隊の活動状況
令和元年度第3中隊実動検閲
 第11特科隊(隊長髙山1佐)は、令和元年10月8日から10月10日までの間、北海道大演習場(千歳・恵庭地区)において、第3中隊実動検閲を行った。
 本検閲は、受閲中隊の訓練成果を評価するとともに、その進歩向上を促す事を目的として、普通科連隊に直接的に協力する射撃中隊の戦況の推移に基づく状況判断、決心及び指揮を敵警戒部隊の駆逐から敵第一線陣地に対する攻撃までの一連の行動をもって検した。
 第3中隊長(早坂3佐)は、「柔軟性を発揮し任務を遂行せよ」「いきのこれげきはせよ」を要望事項として、中隊一丸となり陣地攻撃における射撃中隊の行動について、状況の変化に即応できるよう綿密に計画を策定し、状況の推移に応じて火力の統制及び調整を行うとともに、火砲の広域分散及び頻繁な小移動により、健在性の保持に努め、継続的かつ積極・主動の火力発揮を実施した。
 検閲には、9月18日に配属された新隊員も参加をしていたが、寒暖差の激しい環境に負けることなく若さで乗り越えた。
 当初から冷たい雨が降る苦境での検閲となったが、第3中隊長を核心として、これまでの練成成果を遺憾なく発揮して、与えられた任務を完遂した。
第3中隊受閲準備完了

激しい雨の中の陣地変換

連隊指揮所において火力調整を行う中隊長
有線構成する通信陸曹
   
化学攻撃を受けガス検知する隊員
機関銃による対空戦闘
   
 砲弾落下により負傷した隊員の搬送  「若さで乗り越えました。」新隊員(横井1士)