隊の活動状況
令和元年度隊冬季集中訓練
 第11特科隊(隊長髙山1佐)は、令和2年1月27日から1月31日までの間、北海道大演習場(有明地区)において、令和元年度冬季隊集中訓練を行った。
 本訓練(隊訓練・中隊訓練)は、積雪寒冷の状況下における、隊の特性に応ずる戦闘行動を遂行できる練度を維持・向上する目的で実施した。
 訓練は、宿営地、経路等の偵察に引き続き車両による部隊機動を実施した。集結後は、隊及び中隊計画による訓練を行った。
 隊訓練では、冬季における宿営のほか、各雪上車を使用した陣地占領の準備、警戒・自衛戦闘及び冬季の野外炊事能力を目的とした炊事場の開設、温食の調理等を行った。
 中隊訓練では、雪上車を使用したジョーリング及び不整地におけるスキー行進により、冬季機動能力の練度を向上させたほか、冬季の特性に応じた射撃陣地への進入の準備、気温及び雪質を考慮した射撃陣地の築城、中隊陣地における警戒組織の構成等を行った。
 訓練最終日には、各中隊が築城した施設等を相互に研修し、多くの知識や技術を共有する、実りの多い訓練となった。
軽雪上車による先行班の偵察

78式雪上車によるジョーリング

重装備による不整地のスキー行進
木枠を使用したアイスクリートの作成
   
偽装網下における射撃陣地の築城
測量班による陣地地域測量