まで射撃を実施し、練成成果を十分に発揮して競技会は終了しました。
 競技結果は、「中隊対抗の部」で第2普通科中隊が栄えある「優勝」を勝ち取りました。
 また、「個人総合の部」で本部管理中隊の小林浩之曹長が第1位に輝きました。
 第6即応機動連隊は、今後も部隊の射撃能力の飽くなき向上を目指し、練成を継続していきます。

背のうを活用した射撃

射撃する女性自衛官

射距離に応じて姿勢を決定

指定された部位に射撃

中隊対抗の部で第2普通科中隊が優勝


25㎞踏破のために足慣らし 自衛官候補生「10㎞徒歩行進訓練」

 

 第6即応機動連隊自衛官候補生教育隊(教育隊長 松本准尉)は、4月18日、美幌駐屯地及び同訓練場において、「10㎞徒歩行進訓練」を実施しました。
 本訓練は、徒歩行進に必要な服装、背のうの装着要領、行進隊形の保持、行進規律の徹底、隊員の基礎動作等を修得させることを目的として実施するものであり、6月に行われる25㎞行進を見据えた足慣らしを兼ねて行いました。
 本訓練実施にあたり、事前に座学を実施して行進に必要な基礎的知識を付与するとともに、隊容検査により背のうの内容品を点検して物心両面にわたり万全な準備を整えました。  訓練当日の、晴天の中、自衛官候補生は準備を整えると、班長からの命令により訓練場入口から行進訓練を開始しました。
 行進間は、行進隊形、背のう等の装着要領に着意するとともに、休止間においては休憩間における分散・警戒要領の演練及び水分補給を実施しました。徒歩行進の時間の経過とともに、足の痛みや背のうの重みで苦しい表情を見せる自衛官候補生もいましたが、同期で励まし合いながら無事に完歩し、最後は隊舎まで元気にハイポートで帰隊しました。
 本訓練を通じて、自衛官候補生は徒歩行進に必要な準備と知識を修得し、6月に実施される25km徒歩行進訓練に向けて基礎を確立することができました。

背のうの内容品を点検

班長から行進前の命令下達

行進訓練開始

ハイポートで隊舎へ帰隊


陸曹への登竜門! 一般陸曹候補生選抜第2次試験

 

 第6即応機動連隊最先任上級曹長(松本准尉)は、4月16日から17日までの間、「一般陸曹候補生選抜第2次試験」を実施しました。
 本試験は、陸曹候補生受験資格者(以下、受験者)に対し、第2次試験を実施して陸曹候補生課程入校者を選考することを目的に、術科試験(分隊教練)、口術試験(面接)及び体力検定を実施しました。
 試験当日は術科試験から始まり、試験官である各中隊先任上級曹長の前で、受験者は分隊の指揮官となり、停止間(執銃時)及び行進間の動作について、指導・矯正を行って整斉と行進させました。
 口述試験では、最先任上級曹長等の質問に対し、自らの理想の具現化や陸曹になるために行った努力・成果を自身に満ち溢れた口調で答え、陸曹になりたいという揺ぎない気持ちを見せました。
 体力検定では、日頃から練成してきた成果を遺憾なく発揮し、受験者全員が各種目でベストを尽くしました。

術科試験(分隊教練)

行進間の動作を指導

体力検定(腹筋)

体力検定(3km走)


見えぬ敵から身を守れ! 自衛官候補生「防護マスク装脱面訓練」

 

 第6即応機動連隊自衛官候補生教育隊(教育隊長 松本准尉)は、4月18日、美幌駐屯地及び同訓練場において、「10㎞徒歩行進訓練」を実施しました。
 本訓練は、徒歩行進に必要な服装、背のうの装着要領、行進隊形の保持、行進規律の徹底、隊員の基礎動作等を修得させることを目的として実施するものであり、6月に行われる25㎞行進を見据えた足慣らしを兼ねて行いました。
 本訓練実施にあたり、事前に座学を実施して行進に必要な基礎的知識を付与するとともに、隊容検査により背のうの内容品を点検して物心両面にわたり万全な準備を整えました。
 訓練当日の、晴天の中、自衛官候補生は準備を整えると、班長からの命令により訓練場入口から行進訓練を開始しました。
 行進間は、行進隊形、背のう等の装着要領に着意するとともに、休止間においては休憩間における分散・警戒要領の演練及び水分補給を実施しました。徒歩行進の時間の経過とともに、足の痛みや背のうの重みで苦しい表情を見せる自衛官候補生もいましたが、同期で励まし合いながら無事に完歩し、最後は隊舎まで元気にハイポートで帰隊しました。
 本訓練を通じて、自衛官候補生は徒歩行進に必要な準備と知識を修得し、6月に実施される25km徒歩行進訓練に向けて基礎を確立することができました。

装面要領の説明

防護マスクの効果を確認

催涙線香を体験

催涙成分の除去


第一線での救護能力を向上 第3回補助担架要員養成集合教育

 

 第6即応機動連隊衛生小隊長(大久保3尉)は、3月17日から4月4日までの間、美幌駐屯地及び同訓練場において、「令和6年度第3回補助担架要員養成集合教育及び練成集合訓練」を行いました。
 本教育は、連隊の隊員に対し、補助担架要員に必要な知識及び技能を修得させるとともに、資格保有者の第一線救護能力向上に資することを目的に行いました。
 本教育では、あらゆる場面での負傷者の処置及び観察を重視し、救命ドクトリン(原理・原則)の時間概念を踏まえた迅速な処置を演練するとともに、傷病者輸送における「あらゆる手段を用いた迅速な後送」を追求して、担架班による迅速な状況判断及び火力と連携した後送を行いました。
 4月3日、総合訓練を行い、これまで練成で培った知識及び技能を最大限に発揮し、戦闘で発生した傷病者に対して、救急処置から担架班による患者集合点への後送及び中隊救護員への申し送りまで一連の要領について演練しました。
 参加した隊員は、最新の知識及び実践的な技能を修得して、今後も仲間を助けるために更なる練度向上を図っていきます。

負傷隊員を迅速に処置

負傷者の状況にあわせて搬送

担架班による後送

衛生隊員に申し送り


転入者戦闘戦技集合訓練

 

 第6即応機動連隊最先任上級曹長(松本准尉)は、3月31日・4月1日、美幌駐屯地において、3月に定期異動の転入者に対し「令和7年度第1回転入者戦闘戦技集合訓練」を実施しました。
 訓練は、基礎的なガンハンドリングから始め、指導部は各人の練度を的確に把握して操作のコツ等を展示しました。
 また、屋外では小部隊による各種地形の通過要領及び拠点占領要領、対敵動作の概要等について教育しました。
 本訓練を通じて、転入者の早期戦力化及び任務達成能力の向上に資するとともに所在隊員相互の融和団結も図ることが出来ました。

真剣に説明をうける転入者

動作を区切って演練

道路における通過要領を展示

対敵動作を展示


責務と熱い想いが引き継がれ 新たな時代が始まる

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、3月14日、美幌駐屯地体育館において「最先任上級曹長交代式」を行い、初代最先任上級曹長:湯浅正明准陸尉から第2代最先任上級曹長:松本浩紀准陸尉へ責務と熱い想いが引き継がれました。
 式は、副連隊長及び連隊各中隊長等が陪列する中、准曹士参列の下、離任・着任最先任上級曹長紹介、辞令書交付及び徽章継承が行われました。
 隊員を前に下番する湯浅准陸尉が「まずは、2年半皆様のおかけで職務をまっとうすることができました。本当に感謝しております。これからの連隊を隊員一人ひとりのみんなで作りあげてください。精強な部隊になることを願います。引き続き多忙な日々が続くと思いますが体に留意され引き続きがんばってほしいと思います。」と述べ、次に上番する松本浩紀准陸尉が「3月17日付で第2代最先任上級曹長に上番することになりました松本准尉と申します。よろしくお願いいたします。歴代最先任上級曹長が築き上げた伝統とその想いを継承するとともに改革を継続し、ゆるぎない強靭な連隊をみんなの手で作り上げていきましょう。」と挨拶を述べ式を終了しました。

離任・着任最先任上級曹長紹介

辞令書交付

初代(湯浅准尉)から第2代(松本准尉)へ最先任上級曹長としての伝統と思いが引き継がれる

上番最先任上級曹長・松本准陸尉による挨拶


冬季装備での実弾射撃を練成
令和6年度第2回基幹要員積雪地小火器射撃訓練

 

 第6即応機動連隊火力支援中隊(中隊長 田中3佐)は、3月4日から7日までの間、美幌駐屯地内及び同射撃場において「令和6年度第2回基幹要員積雪地小火器射撃訓練」を行ないました。
 本訓練は、スキー指導官及びスキー検定特級保有者を対象として積雪地の特性(スキー又はかんじき使用)に応じた小火器射撃訓練を実施し、練度向上を図る目的で行いました。
 訓練に先立ち、駐屯地での空包による非実射予行を実施するとともに、実弾射撃訓練は美幌射撃場において冬季の装備により各種射撃姿勢による射撃を実施して射撃能力を向上させました。
 中隊は、本訓練に参加した基幹要員を中心に小火器射撃練度を更に向上していきます。

営庭での非実射訓練

依託要領の研究

背のうを背負っての射撃

スキー装着のまま射撃


一糸乱れぬ息の合った乗員連携!
16式機動戦闘車ベストクルー競技会

 

 第6即応機動連隊機動戦闘車中隊(中隊長 宮本3佐)は、3月4日、美幌駐屯地及び同訓練場において「令和6年度MCVベストクルー競技会」を行いました。
 本競技会は、16式機動戦闘車(MCV)の最優秀乗員チーム(車長、砲手、操縦手及び装填手)を選考するもので、乗員間の連携要領について練度を向上するとともに、士気の高揚・団結の強化を図る目的で行いました。
 競技は、狭窄弾(飛距離が短い訓練弾)による戦闘射撃で行い、参加した14チームが射撃の命中数、要した時間、残弾数等を競い合いました。
 競技会当日、車長の的確な号令、砲手の迅速な初弾の発射及び次弾の修正、操縦手の迅速な発進・停止、装填手の確実な装填動作が組み合わされ、各チームのMCVは生き物のように滑らかに前進、射撃、後退を行い、激戦の結果、山本和則2曹(車長)、佐々木拓哉3曹(砲手)、星唯人3曹(操縦手)、高橋優磨士長(装填手)の4名の隊員がベストクルーの栄光を掴みました。
 中隊は、この成果を糧として新年度に向けて更なる乗員相互の連携強化を図るとともに、任務を完遂し得る中隊を目標に訓練を重ねていきます。

単車内の協同連携

白熱した戦い


冬山遭難者救助に備える!! 生地スキー機動訓練

 

 第6即応機動連隊本部管理中隊(中隊長 北守1尉)は、2月25日、中隊の担当地域である美幌町の生地において「令和6年度第2回スキー機動訓練」を実施しました。
 本訓練は、網走南部森林管理署及び美幌町役場経済部商工観光グループの協力を得て、道東の人気観光スポットでもある美幌峠にてスキー機動訓練を実施し、スキー機動技術の向上を図るとともに、冬季に生起する可能性がある冬山遭難者等の捜索・救助活動の練度を維持・向上する目的で実施しました。
 美幌峠は、標高525mで眼下に日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖が広がっていて、その美しい景色から「天下の絶景」と謳われています。
 訓練当日、美幌峠駐車場到着後、通信点検、準備運動、安全ブリーフィング及び衛生ブリーフィングを行い出発地点まで整斉と隊形を整え、20km行進訓練を開始しました。
 中隊は、部隊を3コGpに区分して訓練を開始、行進隊形を維持して予定どおり目的地に到着し無事訓練は終了しました。
 中隊は、引き続き中隊の担当地域等で積雪寒冷地部隊として必要な訓練を行い、捜索・救助活動等の練度を向上に努めます。

隊形を維持して行進

屈斜路湖を横目に行進

アキオに注意しながら滑走

呼吸を合わせてアキオをけん引


一刻も早く遭難者を救助せよ!
令和6年度冬季藻琴山救助訓練

 

 第6即応機動連隊火力支援中隊(中隊長 田中3佐)は、2月6日、大空町藻琴山自然休養林キャンプ場及び山頂付近において網走地区消防組合大空消防署主催の「令和6年度冬季藻琴山救助訓練」に参加しました。
 本訓練は、冬季に予想される災害、特に冬山遭難者等の捜索・救助に係る練度を維持・向上させるとともに当該関係部外機関との連携強化を図ることを目的として実施されました。
 訓練は、「藻琴山中腹において雪崩が発生し、1名が埋没した」との想定で、消防と自衛隊が合同の山岳救助隊を編成して実施しました。
 当日は天候に恵まれ、合同山岳救助隊は、キャンプ場入り口において安全教育及び調整を行った後、消防署の経路案内により午前9時40分に入山して訓練を開始、藻琴山中腹の捜索予定地域に向けて前進しました。
 到着後、消防が予め準備した模擬遭難者を見つけ出すため、雪崩トランシーバーを使用して捜索を開始し、模擬遭難者からの信号を確認するとプローブを使用して模擬遭難者の位置を特定し、慎重にスノースコップで救助後、アキオ(遭難者搬送等に使用するソリ)による搬送を実施し、訓練は異状なく終了しました。
 本訓練により火力支援中隊は、冬山遭難等に対する捜索・救助活動に係る練度を維持・向上させるとともに消防との連携を更に強化することができました。

消防隊員の先導で前進

「雪崩トランシーバー」で位置を特定

「プロービング」で捜索

「アキオ」に遭難者を乗せ搬送


陸空一体のチームワーク!!
あばしりオホーツク流氷まつり支援

 

 第6即応機動連隊機動戦闘車中隊(中隊長 宮本3佐)は、1月16日から2月7日までの間、網走市港町網走商港埠頭特設会場において「あばしりオホーツク流氷祭り」を支援しました。
 本支援は、あばしりオホーツク流氷祭り実行委員会が主催するイベントに網走分屯基地(作業隊長・長尾准尉)と協力し、氷のすべり台、メインステージの制作及び会場設営協力作業を支援し、円滑なイベント運営に寄与するとともに自衛隊に対する理解と親近感の醸成を目的として参加しました。
 これまで機動戦闘車中隊と網走分屯基地は網走流氷おどりや網走マラソン等、積極的に網走市に対する行事を支援しています。
 今回、現場指揮官を網走分屯基地の隊員が務め、その指揮のもとで作成にあたりました。
 支援期間中は-10℃を下回る気温の日や、降雪等の悪天候に見舞われる日などがあったが緻密な作業工程管理により予定どおり作成を完了しました。
 祭りが開催される直前の2月5日には会場に美幌駐屯地司令(中津1陸佐)と網走分屯基地司令(高江2空佐)が揃って激励に訪れ、共同で作成した滑り台を体験するとともに両自衛隊の支援隊員の労を労いました。
 機動戦闘車中隊は本支援を通じて、地域の皆様の自衛隊への理解と親近感を深めることに寄与するとともに、網走分屯基地と協力関係を強化し円滑なイベント運営に寄与することができました。

滑り台の位置を測量

削りだした雪を連携して運搬

両司令による滑り台の機能点検
(左・中津司令 右・高江司令)

陸・空自衛隊集合写真


積雪寒冷地部隊として 必要な最新の知識・技能を普及

 

  第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、美幌駐屯地において、連隊の部隊スキー指導官に対する「連隊普及教育」を実施しました。  本教育は、本部管理中隊(上級スキー指導官 武藤3曹)が計画し、連隊内の部隊スキー指導官及び連隊隊員に対して、「スキー検定の実施要領・評価要領の明確化」、「スキー技術の早期練度向上」及び「指導官の指導能力向上」を目的として実施しました。  教育は平地・傾斜地での移動技術、遭難者救出法及び応急処置の順に教育を実施しました。  山岳部において捜索隊自らが行う、コンパニオンレスキュー(遭難者を発見し、医療的処置を行う事)による展示を実施後、先発隊6名中2名が雪崩に巻き込まれた想定で捜索を行い、遭難者を救出後、応急処置までの一連の行動を実施し、教育は終了しました。  連隊は、積雪寒冷地部隊としてスキー技術の向上、遭難者の捜索要領等、日々訓練を重ね事態に即応できるよう態勢を確立していきます。

最先任上級曹長による説明

武藤恭平3曹による平地技術展示

捜索要領展示

応急処置展示


各部隊との連携強化を図り 連隊の指揮幕僚活動能力を向上

 

  第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、1月14日から1月20日までの間、美幌駐屯地において、令和6年度指揮所訓練センター訓練を実施しました。  本訓練は、北部方面指揮所訓練支援隊の支援の下、指揮所訓練統裁支援システムを用いて、連隊本部・各中隊・他職種協同部隊との連携強化及び指揮幕僚活動能力の向上を図る目的で実施しました。 参加部隊は第6即応機動連隊のほか、配属・協同部隊として第5旅団に所属する第5特科隊、第5後方支援隊、第5施設隊及び第5情報隊が参加しました。  訓練に臨むにあたり中津1佐は「有機的な幕僚活動」「情報と火力の連携」「敵情に応じた逐次の計画修正」の3点を要望しました。  状況間、隊員たちは変動する状況の中、昼夜問わず統制・調整を実施し、お互い積極的に連携を図りつつ、任務達成に向け真摯に取り組みました。  状況終了後の研究会では、各部隊との連携などの問題点を即座に明らかにして処置・対策を講じ、今後の練成の資としました。 

地図上で認識統一

連隊本部活動

システムを利用して、情報確認

連携を図りシステム運用


FTC参加に向けて準備に万全を期す 事前練成訓練

 

第6即応機動連隊第2普通科中隊(中隊長 木村1尉)は、1月20日から24日までの間、美幌駐屯地訓練場において、「FTC(富士訓練センター)訓練参加」に向けた事前練成訓練を実施しました。  本訓練は陣地防御に関する練度、特に夜間における斥候対処、主陣地における対機甲戦闘及び対歩兵戦闘の練度を向上させる目的で実施しました。  第2普通科中隊はFTC参加に向け、中隊の威信をかけて挑み、機動戦闘車中隊等により戦力を増強し、作戦計画を入念に策定し、訓練を段階的に実施してきました。  訓練間は、努めて早期からの砲迫火力・機動戦闘車火力を効果的に発揮して敵部隊の侵攻を遅滞させる等、FTCに向けてさらに練度を向上することが出来ました。

警戒を実施する隊員

敵を発見する

火力を最大限発揮

対機甲戦闘を実施


戦闘は野外のみならず! 市街地戦闘訓練

 

 第6即応機動連隊本部管理中隊狙撃班(班長 小林曹長)は、1月30日から31日までの間、美幌駐屯地内において「市街地戦闘訓練」を実施しました。  本訓練は、市街地における屋内外の基礎的な戦闘行動の練度向上を目的として狙撃班長が主導して実施し、各中隊の隊員が参加しました。  実施内容は各種射撃(準備)姿勢、2名1組で行うツーマンドリル、4~5名で行うスタック、屋外における通過・接近要領等を演練しました。  連隊は今後も同様の訓練を継続し、部隊行動の練度向上に寄与

射撃準備ドリル

スタックで前進

警戒しながら通過

連携して掃討


駐屯地年忘れ行事

 

 美幌駐屯地(司令 中津1佐)は、令和6年12月21日、駐屯地において、「駐屯地年忘れ行事」を実施しました。
 本行事は、隊員家族等を招待し、家族間コミュニティーを活用した隊員及び隊員家族の1年間の慰労と令和7年に向けての新たな杵はとても重かったけどお父さんと一緒にできて楽しかった」と声を弾ませていました。隊員と家族でついた餅は、お雑煮やきな粉もち等に調理して参加者に振る舞われました。
 各部隊の餅つきの後には、駐屯地曹友会主催による「駐屯地年忘れ抽選会」が開催し、当初、子供抽選会を実施しました。見事当選したお子さん達は満面のる気力の充実及び各部隊内の融和団結を図ることを目的に実施しました。  副連隊長の挨拶から始まった餅つきは、各部隊長が杵を振り下ろし、振り下ろす度に隊員から「ヨイショ!」と掛け声が会場内に鳴り響きました。
 初めて餅つきに挑戦したというお子さんも多く、ご家族と協力してつく姿が見られました。参加したお子さんは「笑みで、駐屯地曹友会から景品を受け取り、参加賞としてお子さん全員に対してもお菓子が配られ、喜ぶ顔が見られました。
 その後、一般抽選会では景品を当てるべく駐屯地全隊員等が抽選券を握りしめ、当選者が読み上げられる度に一喜一憂する声が聞かれました。
 行事最後には、司令の挨拶があり、隊員等に対して一年間の激務を慰労しました。
 令和6年を締め括る駐屯地年忘れ行事は、駐屯地のあちこちで楽しげな声にあふれ、盛会のうちに終了しました。

お父さんと一緒に餅つき

お子さん全員にお菓子が配られた

熱気に包まれる抽選会

司令からの慰労の言葉


令和6年度第2次連隊射撃訓練

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、令和6年12月15から12月17日までの間、然別演習場において、「令和6年度第2次連隊射撃訓練(81mm迫撃砲射撃)」を実施しました。
 本訓練は、昼夜間における射撃練度の維持・向上と、冬季の特性に応じた陣地構成等を確認する目的で実施しました。
 訓練当日、前進観測班は正確な目標の標定をして、射撃指揮班は正確な射撃諸元の算定、的確な射撃号令をかけ、分隊は迅速な射撃を行い、三者による連携訓練を実施しました。
 また、冬季の特性に応じた射撃陣地の構築及び夜間において正確な分隊動作による夜間の照明弾射撃は目標を確実に照明し、成果のある射撃となりました。
 連隊は、積雪部隊として冬季に必要な知識及び技能を概ね修得し、今後さらなる部隊の躍進に繋げていきます。

昼間射撃

正確な射撃を実施

夜間照明弾射撃

夜空に煌めく1番星

激励

夜間でも正確な射撃


山地潜入訓練

 

 第6即応機動連隊本部管理中隊(中隊長 北守1尉)は、令和6年12月12日、美幌駐屯地レンジャー塔において狙撃班が主体となり「令和6年度第2回狙撃班山地潜入訓練」を実施しました。
 本訓練は、中隊の狙撃手に対して、リぺリング(ヘリコプターや建物の屋上からロープで降下する方法)、アイゼン及びアックスを使用した登はん並びに引き上げ救助訓練を実施して狙撃手として任務に必要な山地潜入技術の向上を図る目的で実施しました。
 訓練は、リぺリングから始まり、狙撃手は狙撃銃、背のう(25kg)及びショットハーネスを身に付けるとともに降下器材(カラビナ又はID)を使用し、ロープに体を託してバランスと力加減に留意し、降下までを段階的に演練しました。
 その後、アイゼン及びアックスを使用した冬季における登はんを実施し、狙撃手を主体に傾斜した氷や雪を想定した基礎的な冬季の登はん要領を演練しました。
 最後に、救助訓練に移行し、滑落した隊員を救助する想定で行われ、狙撃手は呼吸を合わせて引き上げ、吊り下ろしなどの救助要領について練度を向上しました。
 中隊は、引き続き様々な訓練を実施して、狙撃手の練度向上を図っていきます。

ロープに体を託して降下

アイゼン及びアックスを使用した登はん訓練

安全管理を徹底

呼吸を合わせて引き上げ救助


第2回補助担架要員養成集合教育

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、11月25日から12月13日までの間、美幌駐屯地及び同訓練場において、「令和6年度第2回補助担架要員養成集合教育及び練成集合訓練」を実施しました。
 本教育は、各中隊の隊員に対し、補助担架要員養成集合教育を実施して、補助担架員に必要な知識及び技能を修得させるとともに、資格保有者に対して練成集合訓練を実施し、連隊の第一線救護能力の向上に資することを目的に実施しました。
 教育では、あらゆる場面での負傷者の処置及び観察を重視し、救命ドクトリン(原理・原則)の時間概念を踏まえた迅速な処置を演練するとともに、傷病者輸送における「あらゆる手段を用いた迅速な後送」を追求し、担架班による迅速な状況判断及び火力支援」と連携した後送を重視する教育を実施しました。
 養成集合教育及び練成集合訓練共通の総合訓練において参加者は、それまでの練成で培った知識及び技能を最大限に発揮して、戦闘で発生した傷病者に対する救急処置を実施後に、担架班による患者集合点への後送及び中隊救護員への申し送りまでの一連の要領について演練しました。
 連隊は、隊員に最新の知識及び実践的な技能を修得させ、仲間を助けるために更なる練度向上を図っていきます。

負傷隊員を迅速に処置

保温も欠かさず

負傷隊員を搬送

衛生隊員に申し送り


警察との共同訓練

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、12月9日~11日までの間、美幌駐屯地において、第6即応機動連隊改編後初となる「警察と自衛隊との共同訓練」を実施しました。
 本訓練は、第6即応機動連隊第3普通科中隊(中隊長 菅原3佐)と北海道警察北見方面本部が参加し、警察と自衛隊との現地協定に基づき、共同で訓練することにより、相互の任務分担、共同対処要領を確認、検証するとともに、緊密な連携態勢を構築することを目的として実施しました。
 訓練は、3日間にわたって行われ、初日の9日は、警察による職務質問の教育及び実習等を行いました。
 翌10日は、輸送訓練及び検問について訓練し、共同対処要領について確認しました。
 最終日の11日には、総合訓練を行い、訓練開始に先立ち実施した訓練開始式において自衛隊統裁官の中津1佐は「警察・自衛隊双方の優れた部分を吸収し、不得手とする事項を補完して共同対処の実効性を向上することを期待する」と述べました。
 また、緊急輸送訓練においては、駐屯地内だけではなく、美幌町内の公道も使用して訓練を行ないました。
 検問訓練での各種対処要領では、即応機動連隊の能力を発揮するとともに相互の任務区分や対処要領を確認しつつ、共同調整所で状況を正確に把握しながら緊密な連携強化を図り、訓練は終了しました。
 本訓練を通じて、警察との共同対処能力の向上と連携の強化を図る事が出来て、実りある訓練となりました。
 連隊は、本訓練で得た成果を基に、今後も各機関との連携訓練を実施していきます。

警察による職務質問についての座学

訓練開始式

共同緊急輸送訓練

共同調整所で認識統一


地図判読訓練

 

 第6即応機動連隊第1普通科中隊(中隊長 今村3佐)は、12月6日に置戸町において地図判読訓練を実施しました。
本訓練は、生地を利用し、昼間における自己位置判定及びコンパス行進について普通科隊員として必要な能力と練度を維持・向上させる目的で実施しました。
 訓練では置戸町の山地を使用し、中隊を4個グループに分け自己位置判定及びコンパス行進を行いました。
自己位置判定では、入隊経験の浅い陸士で編成されたグループは現地で教育を受講後、地図と現地の地形を照らし合わせ、自己位置の判定要領を理解しました。
 コンパス行進では、示された各ポイントにコンパスと歩測を用いて前進、各ポイントに到着する度に教官から是正事項について指導を受けて段階的に練度を向上し、各グループは最終ポイントに誤差なく到着する練度に達しました。
 中隊は継続的に地図判読訓練を実施し、普通科隊員として必要な能力と練度を維持・向上していく。

現地で教育を実施

地図と現地の地形を照合

自己位置の判定

ポイント到着後、教官から是正事項の指導

激励

誤差なく前進


令和6年度第4回斥候要員集合訓練

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、12月2日~12月6日の間、美幌駐屯地及び美幌訓練場において、「令和6年度第4回斥候要員集合訓練」を実施しました。
 本訓練は、偵察小隊及び普通科中隊の斥候に対し、富士トレーニングセンター(以下、FTC)訓練参加を見据えて、情報収集、火力要求及び伏撃の練度向上を図ることを目的として実施しました。
 情報収集については、各種地形の通過、障害構成、ドローン操作訓練、火力要求については、移動目標に対しての要領を演練し、伏撃においては敵の地域における情報収集や伏撃の要領を確認しました。
 連隊は、FTC訓練参加を予定しており、引き続き斥侯要員の各種任務遂行に必要な練度向上に努めていきます。

火力要求訓練

障害構成

伏撃要領の展示

ドローンの練度判定


FTC運営参加に向けて、中隊練成訓練

 

 第6即応機動連隊第2普通科中隊(中隊長 木村1尉)は、11月25日から29日までの間、美幌駐屯地及び同訓練場において、増強第2普通科中隊として「中隊練成訓練」を実施しました。
 中隊は、富士訓練センター(FTC)での訓練に参加を予定しており、その準備として防御における戦闘前哨、対機甲戦闘等を重点的に演練するとともに、併せて小隊訓練検閲を実施しました。
 訓練に先立ち、中隊は能力を最大限に組織化するため、配属部隊と綿密な調整を行うとともに、戦闘指導や予行を通じて隊員一人まで企図の徹底を図りました。
 訓練では、防御準備の間に敵の侵攻を阻止する強固な陣地及び火網を構築して防御準備を概成し、敵の攻撃に対して、諸職種部隊と有機的に連携して積極果敢に戦闘を実施しました。
 中隊は、本訓練で得た成果・教訓をもとに更に練度を向上し、FTC訓練に臨みます。

無線連絡

機動戦闘車小隊と連携

対機甲戦闘

敵の行動を予測


永年勤続表彰式

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は11月25日、美幌駐屯地において永年勤続表彰式を実施し、勤続25年を迎えた隊員11名に対し、防衛大臣からの表彰状を代理授与しました。
 本行事が開始し、連隊長から受賞者に対し、表彰状を一人ひとりに手渡し、「ここまでこれたのは受賞者の努力もさることながら、家族、同僚等の支えがあったからこそであり、周囲の方々への感謝を忘れることなく、これからは後輩隊員の活模範となり、引き続き定年退官まで勤務してもらいたい」と祝辞を述べました。
 その後、駐屯地司令室において受賞者と連隊長及び中隊長との記念撮影が行われ、本行事の記念としました。

表彰状授与

連隊長祝辞


多目的型射撃評価システム試験射撃

 

 第6即応機動連隊(連隊長 中津1佐)は、11月18日から20日までの間、美幌駐屯地内及び同射撃場において、美幌射撃場への多目的型射撃評価システム(以下評価システム)導入に伴い、各中隊を対象に普及教育及び試験射撃を実施しました。
 これまでは標的操作や命中・不命中の評価を実施するため、多くの勤務員を配置していたところ、評価システムの導入により大幅に勤務員を削減できるとともに、射手についても射撃結果を手元のモニターにより正確・迅速に確認し、射撃に反映できるようになりました。また、標的の動きを自由に設定できる等の様々な機能が備わっており、多様な訓練を実施できるようになりました。
 19日、試験射撃を行い、標的に対し小銃射撃を実施して評価システムが正常に機能することを確認しました。
 20日、業者による教育では、各中隊の訓練担当者が参加して評価システムの設置、設定等の使用方法について説明を受けました。  参加者は、真剣に耳を傾けて、細かい点に至るまで質問をするなど、評価システムを用いた射撃の実施と普及のため真摯に教育を受けました。
 連隊は、導入した評価システムの活用により、更なる射撃練度の向上を図っていきます。

システムの説明

標的装置の設置

モニター横で射撃

モニター画面の説明

激励

モニターで弾痕の確認

 

 

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