隊の活動状況
令和元年度職種等強化施策(特科)
 第11特科隊(隊長髙山1佐)は、令和元年11月17日から27日までの間、矢臼別演習場において、令和元年度職種等強化施策(特科)に参加した。
 本訓練は、師団等の陣地防御における情報と火力の連携(目標情報資料の収集・処理及び火力の発揮)の練度向上を図る目的で行われ、隊は、年度当初から観測機関の標定精度・標定報告の速度向上における具体的な目標を確立して、限られた時間の中で練成を継続して本訓練に臨んだ。
 隊は、一連の状況下において、第2科の見積及び自隊観測機関の情報資料と、合同情報所からの情報を処理するとともに、各情報部隊(第1電子隊、情報教導隊及び北部方面情報隊)との連携により、射撃に資する情報を収集しつつ、射撃を実行した。
 また、観測斥候については、敵砲迫陣地等に潜入して、目標の捜索・標定活動により、敵砲迫の撃破に寄与した。
 訓練の終始を通じ、日中でも氷点下となる厳しい気象条件の中ではあったが、隊長を核心として、特科隊一丸となり、これまで積み上げてきた成果を遺憾なく発揮して、所望の成果を得て任務を完遂した。
特科隊編成完結

OPによる射撃の観測

P-16(大砲レーダ)による標定
火力調整所での火力調整
   
レーダ指揮所せの情報処理
測量指揮所での情報処理