平成29年7月24日、留萌駐屯地においてレンジャー隊員が誕生した。第26普通科連隊(連隊長 西田1佐)が担当したレンジャー養成訓練に、資格検査に合格した29名の隊員がレンジャー隊員を目指して約3ヶ月の訓練に臨んだ。
 この訓練は、陸上自衛隊で最も過酷な訓練と言われており、精神力・自己の体力の限界を超えられた者のみが残れる訓練である。最終想定では、隊員が20名になり、約4日間、不眠不休の中で任務完遂を目指し互いに助け合い、留萌駐屯地を目指した。
 留萌駐屯地には、レンジャー隊員の帰還を心待ちにした、沢山の家族や友人、所属部隊の隊員達が花道を作った。強く逞しく成長したレンジャー隊員が見えると、拍手が鳴り響き感動の涙や笑顔で出迎える家族の姿にレンジャー隊員達は、最後の力を振り絞り花道を駆け抜けた。
 帰還したレンジャー隊員には、厳しい訓練を乗り越えた証であるレンジャーき章が授与されレンジャー隊員の目からは、涙が溢れた。
 
▲非常呼集がかかり、直ちに出動準備 
 
作戦計画 ▲個人用物品の点検
▲空路潜入
▲命令下達・戦闘指導  ▲敵指揮所の襲撃
▲水路離脱
 ▲留萌駐屯地へ帰還
▲家族、隊員達に出迎えられ留萌駐屯地を駆け抜ける
 
▲帰還したレンジャー隊員
 
第26普通科連隊長より一人ひとりレンジャーき章が授与された。
 
ご家族にインタビュー
 レンジャー 山本 和邦
奥様     桃子さん
Q1 レンジャーに対するイメージを教えて下さい。
奥様  「自衛官の中の自衛官」

Q2 レンジャー教育が決まった時の心境を教えて下さい。
奥様 最後まで頑張って下さい。

Q3 レンジャー教育中に大変だった事はありますか。
奥様 長期不在で寂しかった

Q4 レンジャーになった、和邦さんに一言お願いします。
奥様  「お疲れ様でした。ゆっくり休んでね」
   
レンジャー  菅原 潤
奥様       千恵さん
Q1 レンジャーに対するイメージを教えて下さい。
奥様  最も過酷な訓練

Q2 レンジャー教育が決まった時の心境を教えて下さい。
奥様  希望していたので、応援しました。

Q3 レンジャー教育中に大変だった事はありますか。
奥様  寂しかったです。

Q4 心配だったことは、ありますか。
奥様  ケガや病気にならないか心配でした。


Q5 レンジャーになった、潤さんさんに一言お願いします。
奥様 「お疲れ様でした。大好きなカレーライス沢山作るね!」
 
  レンジャー  福田 裕也 
お母様    福田 智恵子さん
お姉さん   佐藤 梨奈さん
Q1 レンジャーに対するイメージを教えて下さい。
お姉さん  過酷

Q2 レンジャー教育が決まった時の心境を教えて下さい。
お姉さん  不安でした。

Q3 心配だったことは、ありますか。
お姉さん  ケガや病気にならないか心配でした。

Q4 レンジャーになった、潤さんさんに一言お願いします。
お母様  「元気な姿を見れて安心しました。本当におめでとう!」
お姉さん 「お疲れ様!!元気そうで良かったです」
 
 
 主任教官からレンジャー隊員へ
 レンジャーき章を胸に付ける重みを感じて欲しい。本当のレンジャー隊員としてのスタートはこれから始まります。
1等陸尉 竹久 一彦